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スマートフォン

海外製スマホを購入するときは要チェック!対応バンドって何?


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格安SIMサービスが始まった頃は、現在のように家電量販店にSIMフリースマートフォンは並んでいませんでした。

今ではどこでも気軽にSIMフリースマートフォンが購入できるようになり、携帯電話会社で扱っていないようなスマートフォンを購入できる時代になりました。

ですが、まだまだ流通量は少なく、海外の通販サイトを見ると魅力的でちょっと変わったデザインのスマートフォンが多く発売されています。

せっかくだから人と違ったスマートフォンを使ってみたいという人は、海外サイトでスマートフォンを購入したくなるかもしれませんが、購入する前に国内で携帯電話として利用できるか、チェックするポイントを押さえておきましょう。

海外製スマートフォンを購入するときにチェックするポイント

海外製のスマートフォンが日本国内でも利用できるのかは、購入しようとしているスマートフォンの公式サイトや通販サイトに、掲載されているスペック表の「Band」で始まる数字をチェックします。

Bandって何?

このスペック表に記載されている「Band」は、そのスマートフォンが利用できる周波数帯域を確認するための数値です。簡単に言い換えると「テレビ」に似たイメージです。

スマートフォンは携帯電話会社からの電波を利用して、通話やインターネット接続を行っています。この電波は携帯電話会社別に使ってよい周波数帯域と伝送方式が決められており、その方式と一致したスマートフォンしか利用できないようになっています。

そのスマートフォンがどの周波数帯域を利用できるのか、誰もが簡単に把握できるのがBandなのです。 なお国内で販売されているSIMフリースマートフォンは、国内仕様ではなくグローバル仕様のモデルになります。渡航先でSIMカードを調達すれば、安く利用することが可能です。

ただしBandは海外の携帯電話会社ごとに違うので、海外に行く回数が多い方は購入するスマートフォンのBandを確認しておくといいかもしれません。

携帯電話会社のbandは?

スマートフォン側のbandがわかったところで、次は携帯電話会社が提供しているbandを確認しましょう。

先程もちょっと触れた通り、携帯電話会社ごとに提供している周波数帯域が違います。そのためいくら国内で利用できるとうたわれているSIMフリースマートフォンでも、ドコモのSIMカードならアンテナが立つけど、auは圏外となってしまう事象が発生します。

各携帯電話会社が使用している周波数帯域は次のとおりです。

周波数帯域(Band)- LTE

出典:総務省(http://www.soumu.go.jp/main_content/000552764.pdf

周波数帯域(Band)-3G(参考)

出典:総務省(http://www.soumu.go.jp/main_content/000552764.pdf

例えばASUSのZenfone Max(M2)の場合、スペック表を見ると通信方式の欄に
”B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B26/B28”と掲載されています。
(Zenfone Max(M2)の詳細はこちら
この数値と周波数帯域(Band)- LTEの表と照らし合わせます。
Band 1 2 3 4 5 7 8 12 17 18 19 26 28
ドコモ × × × × × × × × ×
au × × × × × × × × ×
ソフトバンク × × × × × × × × ×
結果から見ると、すべての携帯電話会社で○がついているので、ASUSのZenfone Maxなら携帯電話会社を気にせず利用できるということになります。

当サイトでも各スマートフォンのスペック表に掲載されているBandと、この表を照らし合わせて利用できる携帯電話会社を確認してみてください。

その力を身に着けて置けば、海外のスマートフォンサイトをチェックしていても「このモデルならドコモで使える」とかがわかるようになります。

そうすれば購入するときも「使えないかもしれない」と不安になることもありませんね。

携帯電話事業に新規参入する楽天モバイルはどうなるの?

楽天モバイル
楽天モバイルについてですが、割り当てられているBandはBand3(1.7GHz)ですが、サービス開始となる2019年10月からはau回線を、ローミングという方式でサービスを提供することが決まっているため、しばらくはauと同じBandになります。

ローミングは格安SIMサービスと違うため、格安SIMで取り沙汰されるような通信混雑による速度低下などはおきないでしょう。

格安SIMサービスの場合はどうなるの?

LINEモバイル
先程の周波数帯域で「格安SIMはどうなるの?」と疑問に思った人もいるかもしれないので、少しだけ触れておきましょう。

格安SIMサービスの特徴は「通信サービスに関する設備や環境をすべて借用して提供する」という特徴を持っています。契約した際に手元に届くSIMカードさえ、借用物の一部になっています。

そして借用している先は携帯電話会社となるため、行き着く先はドコモ、au、ソフトバンクになります。そのため格安SIM事業者を利用している人は、契約しているプランや回線種別を確認しましょう。

そして契約している回線から携帯電話会社がわかったら、Band表と照らし合わせれば良いでしょう。

量販店でもBand表記をしている

慣れていないとスマートフォンのBandをチェックすることが面倒になってしまうかもしれませんが、量販店の店頭に表示されている価格表やショッピングサイトでも、最近ではBandが表記されています。

また店頭であれば携帯電話会社名が表示されているので、あなたが契約している会社が利用できるか、ひと目で確認することができるようになっています。

なお量販店で販売されているSIMフリースマートフォンの場合、すべて国内の携帯電話会社で利用できるか確認されているはずです。購入してもすべての携帯電話会社で利用できないということは起こりません。

ただBandが合わず一部の携帯電話会社が利用できないということはありますので、その点はスタッフに尋ねるなどして確認しましょう。

Bandの違いをマスターして海外製スマートフォンを購入しよう

スマートフォンと携帯電話会社が提供しているBandがわかれば、海外製スマートフォンを直接海外のサイトから購入することができるようになります。

まずはスペック表からBandをチェックして、利用できると分かれば購入するだけです。あとは誰もが使っていないようなモデルを購入したり、一度使ってみたかったスマートフォンを海外サイトから入手したりして、スマートフォンライフを楽しみましょう。


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