中国メーカーvivoのサブブランドiQOOより、ブランド2機種目となる「iQOO Neo」が発表されました。
前モデルである「iQOO」の廉価版として、価格を落としながらもSnapdragon 845搭載のゲーミングスマートフォンとなっています。
ゲーミングスマートフォンは高性能SoCを必要とするので必然的に価格が高くなりがちですが、iQOO Neoは約28,000円からの発売でゲーミングスマートフォンの中では圧倒的な安さを誇ります。
目次
vivo iQOO Neoを3行でまとめると、、、
- Snapdragon 845 +RAM 6/8GBでゲームに特化した機能が多数
- 6.38インチ有機ELでディスプレイ指紋認証に対応
- 1200万画素トリプルカメラを搭載
vivo iQOO Neoのファーストインプレッション
vivo iQOO Neoの基本情報:スペック
価格 | 6GB+64GB:1798元(約28,200円) 6GB+128GB:1998元(約31,300円) 8GB+64GB:2098元(約32,900円) 8GB+128GB:2298元(約36,000円) |
OS | Android 9 Pie(Funtouch OS 9) |
SoC | Snapdragon 845 |
RAM | 6GB/8GB LPDDR4X |
ROM | 64GB/128GB |
Antutuスコア | 約280,000 |
ディスプレイ | 6.38インチ FHD+ 2340×1080 アスペクト比 19.5:9 Super AMOLED |
カメラ | アウト:1200万画素(F1.79)+800万画素(F2.2)+200万画素(F2.4)トリプルカメラ イン:1200万画素カメラ F2.0 |
バッテリー | 4500mAh(急速充電 22.5W) |
認証方式 | 顔認証/ディスプレイ指紋認証 |
防水防塵 | なし |
接続端子 | USB Type-C |
イヤホン端子 | なし |
カラー | パープル/ ブラック |
サイズ | 159.53 × 75.23 × 8.13mm |
重量 | 198.5g |
対応バンド | 2G GSM 850/900/1800/1900MHz 3G CDMA 800MHz (BC0 ) 3G TD-SCDMA 1880/2010MHz (B34\B39) 3G WCDMA 850/900/1700/2100MHz(B1\B4\B5\B8) 4G FDD-LTE B1/B3/B4/B5/B8 4G TDD-LTE B34/B38/B39/B40/B41 |
対応バンドについてはこちら
充電規格についてはこちら
vivo iQOO Neoの付属品
- 充電アダプター
- USB Type-Cケーブル
- 保護ケース
- SIMピン
- クイックスタートガイド
- 保証書
vivo iQOO Neoのデザイン
デザインは「iQOO」とほぼ同一になります。ただ、iQOOは背面にLEDライトが埋め込まれており、通知や充電時に光るシステムがありましたがiQOO Neoではカットされているようです。
背面はトリプルカメラを配置し、ラインなどもなくシンプルな単色カラーで、パープルカラーのみ光沢があります。
通常、ゲーミングスマートフォンは特徴的なデザインになりがちですが、iQOO Neoはシンプルなデザインとなっています。
接続端子はUSB Type-Cをサポートし、イヤホンジャックは廃止されています。
vivo iQOO Neoの性能
Snapdragon 845を搭載
iQOO NeoはSoCにSnapdragon 845を搭載し、RAMは6GBと8GBの構成です。前モデルのiQOOはSnapdragon 855を搭載し、RAMも12GBまで選択できたので1段階パワーを落としている廉価版となっています。
ただ、iQOO Neoも十分高性能と言えるパワーを持っていることも間違い無いです。
Antutuベンチマークでは約280,000点と想定ができ、数あるスマートフォンの中でも上位に入る性能となります。
ウルトラハイスペックほどは必要無いから価格を抑えたハイスペックを求める方にピッタリなイメージです。
Multi-Turbo機能で応答速度の高速化
iQOO NeoはMulti-Turbo機能を搭載しています。この機能を簡単に説明するとアプリケーションを最適化してシステムの応答速度を高速化させるものです。
メーカー調査では最適化前と比較して、応答速度が最大25%高速化したようです。
iQOO Neoはゲーミングスマホ でもあり、このようにパフォーマンスを向上させるための機能を搭載しており、同じSnapdragon 845機よりも高いパフォーマンスが期待できます。
液体冷却システムを完備
iQOOで好評だった液体冷却システムをiQOO Neoにも搭載されています。このシステムによって端末の温度を最大12℃下げることができ、充電しながらの操作や長時間のゲームプレイをサポートしてくれます。
いくら性能が高くても発熱による処理性能の低下が頻繁に起こったら意味が無いですが、iQOO Neoでは比較的安心です。
e-Sportsモード+4D Game Shock 2.0に対応
最先端のゲーム最適化機能に多く対応していることも特徴です。e-Sportsモードを有効化にすると、ゲーム性能が大幅に向上し、バックグラウンドアプリケーションの最適化を行います。
また、4D Game Shock 2.0はゲーム上のプレイヤーの動作を認識し、リアルな振動や音を作り出しゲームへの没入感を与えてくれます。
6.38インチの水滴型ノッチディスプレイを搭載
iQOO Neoは19.5:9の画面比で6.38インチディスプレイに水滴型ノッチを搭載しています。画面占有率は90%に達しています。
ディスプレイには有機ELが採用されており、綺麗な映像を楽しめます。
また、上の画像のようにブラックカラーのみ側面の電源ボタンにオレンジの差し色を採用しています。
4500mAhの大容量バッテリー+22.5Wの急速充電
iQOO Neoは4500mAhのバッテリー容量を搭載し、22.5Wの急速充電に対応しています。iQOOでは4000mAhに44Wの急速充電に対応だったので、バッテリー容量は増えていますが、充電速度がやや遅くなっています。
ただ、4500mAhと大容量ながらも198.5gの本体重量とバッテリーの割に軽量化されているのが高評価です。
1200万画素トリプルカメラを搭載
iQOO Neoのカメラ構成は1200万画素(F1.79)+800万画素(F2.2)+200万画素(F2.4)となっています。ゲーミングスマホ でありながら、トリプルレンズ搭載でありAI撮影や超広角撮影が楽しめます。 公式サイトでは1200万画素(F1.79)のレンズで夜景を綺麗に撮影できるとしています。
しかし、フラグシップ機のように4800万画素トリプルカメラでは無いので、カメラ性能が抜きん出て高性能という訳では無いです。
顔認証+ディスプレイ指紋認証に対応
iQOO Neoは顔認証とディスプレイ指紋認証に対応しています。ディスプレイ指紋認証は有機ELでのみサポートするため、値段が高価になりがちですが、iQOO Neoは3万円以下で購入ができます。
これは、ディスプレイ指紋認証に対応しているスマートフォンの中でも比較的安価な部類に入ります。
まとめ:vivo iQOO Neoは買いか否か
ズバリ、Snapdragon 855を搭載したウルトラハイスペックのスマートフォンは必要無いけど、ハイスペックで使い勝手が良く価格を抑えたいという方にオススメのスマートフォンになります。実際、Snapdragon 845に液体冷却などのゲームに特化した性能に加え、トリプルレンズ、ディスプレイ指紋認証、有機ELと非常に使い勝手の良い性能を持ちながら3万円以下で購入できるのは破格です。
Snapdragon 855搭載を検討したい方は、Snapdragon 855機で最安の「Mi 9」を検討すると良いでしょう。
販売サイト | 価格(7/18更新) |
AliExpress | 32,500円 |