※この記事は、2020年06月11日に更新されました。
はじめに
こんにちは、スマホライターのテックボーイです。近年、格安SIMがますます人気になり、事業者と契約する人が、さらに増えてきました。
格安SIMを契約することで、
docomoやau、softbankと契約するよりも月々の通信費を抑えられる、
というのは、もはや一般常識(言い過ぎかな?)になり始めています。
しかし、格安SIMと新たに契約するということは、おそらくほとんどの方は既存の回線を解約することになるはず。
まだ格安SIMを知ったから日があまり経っていないあなたなら、
「いつ、どうやってdocomoと解約すればいいんだろう」
「解約するのは面倒くさそう」
と、なんとなく不安になりませんか?
そう、実は、docomoを始めとしたau、softbank(以下、3大キャリアと呼びます)は、解約するときに違約金が発生する場合が多いのです。
でも!
契約、解約の仕組みさえ知れば、その心配がありません。安心です。
タイミングさえ合えば、違約金なしに、簡単にキャリアの回線を解約することができるのです。
この記事を読めば、あなたもこの契約と解約の仕組み、タイミングをすぐに理解できるでしょう!
そんなわけで、今回の記事では、
大手3大キャリアの解約と違約金の仕組み、解約と格安SIMに乗り換えるのタイミングを、
初心者にもわかりやすく、解説していきます。
2年縛りによる違約金とは?
大手キャリアと契約している場合、多くの人は2年契約で契約しているかと思います。皆さんも1度や2度、
2年契約や2年縛り
といった言葉を聞いたことがあることでしょう。最近ではテレビでもよく聞かれますしね。
この2年契約や2年縛り。
実はどちらも同じ意味で、
2年間同じキャリア(携帯会社)と契約することで、代わりに月々の端末代金や基本料金・通信費が割引になる
というものです。
※現在softbankにはこのシステムはありません。
こう聞くとオトクなように感じますが、実態はそうでもありません。
もし、途中で契約をやめたくなった場合、
2年間の契約を終える前に解約してしまうと、違約金が発生します。
違約金。イヤーな単語ですね。何か悪いことをしている気分です。
仮に現在契約している2年縛り中の回線を解約することになると、docomoもauも、
2019年10月1日より前に契約をスタートした方は
違約金10,450円、
2019年10月1日より後に契約をスタートした方は
違約金 1,000円が発生します。
1,0450円は、もちろん高額。
1,000円も、少額なようで、実は結構な金額です。
なぜかって?
だって、1000円あれば、格安SIMを1ヶ月分の月額料金を、十分に賄えるんですよ!
(もちろんプランにもよりますが)
このお金を捨ててしまうのは、非常に勿体無い。
でも!
この違約金が免除される条件が、1つだけあるんです!
次の段落で、それを紹介していきます。
じゃあいつ解約、乗り換えをすればいいの?
【ポイント①】2年縛り、更新月に解約すれば違約金は0
違約金は前述した通り、現在docomoやauを使っている方は、約1,000円ほどがかかります。
ただし、この違約金を払わずに格安SIM乗り換えることできる方法が、1つだけあります。
それは、更新期間に解約をすることです。
現在のdocomoやauの2年縛りには、3カ月間の更新月が設けられています。
この3カ月間の更新月は、基本的に24カ月目、25カ月目、26カ月目と呼ばれています。
しかし、厄介なことが。
なんと、キャリアによって、この初月の数え方が異なるのです。
さらに、多くの方は、自分が契約してから何カ月経っているのか、きっと把握していないでしょう。
あなたはどうですか?
ちなみに筆者も、今の自分の回線が継続何ヶ月目なのか、もう覚えていません笑
そういう理由がありますので、今、キャリア回線の解約を考えているあなたには、
契約しているキャリアのマイページにログインし、契約期間を確認すること
を、強くオススメします。
というのも、この更新月を逃してしまうと、
2年契約が自動的に更新されるからです。
そうなると、次の更新期間はなんと、2年後になってしまいます…….
【ポイント②】解約と乗り換えは月末がおすすめ!
2つめのポイント。結論から言うと、解約と格安SIMへの乗り換えは、月末が1番オトクです。
解約は日割りではなく月末精算
2年縛りに限った話ではありませんが、キャリアの回線を解約する際は、月末にするのがおすすめです。というのもdocomo・auなどの大手キャリアで解約する際、
解約月の利用料金には日割り計算が適用されないからです。
ですから、仮に月々の料金が6,000円として、
月末の7/31に解約すると、6,000円が請求されます。
しかし月初めの7/1に解約したとしても、7/31には同じ6,000円の請求。
7/1から7/31まで回線を一切使用できないのにも関わらず、です。
つまり月初めに解約しても月末に解約しても同じ料金が請求されてしまうため、
月末に解約した方が損をしない、という理屈です。
トクになるわけではないので、悪しからず。。
ただし、Softbankの場合は少し特殊で、利用者によって料金の締め日が異なるので注意が必要です。
※Softbankの公式サイトに以下のような記載があります。
請求締め日は、ご利用期間を1ヵ月間として「末日」、「10日」、「20日」の3通りあります。(いずれかを新規ご契約時に当社にて決定します)
新規契約や乗り換えは日割り
格安SIMを含む、ほとんどの携帯会社では、新規契約の場合、日割り計算で初月の利用料が請求されます。
例えば前回と同じように、月々の料金が6,000円だとします。
月初の7/1に契約した場合、
料金は7月の31日間で、6,000円。
月末の7/31に契約したなら、6,000円÷31日=193円となり、
料金は7月の1日間で、193円。
もちろん他にも別途事務手数料等がかかりますが、日割り計算が適用されることも覚えておくと良いでしょう。
つまり、初月は使った分だけ、料金を払えば良い、ということ。
始めたばかりの新規ユーザーに優しいですね。
また、少し話はそれますが、一部の格安SIMでは初月の基本料金が無料の場合もあります。
ただ、これだと、あまりオトクと言う感じはしませんね。
この日割り制度の本領発揮は、ここからです。
パケット(データ通信量)は日割りじゃない!
