中国、MIEZUはフラグシップスマートフォン「MEIZU 16S」を発表しました。日本では聞き馴染みの薄いMEIZUですが、「MEIZU 16X」や「MEIZU Note 9」などの2.3万円台のエントリースマホが人気です。そんなMEIZUが、今回発表した「MEIZU 16S」は「Galaxy S10」や「Xiaomi Mi 9」などのフラグシップ機で採用されているSnapdragon 855が搭載されており注目を集めていました。
目次
MEIZU 16Sを3行でまとめると、、、
- Snapdragon 855を搭載
- 7.6mm 165gのコンパクトボディ
- バッテリー性能が高い
MEIZU 16Sのファーストインプレッション
MEIZU 16Sの基本情報:スペック
価格 | 6/128GB 3,198元(約53,200円) 8/128GB 3,498元(約58,200円) 8/256GB 3,998元(約66,500円) |
OS | Android 9.0 (Pie) / Flyme 7.3 |
SoC | Snapdragon 855 |
RAM | 6GB / 8GB |
ROM | 128GB / 256GB |
Antutuスコア | 372000 |
ディスプレイ | 6.2インチ / 有機ELディスプレイ 1080 x 2232px (フルHD+) / アスペクト比18.5:9 |
カメラ | アウト:48MP + 20MP F値/1.7 イン:20MP F値/2.2 |
バッテリー | 3600mAh / mCharge(24W急速充電) |
カラー | ブラック/ホワイト/ブルー |
重量 | 165g |
対応バンド | GSM:B2/B3/B5/B8 WCDMA:B1/B2/B5/B8 TD-SCDMA:B34/B39 CDMA:BC0 TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41 FDD-LTE:B1/B3/B4/B5/B8 |
MEIZU 16Sの付属品
- 充電器
- Type-C USBケーブル
- SIMピン
- ユーザーマニュアル
MEIZU 16Sのデザイン
ベゼルレスデザインによりノッチのないディスプレイを搭載ディスプレイ指紋認証を搭載することにより、背面はカメラのみの配置
また、MEIZU 16Sでは自然な形で丸みを帯びており、持ち心地を追求したデザインになっています。そのため、7.6mmで165gというコンパクトボディを実現しています。
充電ポートはType-Cをサポートし、イヤホンジャックは非搭載
MEIZU 16Sの性能
6.2インチ 有機ELディスプレイ
フラグシップ機の名に相応しく、6.2インチの有機ELディスプレイを搭載画面占有率は91.53%でノッチがないため描画が欠ける心配もありません。
解像度は1080 x 2232px (フルHD+) で他のフラグシップ機同様に高精細な表示が可能です。
そして、画面が暗くなった時に発生するちらつきを軽減させるDC調光機能を搭載し、ユーザーの目への悪影響を最小限に抑えることにも重点が置かれています。
DC調光機能はBlack Shark 2で採用されたことで注目を集めた機能で、まだ採用されているスマホは少なくMEIZUは先駆けて採用した企業の一つとなりました。
Snapdragon 855を搭載
そして、注目のプロセッサーですが、Android市場で最高性能である「Snapdragon 855」を搭載メモリ仕様は6GBと8GBでフラグシップ機と呼べる高い処理能力を有しています。
Snapdragon 855はQualcomm社の最新かつ最高性能のSoCであるため、搭載するスマートフォンの価格が高くなりがちです。
しかし、MEIZU 16Sは5万円台での発売で、同様のスペックのスマホよりも1段階価格が安いのが特徴です。
4800万画素+2000万画素のメインカメラ
MEIZU 16Sのカメラ構成はSONY IMX586の4800万画素+SONY IMX350の2000万画素のディアルカメラとなっています。多くのフラグシップ機で採用される4800万画素のSONY製イメージセンサーのIMX586を搭載しており、カメラ機能としても十分な性能が期待できます。
インカメラは前モデルの「MEIZU 16th」と同じ2000万画素となっているものの、ソフトウェアにArcSoft AI Beautyを搭載することにより美しいセルフィーを撮影できるとしています。
3600mAhのバッテリー容量
MEIZU 16Sは3600mAhのバッテリー容量を搭載Xiaomi Mi 9などの他のフラグシップ機は3300mAhほどで10%ほどバッテリー容量が大きいです。
また、MEIZUの急速充電規格である「mChage」を搭載し、30分で60%の充電が可能になっています。
165gというコンパクトなボディなのにバッテリー性能が高く高評価のポイントです。
まとめ:MEIZU 16Sは買いか否か
ズバリ、買いではありません。まず、対応バンドが日本での使用に適さないこともありますが、Snapdragon 855を搭載したスマートフォンで選ぶ際にライバルが多いということが挙げられます。
Xiaomi Mi 9やvivo iQOO、そしてGalaxy S10などのビックネームが乱立するフラグシップ市場でわざわざMEIZU 16Sを選ぶには、決定打に欠ける印象です。