今回は建設現場でよく見る重機メーカー、CAT(キャタピラー)社から超マニアックなスマホ、Cat S60を紹介していきます!
このスマホ、温度を測定する事ができるサーモカメラがついていたりと、スマホ好きにはたまらない仕様になっています。
詳しいことは下にスクロール!では、見ていきましょう!
目次
Cat S60をかんたんに説明すると…
- サーモカメラ搭載で温度測定ができる!
- 防水防塵仕様!深さ5mの水中で1時間耐える事ができちゃう!
- 珍しい物理式のナビゲーションボタン
- スピーカーがめっちゃ高音質!
Cat S60のスペック・デザイン
SoC | Snapdragon 617 |
RAM | 3GB |
ROM | 32GB |
重量 | 約223g |
ディスプレイ | 4.7インチ HD(720×1280) Corning Gorilla Glass 4 |
OS | Android 6.0 (Marshmallow) |
モバイルネットワーク /SIMカードサイズ | 2G:850/900/1800/1900 MHz 3G:850/900/2100 MHz 4G:Band 1, 3, 7, 8, 20 |
Wi-Fi | Wi-Fi: 802.11 b/g/n(2.4 G) |
Bluetooth | Bluetooth V4.1 |
アウトカメラ | 1300万画素 FLIR サーマルイメージングシステム |
リアカメラ | 500万画素 |
内容物/防水防塵 /NFC | 充電器 Micro USBケーブル クイックガイド 防水防塵:対応 NFC:なし |
対応バンドについてはこちら
充電規格についてはこちら
Cat S60を開封!
Cat S60のパッケージをチェック
キャタピラー社のイメージカラーである黄色をメインにしたオシャレなデザイン。ワクワク度が増します。パッケージデザインのオシャレさとはまた違う、ごっつい感じが伝わります。
代理店はなんとONKYO・Pioneer。オーディオはもちろん、幅広いジャンルに進出していますね。
日本での代理店販売が行われているため、技適はもちろん取得しています。
Cat S60の付属品
- 本体
- クイックスタートガイド
- QC3.0対応充電器
- 高速充電対応MicroUSB充電ケーブル
- 画面保護フィルム
充電器は18WのQuickCharge3.0に対応。
QuickChargeはQualcomm社の開発した高速充電が可能になる規格です。
家電屋では1000円以上するものですので、付属品に含まれているのはポイントが高いです。
なお、充電器は国内向けの仕様になっています。
Cat S60の本体デザイン
ディスプレイにはCATのロゴがポイントになっており、オシャレなデザインになっています。
下 上 画面から見て左 右
画面から見て左の部分には、順にイヤホンジャック、USB端子、SOSボタン、アクションボタン、電源ボタンが配置されています。
OSには4世代前のAndroid 6.0.1を搭載。
セキュリティパッチレベルも約2年前。いつか更新が来ることを願います。
Cat S60のカメラ機能をテスト
そして、上の黄色い部分のカメラは….後ほど紹介します!
実際に撮影してみた!
正直、あまり期待していませんでした。しかし思っていた以上に良い印象。
さすがはCAT。
若干ピントが合うのが遅いですが、ピクセルの潰れもなく、白飛びも少なく、忠実に色を再現しています。
夜間の撮影
2枚目以降は感覚がつかめたのか、ピントが合いました。
空は暗かったので、相当明るさを上げているようです。
しかしながら、意外にもきれいに見えます。
Cat S60のSoC性能チェック
Cat S60にはQualcomm製のSnapdragon617が搭載されています。ベンチスコアで実力を見てみます。
Antutu Go(軽量版) V8 スコア
3Dゲームは難しいでしょう。
このスマホは、ミニゲームやSNS、電話など割り切った使い方をするものでしょうから、十分と言ったら十分なのかもしれません。
Cat S60の対応しているバンドとキャリア
対応バンドは以下の通りです。2G:850/900/1800/1900 MHz
3G:850/900/2100 MHz
4G:Band 1, 3, 7, 8, 20
今回もキャリア別に対応しているか否かを確認していきます!
au系・UQmobileは✕
4GLTE通信に使われる主力バンドのBand18、Band26に対応していませんでした。
これでは日常利用が大変難しくなります。
ドコモ・ドコモ系MVMOも✕
地下や郊外に張られているプラチナバンドであるBand19に対応していません。。。
これでは、郊外、山間部にお住まいの方や、地下でも利用することができません。
MVMO利用の方で多いキャリアのドコモですが、ここは諦めましょう。
Softbank系・Y!モバイルは◎
が、注意が必要なことが1点。
(格安SIMではなく) ソフトバンクからAndroid用のSIMカードで契約されている場合、
SIMフリースマホでは利用できない仕様になっています。 そのため、マルチUSIMへの変更・交換が必要です。
なお、iPhone用のSIMカードでは運用が可能です。
ソフトバンクユーザの方はお気をつけください。
SIMトレイは背面に。
蓋に防水キャップがついているのが確認できます。
SIMカードは2枚挿入することが可能で、同時にSDカードを使って拡張することも可能です。
っとここで問題点。
2枚目のSIMカードは2G通信のみ対応という仕様が発覚!
既に我が国日本では2Gサービスは終了していますので、実質SIMトレイは1つしか活用できません。残念です。
Cat S60の機能・特徴紹介!
ここからはCat S60の機能、特徴をポイント形式で紹介していきます。Let’s Go!!
ポイント1:SOSボタン搭載!万が一のときに活躍!
キャンプ中や登山中、ツーリング中などに遭難した、などといった場合に活躍しそうです。
ポイント2:頑丈&本気の防水・防塵
これによれば、最大1.8mの落下試験に合格しているとのこと。
2m近くから落としても耐え抜く頑丈さには驚きです。
更に!IP68程度の超強力な防水防塵性能も有しています。
防塵に関しては最大レベルの完全防塵に、
防水に関しても最大5mの浸水に1時間耐久できるという驚異のスペック。
非常に強固な防水防塵性能ですから、工事現場や砂浜・山林などでも大いに活躍しそうです。
なお、5m以上浸水させる場合には、上の写真のように画面上部と下部にあるツメを動かす必要があります。ご注意下さい。
実験:水中にドボン!!!
ならばと実際に水に突っ込んでみました。
すると…
さらにさらに、”スピーカーの水抜きする?”という神対応っぷり。
やるなあ。CAT S60。
ポイント3:サーモグラフィーカメラを搭載!
スペックは意外にも高く、このカメラ業界では大手のフリアーシステムズ社製のMSXサーマルイメージングカメラを採用。高コントラストで熱を可視化する赤外線撮影が可能です。
こちらは専用のアプリ、MyFLIRで使用が可能です。
実際に使用してみましたが、PCのどこにCPUがあるのかが温度計を見るだけで確認できたり、手の温度を調べたり、、、色々できてめっちゃ楽しい!
本来はしっかりとした利用方法があるかと思います。決して悪用しないように!
総評
SoCはSnapdragon617、メモリは3GB、ROMも32GB。スペックは貧弱ではあるものの、そこでの不足を補うほどの防水防塵性能やワクワクさせるサーモグラフィーカメラがありました。また、SOSボタンなど、様々な工夫が施されていました。
対応バンドはソフトバンクのみと、全く実用性はありませんが、相当マニアックで、面白さのあるスマホです。
スマホヲタクにはたまらないのかもしれません。
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