2020年4月1日、スマートフォンのベンチマークを測定するアプリケーション「Antutu」は2020年3月までに発売済みのスマートフォンのパフォーマンスランキングを発表しました。 測定はv8にて行われ、スコアは最高スコアではなく1000以上のデータの平均スコアとなります。
2020年3月 Android Antutuランキング
新たにSnapdragon 865搭載端末が多くリリースされたことにより、TOP10の全てがSnapdragon 865搭載端末。見事首位を獲得したのは、「OPPO Find X2 Pro」です。OPPOがベンチマークスコアで1位に輝いたのは初のことで、唯一の60万点超えになります。
また、新たなストレージ規格としてUFS 3.1が登場しましたが、UFS 2.1→UFS 3.0のような劇的なスコアの向上は見られないようです。
(※iQOO 3とvivo NEX 3SのみUFS 3.1を採用)
iQOO 3の実機Antutu測定でも、公式発表と近い588804
CPU性能とGPU性能は非常に高いスコアですが、UX性能にはまだ伸びしろがあります。(※UX性能はリフレッシュレートの影響を受けます。iQOO 3は60Hz)
端末名 | ベンチマーク | |
1 | OPPO Find X2 Pro 12GB+512GB | 606389 |
2 | Xiaomi Mi 10 Pro 12GB+512GB | 598572 |
3 | OPPO Find X2 8GB+256GB | 590253 |
4 | Redmi K30 Pro 8GB+128GB | 589607 |
5 | iQOO 3 12GB+512GB | 588305 |
6 | BlaclShark 3 Pro 12GB+512GB | 588125 |
7 | realme X50 Pro 5G 8GB+128GB | 588055 |
8 | vivo NEX 3S 5G 12GB+256GB | 586577 |
9 | Xiaomi Mi 10 12GB+256GB | 579550 |
10 | BlackShark 3 8GB+128GB | 570723 |
2020年3月 Android ミドルレンジ Antutuランキング
フラグシップ部門とは異なり、「Dimensity 1000L」「Exynos 980」「Snapdragon 765G」「Kirin 810」「Helio G90T」など多くの顔ぶれがTOP10にランクイン!その中でも、Dimensity 1000L搭載のOPPO Reno 3 5Gの40万点超えというスコアは圧倒的でMediaTekの強さが伺えます。
測定元のAntutuによると、「MediaTekのDimensity 1000Lは、他社を圧倒している。Qualcomm、Samsung、HiSilicon(HUAWEI)はミドルレンジSoCの位置付けから再検討する必要がある。」と述べています。
また、Hisiliconはkirin 810の後継SoC「Kirin 820」を発表し、同SoCを搭載した「Honor 30S」も同時に発表しています。
3月31日発表だったため、データ不足により今回のランキングには掲載されませんでしたが、「Exynos 980」や「Snapdragon 765G」を上回ることが予想されています。(発表会ではAntutuスコア37万点と公表)
端末名 | ベンチマークスコア | |
1 | OPPO Reno 3 5G 8GB+128GB | 407340 |
2 | vivo X30 5G 8GB+128GB | 326822 |
3 | Redmi K30 5G 8GB+128GB | 324717 |
4 | OPPO Reno 3 Pro 5G 8GB+128GB | 320314 |
5 | Honor 9X Pro 8GB+128GB | 310531 |
6 | HUAWEI nova 6 SE 8GB+128GB | 307522 |
7 | Honor 9X 8GB+128GB | 306077 |
8 | Honor 20S 8GB+128GB | 303363 |
9 | HUAWEI nova 5i Pro 8GB+128GB | 300342 |
10 | Redmi Note 8 Pro 6GB+128GB | 289257 |