
Xiaomiから独立したPOCOは2020年5月12日、「POCO F2 Pro」を正式発表しました。
目次
POCO F2 Proを3行でまとめると、、、
- Redmi K30 Proと仕様がほとんど同じである
- Snapdragon 865搭載端末で数少ないポップアップカメラを搭載
- 高リフレッシュレート・ワイヤレス充電には非対応
POCO F2 Proのファーストインプレッション
POCO F2 Proの基本情報:スペック
対応バンドについてはこちら
充電規格についてはこちら
POCO F2 Proの付属品
- 急速充電アダプター
- USB Type-Cケーブル
- 保護ケース
- SIMピン
- スタートガイド
- 保証書
POCO F2 Proのデザイン

筐体サイズや重量も同じで背面の「POCO」ロゴのみの違いとなります。

ポップアップカメラの位置もRedmi K30 Proから変更は無く、筐体の左上部に搭載されています。

そして、最近の中国系スマートフォンでは珍しく3.5mmイヤホンジャックを搭載しHi-Res AUDIOに対応ています。
(イヤホンジャックはRedmi K30 Proでも搭載していました。)

POCO F2 Proの性能
6.67インチのAMOLEDディスプレイ

ポップアップカメラを採用しているため、ノッチやパンチホールの無いフルスクリーンディスプレイを実現しています。
しかし、POCO X2のように120Hzなどの高リフレッシュレートには対応していません。(Redmi K30 Proと同じ60Hzのリフレッシュレートです。)

Snapdragon 865を搭載

文句なしのフラグシップ性能を持ち合わせています。

なんとOnePlus 8 Proよりも高いベンチマークスコアを獲得しているようです。
LPDDR5+UFS3.1規格を採用

Redmi K30 Proでは、6GB+128GBモデルのみLPDDR4xとUFS3.0でしたが、POCO F2 Proは6GB+128GBモデルでLPDDR4xとUFS 3.1に対応。
RAMの規格だけ最新のものではありません。
高い冷却性能


左からGalaxy S20+、POCO F2 Pro、OnePlus 8 Proの順で並んでおり、実際に放熱板を見比べてみると、POCO F2 Proが一番大きなものを搭載していることが分かります。
6400万画素を含むクアッドカメラを搭載



発表会では、目を疑うほど鮮明に映っている写真が公開されました。
ここまで接近して撮れるのは凄い。
ポップアップカメラを採用

Snapdragon 865を搭載したスマートフォンでポップアップカメラを採用しているのは、「Redmi K30 Pro」と「vivo NEX 3S 5G」を加えた3機種のみ。
また、POCO初のポップアップカメラを搭載した機種でもあります。
Redmi K30 Pro同様にカメラ部分にLEDが搭載されており、落下時に自動で収納する”落下検知機能”も搭載。
しかし、2000万画素のシングルレンズのみの搭載。
下位モデルの「POCO X2」は2000万画素+200万画素のパンチホールデュアルインカメラを搭載していました。
ポップアップを採用しているため仕方ないですが、インカメラはダウングレードしています。
4700mAh+30W急速充電に対応


63分で0%から100%まで充電することが可能となっています。
こちらはバッツリー容量はRedmi K30 Proと同じですが、急速充電規格は3W低くなり、30Wとなっています。
また、Redmi K30 Pro同様にフラグシップ機では標準となりつつあるワイヤレス充電には非対応。
まとめ:POCO F2 Proはどんな人にオススメか?

価格は6GB+128GBが499ユーロ(約5.8万円)で、8GB+256GBが599ユーロ(約7万円)です。
Redmi K30 Proは、5万円を切るSnapdragon 865を搭載した端末で、「できるだけ安く購入したい」人にオススメできる端末でした。
しかし、POCO F2 ProはRedmi K30 Proと比べやや価格が上昇しています。
6GB+128GBモデルでUFS 3.1に対応したことと、33Wから30Wの急速充電に変更されたこと以外仕様は変わっていません。
そのことを踏まえると、POCO F2 ProはRedmi K30 Proのグローバルモデルという考え方もでき、価格がやや上昇していることにも納得できます。
POCO F2 Proは「ポップアップカメラを搭載し、日本語対応のフラグシップ端末が欲しい」人にオススメできます。
一方、RAMの規格がLPDDR4xであることや120Hzのリフレッシュレートに非対応・ワイヤレス充電に非対応とフラグシップ機にしては、やや物足りなさを感じてしまう部分もあります。