2019年7月22日、ASUSはゲーミングスマートフォン「ROG Phone」の後継機となる「ROG Phone Ⅱ」を発表しました。
前モデルでは6インチでしたが、やや大きな6.59インチの有機ELディスプレイを備え、リフレッシュレートは120Hzに高速化しました。
さらに、先日発表されたばかりのSnapdragon 855 PlusをSoCに搭載し、2019年夏において最高性能のスマートフォンと言っても過言ではない完成度を誇ります。
中国では8月に発売予定で約56,000円〜の展開になります。
日本でも発売される可能性は高いですが、現時点では日本展開の詳細は明らかになっていません。
今回はそんなROG Phone Ⅱのスペックについて紹介していきます。
目次
ROG Phone Ⅱを3行でまとめると、、、
- Qualcommの最新かつ最高性能のSoC Snapdragon 855 Plusを搭載
- ゲーミングスマホとして欲しい機能が盛りだくさん
- カメラ性能の高さやアクセサリーの豊富さもオススメ
ROG Phone Ⅱのファーストインプレッション
ROG Phone Ⅱの基本情報:スペック
価格 | 8/128GB:3499元(約56,000円) 12/512GB:5999元(約95,000円) e-Sports版:12999元(約200,000円)※全てのオプションが同封 |
OS | Android 9 Pie (ROG UI/ZenUI) |
SoC | Snapdragon 855 Plus |
RAM | 8GB/12GB LPDDR4X |
ROM | 128GB/512GB UFS 3.0 |
Antutuスコア | 約390000 |
ディスプレイ | 6.59インチ FHD+ 2340×1080 19.5:9 / AMOLED / 120Hz refresh rate / Gorilla Glass6 |
カメラ | アウト:4800万画素(メイン Sony IMX589 F1.79)+1300万画素(広角125°F2.4) イン:2400万画素カメラ F2.2 |
バッテリー | 6000mAh(QC4.0/PD 30W ROG HyperCharge) |
カラー | ブラック |
サイズ | 170.99 × 77.6 × 9.48 mm |
重量 | 240g |
防水防塵 | 防水 (IPX4) |
接続端子 | USB Type-C×2 |
イヤホン端子 | 有り |
生体認証 | ディスプレイ指紋認証 |
対応バンド | 4Gバンド LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 4(1700/2100), 5(850), 7(2600), 8(900), 12(700), 13(700), 17(700), 18(800), 19(800), 20(800), 28(700), 29(700), 32(1500), 34(2000), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500), 46 3Gバンド HSDPA 850 / 900 / 1900 / 2100 |
対応バンドについてはこちら
充電規格についてはこちら
ROG Phone Ⅱの付属品
- 保護ケース
- 電源アダプター
- Type-A-Cケーブル
- SIMピン
- 取扱説明書
- 保証書
ROG Phone Ⅱのデザイン
基本的には前モデルのROG Phoneを受け継いだ「ザ・ゲーミングスマホ」のような個性的なデザインをしています。背面のラインが美しく、ロゴマークにLEDが内蔵されており、着信や通知など各々でカスタマイズして光らせることが可能。
また、ゲームをプレイしている際に描画を邪魔しないためにノッチは採用せず、上下にベゼルを採用しています。
接続端子はUSB Type-Cで下部と側面の二箇所に配置し、イヤホンジャックも搭載されています。
ROG Phone Ⅱの性能
最新&最高のSoC、Snapdragon 855 Plusを搭載
Qualcommが2019年7月に発表したSnapdragon 855 PlusをSoCに搭載Snapdragon 855 PlusはSnapdragon 855の上位版であり、発売時点で世界最高の性能を有するSoCです。
2.96GHzのクロック速度と最高12GBのRAMでゲームパフォーマンスを最大限まで引き出せるスペックを有しており、ROG Phone 2のスペックで出来ないことはない!と言っても過言ではありません。
