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スマートフォン

2画面スマホ LG G8X ThinQを実機レビュー!可能性は無限大


投稿日:2020年1月21日 更新日:

LG G8X ThinQ 実機レビュー

2画面スマートフォンと聞くとZTE M Z-01KやZTE AXON X等を思い浮かべるかもしれませんが、今回SIM太郎編集部がレビューする2画面にもなるスマートフォンはSoftBankより販売された「LG G8X ThinQ」です。
ケースを装着することで2画面にもなるLG G8X ThinQのスペックから使い勝手の良さ・機能面について徹底的にレビューしていきます。

LG G8X ThinQの魅力を3行でまとめると…

  1. 付属のケースを装着すると2画面操作が可能
  2. Socはまだまだ現役!Qualcomm Snapdragon 855を搭載
  3. 防水・防塵・おサイフケータイに対応

LG G8X ThinQのスペック

スペックの見方、判断基準については こちら
対応バンドについては こちら
充電規格については こちら

購入までの経緯

購入場所

気になる購入場所ですが、SIM太郎編集部はSoftbankショップに直接足を運び端末のみを購入してきました!
10月1日より端末のみの購入が可能なので、気軽に購入できるようになりました。
購入希望者はSoftbankショップへ!(オンラインでも可)

購入モデル

購入モデルを下記の表にまとめました。
RAM6GB
ROM64GB
端末カラーオーロラブラック
RAM・ROM・端末カラーは上記の表の1モデルのみです。
ROMの容量は128GBだと嬉しかったですが、価格的に仕方がないのかもしれませんね。
せめて、端末カラーは2色展開してほしかったですが、こちらも価格を抑えることに注力した結果なのでしょうね!

購入理由

筆者は、折りたたみ(2画面)スマートフォンが欲しかったため、発表されてからずっと販売日が待ち遠しかったです。
やはり、変わったスマートフォンが出ると欲しくなっちゃうんですよ。
本命は「HUAWEI Mate X」ですが現状買えそうにないため、比較的価格の安かった「LG G8X ThinQ」を購入しました。
また、「Softbankショップで端末のみの購入が本当に可能なのかも試してみたかった」と、いうのも理由の1つです。

LG G8X ThinQのパッケージと付属品

パッケージ

黒色のパッケージです!シンプルでカッコいいですが、本体が入っている箱がピッタリサイズで開けにくいのが残念です。
2つの外箱が入っているのは珍しいですね!!

付属品

  • デュアルスクリーン(手帳型)
  • デュアルスクリーン取り付け・取り外し方の説明書類
  • デュアルスクリーンクイックスタート
  • デュアルスクリーン使用時の専用充電端子
  • 柔らかい透明TPUケース
  • Felicaの位置説明とSIMトレーの取り外し方の紙
  • SIMピン
  • お願いとご注意(重要なお知らせ)
  • まず確認!クイックスタート
  • 3.5mmマイク付きイヤホン
  • イヤホンのイヤーピース
充電器や充電ケーブルは付属していませんでした。
欲しい人は、Softbankショップで同時購入しましょう!
充電器や充電ケーブルは他社の物を使用することができます。筆者はHUAWEI製の充電器と充電ケーブルを使用していますが、何も問題はありません。

LG G8X ThinQのデザイン・外観をチェック

LG G8X ThinQは水滴ノッチを搭載しており、ノッチが小さいため大画面での操作を楽しむことができます。

LG G8X ThinQはシングルカメラを搭載し水滴ノッチを採用しています。
しかし、顔認証には非対応です。2画面で使うことを想定しているからでしょうか?少し…いや、かなり残念ポイントです。

背面はテカテカでツルツルです。
カメラは出っ張りがなくフラットなのが高印象です。
ただ、背面に指紋や汚れがベッタリ付くのは残念ポイント。これはLG G8X ThinQだけの問題ではなく、今のスマートフォンのほぼ全てのモデルでの課題点ですね。

本体上部には、SIMトレーのみを配置

本体下部には、スピーカー・USB Type-C端子・マイク・3.5mmイヤホンジャックを配置

SIMトレーを見てみると!!
DSDV可能なんですかねぇ…。
SIMカードを2枚置くことは可能でしたが、実際にDSDVで使えるのかは不明です。検証したくてもSIMロックがかかっており、解除しないと検証できません…。残念です。

