中国メーカーXiaomiは6月21日に若者向け新ブランドの「CCシリーズ」を設立すると発表しました。そして、7月2日「Mi CC 9」を正式に発表しました。
目次
Xiaomi Mi CC 9を3行でまとめると、、、
- 3200万画素のインカメラ+4800万画素のトリプルカメラを搭載
- Mi 9と同じ有機ELディスプレイでディスプレイ指紋認証にも対応
- SoCはSnapdragon 710を搭載
Xiaomi Mi CC 9のファーストインプレッション
Xiaomi Mi CC 9の基本情報:スペック
価格 | 6GB/64GB:約29,000円 6GB/128GB:約32,000円 |
OS | Android 9 Pie (MIUI 10) |
SoC | Snapdragon 710 |
RAM | 6GB/8GB LPDDR4x |
ROM | 64GB/128GB/256GB UFS2.1 (microSD対応256GBまで) |
Antutuスコア | 約174000 |
ディスプレイ | 6.39インチ FHD+ 2340×1080 19.5:9 AMOLED |
カメラ | アウト:4800万画素(メイン SONY F1.79)+800万画素(超広角 F2.2)+200万画素(深度 F2.4)トリプルカメラ イン: 3200万画素カメラ F2.0 |
バッテリー | 4030mAh(急速充電18W QC4) |
カラー | ブラック/ホワイト/ブルー |
サイズ | 156.8×74.5×8.67mm |
重量 | 179g |
対応バンド | GSM B2 / B3 / B5 / B8 CDMA1X/EVDO BC0 WCDMA B1 / B2 / B5 / B8 TD-SCDMA B34 / B39 FDD-LTE B1/B3/B5/B8 TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 |
対応バンドについてはこちら
Xiaomi Mi CC 9の付属品
- 電源アダプター
- USB Type-Cケーブル
- 保護ケース
- SIMピン
- ユーザーガイド
Xiaomi Mi CC 9のデザイン
Mi CC 9は水滴型ノッチを採用し、やや下部にベゼルがあります。また、ディスプレイ指紋認証を搭載したことにより背面はトリプルカメラのみの配置
接続端子はUSB Type-Cをサポートし、ハイレゾ対応のイヤホンジャックも搭載
デザインは通常のスマートフォンと変わりないですが、ホワイトカラーがポップな色合いでCCシリーズらしさを感じます。
Xiaomi Mi CC 9の性能
Snapdragon 710を搭載
Mi CC 9はSoCにSnapdragon 710を搭載し、ゲームをプレイする際のグラフィックパフォーマンスを強化する「Game Turbo 2.0」にも対応RAMは6GB版と8GB版の展開となっています。
同じくXiaomiから発売されている「Mi 8 SE」でもSnapdragon 710が搭載されており、Antutuベンチマークスコアは174,333点を記録しているため、近いスコアに落ち着くと考えられます。
また、Snapdragon 710と比較されるであろうSnapdragon 660を搭載したOPPO R11のスコアは137,375点であり、22%ほど上回っていることになります。
6.39インチのAMOLEDディスプレイ
Mi CC 9は6.39インチのAMOLEDディスプレイを搭載これはXiaomiのフラグシップ機「Mi 9」と同じパネルのサムスン製AMOLEDスクリーンになります。
このパネルは最大60,000:1のコントラスト比で周りの環境に応じてディスプレイ効果を調整してくれます。
そして、注目なのが「DC調光機能」にサポートしていることです。
有機ELディスプレイはバックライトを必要とせず、ドット自体が点灯・消灯するため優れた発色を実現し、液晶ディスプレイよりも美しく見えるメリットがあります。
ただ、多くの有機ELディスプレイが採用するPWM調光では低輝度時に画面がちらつくデメリットがありました。
それを改善するのが。まさしく「DC調光」になります。
つまり、映像が綺麗で目への負担も軽減されたディスプレイということです!
驚異の3200万画素インカメラ
CCシリーズは、若い女性に支持されるセルフィーアプリを運営する「Meizu」を買収し、共同開発したスマートフォンになりますが、インカメラ性能で魅せてきました。 なんと3200万画素のインカメラを搭載し、AIとの組み合わせで最適なフィルタでの撮影を可能にしています。スマートフォンのカメラ性能を評価する第三者機関「DxOMark」にてインカメラ部門で上位にランクインしているスマートフォンのインカメラと比較しても圧倒的な高さを誇る画素数になります。
※ASUS Zenfone 6は回転ギミックでメインカメラとインカメラが共通なので除く
また、「Mimoji」と呼ばれるリアルタイムで顔の動きを模倣する機能も搭載
これで、短い動画を作ることもできるようです。
下記の動画を見ると分かりやすいです。
4800万画素のAIトリプルカメラ
Mi 9 CCはインカメラだけでなくメインカメラにも強いこだわりがつまっています。約2.9万円〜という低価格ながらも4800万画素(メイン SONY F1.79)+800万画素(超広角 F2.2)+200万画素(深度 F2.4)のトリプルカメラ構成となっています。
4800万画素で細部まで綺麗な撮影を可能し、120°の超広角カメラでは広い背景の撮影、そして被写界深度レンズで背景をぼかした撮影が可能です。
179gと軽量なのに4030mAhの大容量バッテリー
Mi CC 9は4030mAhの大容量バッテリーを搭載しています。本体重量を重くすればバッテリー容量を増やすことは容易ですが、なんと179gと軽量化されています。
4000mAhを超えるバッテリー容量を備えるスマートフォンは200gを超える本体重量になることもあるので、嬉しいですね。
この重さなら長時間スマホを操作していても疲れにくそうです。
第7世代 ディスプレイ指紋認証+顔認証に対応
そして、先のも述べたようにMi CC 9はディスプレイ指紋認証に対応しています。第7世代の認証技術を採用し、前世代よりも認証速度が10%高速化されたようです。
ディスプレイ指紋認証は少し前までフラグシップ機のみの搭載でしたが、約2.9万円〜のスマートフォンにも搭載されるとは驚きです。
まとめ:Xiaomi Mi CC 9は買いか否か
ズバリ、買いです!フラグシップ機「Mi 9」と同様にディスプレイに加え、フラグシップ機レベルのカメラ性能、そしてディスプレイ指紋認証を搭載しながらも約2.9万円〜の価格は非常にコスパに優れています。
若者や自撮りを良くする人がターゲットのスマートフォンですが、それ以外の方でも満足のいくクオリティです。
ただ、SoCがSnapdragon 710という点を忘れてはいけません。
あくまでも処理性能はミドルレンジであり、フラグシップ機で搭載されるSnapdragon 855には及びません。
そのため、最高の処理性能を求める方は「Mi 9」、処理性能は普段使いで十分で価格を抑えたい方は「Mi 9 CC」を検討するのが良いのではないでしょうか。