海外にいく際にスマホをどうやって使おうか毎回悩みますよね。大手キャリアでは1dayの海外データ通信980円等のサービスを行なっていますが格安SIMでも海外データ通信を利用できるのでしょうか?
今回の記事では、格安SIMが海外でも使えるかや海外旅行で役立つデータ通信の知恵をまとめていきます。
海外でも使える格安SIM
まず、日本国内で使用している格安SIMで海外ローミングが可能なものを紹介します。格安SIMでも海外で使える
ドコモやauなどの大手通信キャリアは海外の通信設備を通して音声通話やデータ通信が行えるようになっています。そのため、大手通信キャリアの通信設備を借り受けてる格安SIMでも同様に海外の通信設備に接続することができます。そのため、国内で使っていたスマホと格安SIMでも、そんまま海外で使用することができます。格安SIMでこのサービスが利用できるのは以下の通りです。
・楽天モバイル
・mineo
・LINEモバイル
・UQモバイル
・BIGLOEモバイル
・Y!mobile
・イオンモバイル
・IIJmio
・OCNモバイルONE
・U-mobile
・DTI SIM
格安SIMで海外ローミングをする際の注意点
上記の格安SIMは海外ローミングが可能ですが、注意点もあるので紹介していきます。・通話は対応していてもデータ通信には対応していない
・3Gか2Gの使用になる
・申し込む際にパスポートが必要な場合もある
・請求が割高になる場合もある
大手通信キャリアでデータ通信が1日パケット放題になるサービスがありますが、そのサービスは格安SIMにはありません。データ通信を行いたい場合は別の通信手段を用意する必要があります。その点については以下で取り上げます。
海外でもデータ通信ができる格安SIM
上記では音声通話のみの使用でデータ通信はできなかったのですが、データ通信を可能とする方法もあります。海外旅行用の格安SIM
格安SIMの中でも海外旅行者向けに用意された海外用SIMがあります。海外用SIMでは音声通話もデータ通信も可能となります。・楽天モバイル「海外SIM」 2019年1月31日をもってサービス終了予定
・mineo「海外用プリペイドSIM」 2018年8月31日をもってサービス終了
・IIJmio「海外トラベルSIM」
これらは、海外渡航前に日本で購入できる海外用SIMとなっています。また、事前に音声通話とデータ量の上限が決められているので海外で使いすぎて高額な請求がくると言うことはあります。現地で上限を使い切ってしまっても追加でチャージすることも可能です。
海外用SIMの料金
上記の楽天モバイル・mineo・IIJmioでは海外用にSIMも提供を行なっていますが、それぞれの料金について紹介していきます。まず、初期費用としてSIMパッケージ代金として3,240円が発生します。そして、音声パックやデータパックを購入してチャージする形になります。
楽天モバイル 「海外SIM」
楽天モバイルのSIMパッケージには最初から30MBがチャージされています。渡航先によってパック料金が異なるので各パックで対象となる国を確認してから購入するよう注意しましょう。また、購入時に楽天スーパーポイントを貯められるのが特徴です。
データ通信 ヨーロッパパック
50MB 820円200MB 1,930円
500MB 3,850円
データ通信 北アメリカパック
50MB 880円200MB 2,040円
500MB 4,240円
データ通信 アジアパック
50MB 1,040円200MB 2,310円
500MB 4,950円
通話+SMS ヨーロッパパック
通話100分+SMS100通 3,190円通話300分+SMS300通 7,150円
通話+SMS 北アメリカパック
通話100分+SMS100通 4,290円通話300分+SMS300通 9,680円
通話+SMS アジアパック
通話100分+SMS100通 4,070円通話300分+SMS300通 9,020円
楽天モバイルの対象国一覧
ヨーロッパパック | アイスランド、イギリス、イタリア、ウクライナ、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、ポルトガル、モナコ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア |
北アメリカパック | アメリカ合衆国(ハワイ、アラスカ、サイパン、グアムを除く)、カナダ |
アジアパック | インド、インドネシア、オーストラリア、大韓民国、カンボジア、シンガポール、タイ、台湾、中国、ニュージーランド、香港、マレーシア |
また、地域別パックの対象外の国でも従量課金制のクレジット購入が可能です。
地域別に通話料とデータ量に応じた料金が設定されており1,000円・3,000円・5,000円・10,000円単位で購入する形となっています。
IIJmio 「海外トラベルSIM」
IIJmioの海外トラベルSIMは世界42の国と地域で使えて、地域別に料金設定が変わらないというシンプルで分かりやすいという特徴があります。スタートパック(データ)
3,850円データ量 500MB
通話量 なし
有効期限 14日間
スタートパック(音声付き)
4,600円データ量 500MB
通話量 30分(SMS25通)
有効期限 14日間
まとめ
いかがだったでしょうか?渡航先でもスマホ利用の準備を必須となってきましたが、今後格安SIMで海外向けSIMが利用できるのはIIJmioのみとなっています。格安SIMの利用に拘らない場合は、空港でポケットWi-fiをレンタルするか、海外現地の携帯会社のプリペイドSIMを購入するなどの方法もあります。渡航先の空港内に現地のキャリアショップがある場合が多いので、多少の語学力が必要となるものの最安値でSIMを利用したいなら試してみる価値はあります。