中国 OUKITELはパンチホールディスプレイを採用したエントリースマートフォン「OUKITEL C17 Pro」を発表しました。
パンチホールディスプレイは最近になって登場したモデルであり、主にハイエンドスマートフォンで採用されることが多いのですが、C17 Proはなんと約15,000円のエントリースマートフォンとなります。
また、Helio P23・トリプルカメラ搭載と前モデルである「OUKITEL C16 Pro」から大きく性能が向上しています。
目次
OUKITEL C17 Proを3行でまとめると、、、
- 1万円台なのにパンチホールを採用
- 1万円台なのにトリプルカメラ搭載
- ただ、SoCや解像度には妥協点あり
OUKITEL C17 Proのファーストインプレッション
OUKITEL C17 Proの基本情報:スペック
価格 | 約15,000円 |
OS | Android 9 Pie |
SoC | MediaTek Helio P23/MT6763 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB(MicroSD対応/最大128GB) |
Antutuスコア | 約74,000点 |
ディスプレイ | 6.35インチ HD+ 1560×720 19.5:9 パンチホール |
カメラ | アウト:1300万画素+500万画素+200万画素 イン:500万画素 |
バッテリー | 3900mAh |
カラー | ブラック |
サイズ | 不明 |
重量 | 不明 |
防水防塵 | 無し |
接続端子 | USB Type-C |
イヤホン端子 | 無し |
生体認証 | 顔認証 指紋認証 |
対応バンド | LTE対応 2G GSM B2/B3/B5/B8 3G WCDMA B1/B2/B4/B5/B8 4G FDD B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28A |
対応バンドについてはこちら
充電規格についてはこちら
OUKITEL C17 Proの付属品
- USB Type-Cケーブル
- 充電アダプター
- 保護ケース(シリコン製)
- 保護フィルム
- OTGケーブル
- イヤホン変換器
- SIMピン
- 保証書
- ユーザーマニュアル
OUKITEL C17 Proのデザイン
OUKITEL C17 Proの最大の特徴は何と言ってもパンチホール型を採用したディスプレイです。パンチホールと言ったらHUAWEIの「Honor 20 Pro」などハイエンドモデルをイメージする方も多いと思いますが、1万円台のエントリーモデルに採用されるのは驚きです。
おそらく、パンチホームを採用したスマートフォンの中では最安値でしょう。
また、背面にはトリプルカメラと指紋認証センサーを配置し、接続端子はUSB Type-Cをサポートします。
イヤホンジャックの搭載は有りません。
OUKITEL C17 Proの性能
6.35インチのパンチホームディスプレイ
ディスプレイサイズはトレンドでもある縦長の6.36インチを採用パンチホールを採用しているため、ノッチがなく同じサイズのスマートフォンよりもディスプレイは大きく感じるでしょう。
ただ、解像度はHD+とやや低め。
普段、FHD+のスマホを使っている方は慣れるまで画質の粗さを感じるかもしれません。
SoCにHelio P23を搭載
OUKITEL C17 ProはSoCにHelio P23、RAMは4GBの構成となっています。Antutuベンチマークは約74,000点と想定でき、スペックもエントリーと言えるでしょう。
普段使いでも動作の遅さを感じる可能性があるので注意が必要です。
SONYセンサーを採用したトリプルカメラを搭載
OUKITEL C17 Proは1300万画素のメインカメラ・500万画素の超広角カメラ・200万画素の深度カメラを搭載しています。エントリーモデルの中でもトリプルカメラ構成は数少なく、同価格帯のスマートフォンと比較すると高いカメラ性能と言えるでしょう。
ただ、ハイエンドモデルをはじめとした4800万画素を含むトリプルカメラを搭載したスマートフォンには遠く及ばないカメラ性能です。
カメラ性能を重視したい方は、少し価格を上げて「Redmi Note 7」を検討してみて下さい。 上記の画像は実機で撮影された画像です。
エントリースマホが苦手とする夜景の撮影も比較的キレイに撮れているのが分かります。
3900mAhのバッテリー容量
OUKITEL C17 Proは3900mAhのバッテリー容量を搭載しています。SoCに採用しているHelio P23の消費電力を考慮すると十分、大容量で1日を通してバッテリー切れになる可能性は低そうです。
顔認証と指紋認証に対応
OUKITELのCシリーズは毎回、顔認証と指紋認証に対応していますが今回も、もちろんW生体認証です。安価ながらも使い勝手が良く素晴らしいのですが、認証精度や速度にはやや不安が残ります。
まとめ:OUKITEL C17 Proは買いか否か
OUKITELのCシリーズは安価な価格帯で頻繁に新しいモデルが展開されていますが、今回のOUKITEL C17 Proは前モデルと比較しても大幅にアップグレードされており、パンチホール採用のインパクトは非常に大きいです。ただ、SoCのスペックを考慮すると普段使いでは物足りない印象があるのでライトユーザーやサブ機としての使い道になるのではないでしょうか。
販売サイト | 価格(8/8更新) |
AliExpress | 約15,000円 |