本日も昨日に引き続き、OUKITEL端末の記事になります。今回徹底分析していくのは、OUKITELの中でも特に「激安」クラスに分類されるであろう「OUKITEL C12 PRO」になります。こちらの端末はなんと公式の本体価格が79.99USDと、現在レートにして日本円では8000円台で購入できてしまうスマートフォンになります。今回はそんな破壊的価格のOUKITEL C12 Proを徹底分析していきます。
目次
OUKITEL C12 PROを3行でまとめると、、、
・9000円でおつりがくる激安端末・Uノッチディスプレイ
・一応デュアルカメラ
OUKITEL C12 PROのファーストインプレッション
OUKITEL C12 ProはOUKITELの端末の中でもかなり低価格帯の端末となります。Proモデルなので、OUKITEL C12があるのではと思われますが、実はC12というモデルは発表されていません。1世代前のC11ではProモデルと通常モデルの両方が発表されていたのですが今回は発表されていないので、今回のこのモデルは実質C12の通常モデルの役割も兼ね備えたモデルと認識してもよいでしょう。基本情報
価格 | 79.99USD |
RAM/ROM | 2GB/16GB |
SoC | Mediateck MT6739 Quad-core |
OS | Android 8.1 Oreo |
バッテリー容量 | 3,300mAh |
Antutuスコア | 35000 |
カラー | black/gold/purple |
重量 | 182g |
対応バンド | 2G GSM 1800/1900/850/900MHz 3G WCDMA B1/B8 4G LTE B1/B20/B3/B7/B8 |
スペックの読み方、判断基準についてはこちら
OUKITEL C12 PROの付属品
↑開封動画 OUKITEL U23の付属品としては、ACアダプター、minro USBケーブル、保証書、取扱説明書、クリアケースとなっています。これの低価格帯の端末でもクリアケースが付属してくるのは少し感動ですね。端子の形については残念ながらType-C未対応ということになっています。またイヤホン変換アダプタが付属品として同梱していないので、イヤホンジャックも搭載される形となっています。これらのところでコストカットがなされてのこの価格が実現されているのでしょう。
OUKITEL C12 PROのデザイン
OUKITEL C12 Proはエントリーモデルなので、外装に関しても基本的にコストカットがなされています。U23とは全面デザインに関しては姉妹モデルとまではいかなくても非常に似ており、ベゼルもぎりぎりまでカットされたUノッチがたディスプレイが採用されています。背面に関してはやはりエントリークラスのため、兄弟モデルのU23では見る角度によって色彩変化が楽しめる特殊パネルが採用されていましたが、C12 Proではプラスチック素材となっています。しかしブラックの背面は艶消しのブラックとなっていて少し高級感のある質感が再現されています。OUKITEL C12 PROの性能
3,300mAhの大容量バッテリーを搭載
OUKITEL C12 Proではエントリーグレードながら大容量モデルとなる、3.300mAhのバッテリーが搭載されています。 当然バッテリーも大きいものを搭載すればするほど、コストも上がってしまいますが、C12 Proはコストは下がっていてもバッテリーは妥協しておらず、一番日常利用において重要な項目はきっちりと抑えてきたなという印象が強いですね。 またCPUに関しは他のWP2やU23と比べるとベンチマークの下がる MediateckのMT6739を搭載しています。こちらのSoCではDSDSでの待機機能が追加されたモデルで、1.5GHZ駆動の小電力設計となっています。ディスプレイに関してもFWVGA+液晶と非常に解像度を落とし消費電力をかなり少なくたモデルとなっています。そのため、U23と比べてもバッテリー容量は少し減っているとはいえ、実際の稼働時間に関してはこちらのほうが長くなるのではないでしょうか。ディスプレイ
OUKITEL C12 Proは6.18インチのFHD+ディスプレイを採用しています。バッテリーの所でも書きましたが、ディスプレイに関しては非常に画質が荒くなっているのが注意点であり、当然バッテリーの稼働時間に関して見れば評価点となるのですが、現在のモデルでHD画質に対応していないものは逆に非常に珍しく、ここまで画質を落としてしまうと普段Full HDクラスのディスプレイの端末を利用している人からすると少し使いにくくなってしまうかもしれません。そのためその点には確実に注意が必要になってきます。
しかしこの画質に関しては少し注意点となってしまうのですが、ディプレイ自体はこの価格帯でこのようなUノッチベゼルレスディスプレイを採用できている点は評価するべき点となるでしょう。
カメラ
OUKITEL C12 Proでは、なんとか背面にデュアルカメラを搭載しています。背面は8MP+2MP、全面は5MPとなっています。この価格帯の端末なので、カメラに関してはあまり実用レベルでも期待しないほうがよいでしょう。
当機種ではカメラのサンプル映像はございません。
スペック
OUKITEL C12 Proでは、エントリーモデルのSoCであるMediatechのMT6739という1.5GHZのクアッドコアCPUが搭載されています。周波数及びコア数が抑えられた低価格、省電力モデルとなっており、RAMも2GBとなっているスペックも非常に抑え気味な端末といえます。このようなスペックとなっているため、上のような公式ホームページのイメージ画像ではあたかも3Dゲームがサクサクできるかのような画像が採用されていますが、実際は厳しいのではないかと推測されます。OUKITEL C12 ProでPUBGをプレイしてみた動画を以下に貼っておきます。動画を見れば非常にカクついているのがわかります。
生体認証
OUKITEL C12 Proでは、指紋認証および顔認証機能を搭載しています。指紋センサーも背面に設置されており、コストカットされやすい指紋認証センサーをカットしなかった点も評価すべき点となるでしょう。
まとめ:ズバリOUKITEL C12 PROは買いか否か
ズバリ、OULITEL C12 Proはコスパ等を考慮すると、「良い端末なんだけど、メインで使うには少し不十分な端末となる」のではないでしょうか。確かに値段を踏まえたうえでの総合的な性能として考えた場合、十分な性能を持っていることは間違いないと思われるのですが、実際の絶対的なスペック等があまりにも低すぎるので、日常的に使う端末としては少し不自由になる点が多く出てきてしまうでしょう。そのため用途を絞って、例えば「子供にスマホデビューさせたいが高い機種を買い与えるのはちょっと」といった場合や「社内の社用端末を節約したい」といった場合に限り買いといえるのではないでしょか。他のOUKITEL端末を比較したい方はこちら
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