そう!日割りがオトクなのは、これがあるからなんです!月初に契約しても、月末に契約しても、その月に使えるパケットは同じなんです!
つまり、月3GBの高速データ通信のプランを契約したとすると、
7/1に契約した場合、31日間で3GB、
すなわち1日あたり100MBの利用になります。(3,000MB÷31≒100MB)
しかし、
7/31に契約した場合、1日間で3GB、
すなわち1日あたり3GBの利用になります。
どちらがオトクかは、一目瞭然ですよね?
しかも、多くの格安SIMでは、余ったパケットを翌月に繰越せる機能が存在します。
だから、1日でパケットを使いきれなくても大丈夫!
余ったパケットは、翌月に有効活用することができます!
【ポイント③】違約金を払ってでも乗り換えた方が良いときも
次の更新月まで、まだ一年以上ある、あなた。更新月を逃してしまい、次の更新まで2年もあるあなた。
そんなあなたに、朗報です!
実は次の更新月を待たず、乗り換えた方が良い場合もあるのです!
なぜなら、違約金が約10,000円で済むからです笑
残念ですが、こうなったらもう諦めて、潔く10,000円を払ってください……
例えば大手キャリアから乗り換えた場合、月々の通信費が3,000円安くなるとしましょう。
その場合、乗り換えから4カ月以上経てば違約金を払って解約してもトータルで安く済むのです。
今回は、消費税や新規契約等の事務手数料を考慮せず、簡略化して説明します。
1カ月に3,000円安くなれば、4カ月で12,000円分安くなりますね?
仮に違約金1,000円を払って解約したとしても、
12,000円-10,450円=1,550円なので、
違約金を払っても約1500円分お得、ということになります。
乗り換えて月々いくら安くなるのか、
乗り換えて何カ月で違約金を払って解約しても安くなるのか
と言うのは、もちろん人によって異なります。
ですので、制度を再確認するためにも、自分で1度計算してみることを、強くすすめます。
【注意】格安SIMの開通には時間がかかる
これまで月末!月末!と連呼してきましたが、1つだけ注意点があります。それは、格安SIMの開通には時間がかかることが多い、と言うこと。
具体的には、SIMや新規に購入したスマートフォンの配送です。
もちろん会社によっても異なりますが、人気のキャンペーン期間中に契約をした場合、人気の影響で配送が遅延する可能性も。
あくまで目安ですが、月末の1週間前に手続きを始めれば良いのではないでしょうか?
docomo、au、Softbankで更新月を確認する方法
docomoと契約していて更新月を確認したい場合
docomoで更新月を確認したい場合、ドコモの会員ページ「My docomo」から確認ができます。また、ドコモに電話で確認することもできます。インターネットから簡単に確認する方法
「My docomo」にログインし、お客様サポート→
契約内容確認などオンライン手続き→
ドコモオンライン手続き→
ご契約内容確認・変更
から確認できます。
ドコモの携帯電話からの場合
(局番なし)151(無料)受付時間:午前9時〜午後8時(年中無休)
※一般電話などからは、ご利用できません。
一般電話などからの場合
0120-800-000携帯電話・PHS OK
受付時間:午前9時〜午後8時(年中無休)
※一部のIP電話からは、接続できない場合があります
auと契約していて更新月を確認したい場合
auで更新月を確認したい場合、auの会員ページ「My au」から確認ができます。「My au」にIDとパスワードを入力→
ご契約情報に進む→
料金、割引サービス→
更新月を確認
という形です。
Softbankと契約していて更新月を確認したい場合
Softbankで更新月を確認したい場合、Softbankの会員ページ「MySoftbank」から確認ができます。「My Softbank」にIDとパスワードを入力→
ログイン→
基本料・料金プラン→
更新月を確認
という手順です。
まとめ
月末!月末!
ズバリ、格安SIMへの乗り換えは、月末です!!特に乗り換えの場合、
月末の1週間前から10日ほど前がおすすめです。
先述したように、格安SIMは契約してから開通までに時間がかかる場合があるからです。
自宅に新しい端末やSIMカードを郵送してもらうなら届くまでに1週間程度かかることもあるので、
それを見こして、月末の1週間前には手続きを始めるのが良いでしょう。
また、2019年10月1日より前に大手キャリアで契約した人は、違約金が高いためしっかり、契約更新月を確認しておきましょう!
月末ですよ!
月末!
絶対月末です!