ROG Phone 2で出来ないことは他のスマートフォンでも出来ない!と言い切れるほどのスペックを有しています。
Antutuベンチマークは約390,000点で、もちろんTOPクラスのスコアを記録しています。
液体冷却システムを採用
ROG Phone 2では第2世代のGame Coll 冷却システムを採用しており、回線基盤上に3つの冷却機能を搭載しています。3Dべーパーチャンバーとヒートシンクを搭載、さらに初代モデルも搭載していた外付けの空冷クーラーによるアクティブクーリングにより初代モデルより空冷効果を4倍も高めたとのこと。
いくら高いスペックを備えていても、CPUの負荷による放熱でパフォーマンスが低下してしまっては意味がありませんが、ROG Phone 2では冷却機能までも徹底的に考慮されています。
6.59インチ 120Hzのディスプレイ
さらに、ディスプレイは120Hzと高いリフレッシュレートでの表示が可能FPSなどの繊細な操作が求められるゲームでも滑らかな描画が可能で、キャラクターの細かい動作までもが表示可能となっています。
ディスプレイサイズは6.59インチと比較的大きめ
指での細かい操作が必要となるゲームでも、これほどの大きさなら十分ストレスなくプレイできるでしょう。
もちろん、タッチ感度にも拘っており49msという他のメーカーと比較しても群を抜く低遅延
超音波式のタッチボタンや振動遅延も大幅に短縮
初代モデルにも搭載されていた、筐体側面に内蔵された超音波式タッチパネルは、「AirTrigger II」へと進化し、指先を離さずとも、指圧の強弱で連打が可能にさらに、左右へのスワイプも指先をスライドさせるだけで操作が可能に
また、「AirTrigger II」で操作をしている際に、物理ボタンで操作をしているような操作性を与えてくれる機能が搭載されています。
「AirTrigger II」で操作をするとバイブレーションでレスポンスを返してくれ、その反応速度も20msと初代モデルの63msから大幅に短縮されています。
スピーカーやマイクの配置にも工夫が
横向きで操作をすることの多いゲーミングスマホですが、スピーカーを手で遮らないような工夫も施されています。ROG Phone 2のスピーカーは筐体の上下に配置され、マイクは上下と側面を合わせた4箇所に配置
これなら、ボイスチャットをしながらもプレイも快適に行えそうです。
豊富なアクセサリーで拡張も可能
初代モデルと同様に多くのアクササリーを同時に販売し、ROG Phone 2を各々でカスタマイズできるのが特徴でもあります。ゲームパッドやディアルディスプレイを可能とするアクセサリーが展開されており、もはやスマートフォンの域を超えつつあります。
4800万画素×1200万画素カメラを搭載
そして、カメラ性能も素晴らしいのがROG Phone2メインカメラはソニーのIMX586センサーを採用した、4800万画素F1.79、さらに超広角レンズとして画角125度の1300万画素カメラを搭載
この2つのカメラは高いカメラ性能を有する「ZenFone 6」と同じものが採用されています。
ゲーミングスマホでありながら、高精細な写真が撮影できるとはお得な気分になれます。
6000mAhの超大容量バッテリーを搭載、30Wの急速充電にも対応
ROG Phone 2のバッテリー容量は6000mAhと超大容量バッテリーを誇ります。初代モデルから2000mAhも増量しており、重量級ゲームでもあるPUBGも7時間以上もの連続プレイが可能とのこと。
また、ROG HyperChargeにも対応しており、30Wの高速充電が可能で、約80分で満充電ができる優れもの。
まとめ:ROG Phone Ⅱは買いか否か
ズバリ、買いです。この記事を書き進めれば進めるほど欲しくなるような、物欲をくすぐるスペックを搭載しており、読者の皆さんも欲しいと思ったのではないでしょうか。
ただ、価格が高い、、、中国なら約56,000円〜購入できるのに日本へ配送可能なECサイトを見ると10万円ほどしてしまう現実。
ゲームに妥協したくない!という方にはすぐにでもオススメできますが、初代モデルのように日本で発売されるのは少し待っても良いかもしれません。
また、同じくゲーミングスマホとして価格の安い「Black Shark 2」や「vivo iQOO」を検討してみてはいかがでしょうか?
販売サイト | 価格(8/10更新) |
Gearbest | 98,916円 |