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Snapdragon 8 Gen 2は、TSMCが独占的に製造へ。これに伴い、電力効率が大幅に向上


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Snapdragon 8 Gen 2

Qualcommの次期ハイエンドSoC、Snapdragon 8 Gne 2はTSMCによって独占的に製造され、電力効率が大幅に向上すると伝えられています。

アナリストの郭明錤 (Ming-Chi Kuo)氏は、「TSMCは2023年と2024年にQualcommの主力製品である5Gチップの唯一のサプライヤーになるでしょう。」と伝えています。

つまり、Qualcommの次期旗艦SoC「Snapdragon 8 Gen 2 / Gen 3」はTSMCによって独占的に製造されることとなります。また、Samsungは2025年まで最先端プロセスの重要な顧客を失うことを意味します。

以前より、Samsungの低い歩留まりが懸念されており、これが製造委託先の切り替えの大きな要因となっている模様です。
Snapdragon 8 Gen 1はSamsungの4nmプロセスで製造されますが、その歩留まりは35%であると伝えられています。これは、Snapdragon 8 Gen 1をSamsungが100個製造しても、実際にメーカーに出荷できるのは35個ということです。

その一方で、TSMCの4nmプロセス製造の歩留まりは70%であり、Samsungの2倍にも及びます。

https://twitter.com/UniverseIce/status/1545701513397694464
また、著名リーカーのIce universe氏は、「Snapdragon 8 Gen 2の電力効率は、Snapdragon 8+ Gen 1と比較して少なくとも15%高くなります。問題が無ければ、これは過去6年間のAndroidスマートフォンの中で最も優れた電力効率を備えたハイエンドSoCになります。」と述べています。

さらに、同氏は「スマートフォンの買い替えを急いでいないAndroidユーザーの場合、Snapdragon 8 Gen 2搭載機が発売されるのを待って買い替えたほうが良いでしょう。私の判断を信じて下さい。」と付け加えています。

Snapdragon 8 Gen 2の詳細な仕様は判明していませんが、電力効率の改善は先述したTSMCへの製造委託先の切り替えが影響しているのでしょう。

なお、Qualcommの次期ハイエンドSoC「Snapdragon 8 Gne 2」は例年よりも早く、今年11月中にも発表される見込みです。

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