本体のみでの重量は192g

デュアルスクリーンでの重量は330g
これは重たすぎる・・・

あの重いで有名なiPhone 11 Proにケースを付けた状態だと220g
それよりも100gほども重いです・・・

LG G8X ThinQの性能チェック

ベンチマークでパフォーマンスを測定

AnTuTu V8

ベンチマークアプリAnTuTu V8での測定
総合スコア:「427,684」
CPUスコア:「140,905」
GPUスコア:「172,538」
高いパフォーマンスを発揮しています!
このパフォーマンスを発揮するスマートフォンが、6万円以内で買えるのは凄く魅力的です!
ゲームも問題なくサクサクできること間違いなしです!!

Geekbench5

Geekbench5で測定
シングルスコア:「744」
マルチコア:「2,819」

PC Mark for Android

PC Mark for Androidのスコア:「9,190」

LG G8X ThinQでゲームプレイ

実際にPUBGをプレイしてみた

スマートフォンのゲームの中でも高いパフォーマンスを必要とされる「PUBG」を実際にプレイしてみました。
気になる方も多いと思いますので、早速どんな感じか見ていきましょう!!

画質は、ディバイスの負荷の高い「HD」でも余裕です。
さすが、Qualcomm Snapdragon 855を搭載しているだけあります。

そして、デフォルトでのクオリティーは「HD」フレーム設定は「高」

高負荷なシーンでもコマ落ちやカクつきなく常に高いパフォーマンスを維持していました。
また、ディスプレイのノッチやベゼルが小さく大画面での演出を楽しめ、音にも迫力がある点は高評価です!

しかし、デメリットもあります。
端末が他の機種と比べて少し重たい点と長時間のプレイで発熱する点です。
両手で持っても端末が少し重たく感じます。長時間連続でプレイするとスマートフォン本体は熱くなり、自分の腕は疲れてくるかと思います。
適度に休憩をしながらプレイすれば、それほど負担にならないかもしれませんね。

最大の魅力であるデュアルスクリーンを試す!!

LG G8X ThinQの最大の魅力といえば、付属のケースを使用することでデュアルスクリーンになる事ですよね!
皆さんが1番気になっているであろう、このデュアルスクリーンを使ってみました!

デュアルスクリーンのデザイン・外観をチェック

閉じている状態でも時間と通知が分かるように、小さなモノクロディスプレイを搭載しています。

背面はカメラやおサイフケータイ・ワイヤレス充電を問題なく行えるように、大きくカットされています。
その分、本体に傷が付きやすいのが少し残念ポイントですね。

開いてみると…!!!
2画面になります!!

デュアルスクリーン側は360°回転します。ただし、360°回転させるとデュアルスクリーン側のディスプレイが消灯してします。
さらに、カメラが塞がれて使えなくなることにも注意が必要です!

下部を見ると…。
充電端子がUSB Type-Cじゃない!!
ですが、安心してください。こちらの専用充電端子は購入時に付属しています!小さいので失くさないように気を付ける必要がありますね。

デュアルスクリーンでゲームをプレイ

デュアルスクリーンで、どのようにゲームができるか気になりますよね?
気になる方も多いと思いますので早速、どんな感じか見てみましょう!

デフォルトで入っているゲームランチャーモードを使って、デュアルスクリーン側をモニターとして、本体画面をコントローラーとして使用しました。
もちろん、逆にしても同じようにゲームがプレイできます。
自分のやりやすい向きでプレイできるのはメリットですね!

さらに、コントローラーには4つの種類がありました。
自分の操作しやすいコントローラーをゲームに合わせて切り替えれるのも魅力的です。

カスタムゲームパッドを選択すると自分にあったコントローラーを作成することもできます。

実際にアスファルト9をプレイしてみた

スマートフォン購入時にデフォルトで入っていた3Dゲーム「アスファルト9」をプレイしてみました。
気になる方も多いと思いますので、早速どんな感じか見ていきましょう!!

端末負荷実験も兼ねて全てのサウンドを100%出力にし、視点設定はアクションにしましたが動作は安定してました。
さすが、Qualcomm Snapdragon 855を搭載しているだけあります。

ゲームコントローラーモードで、ゲームをする時は操作感度は調整できないようになっていました。
タッチスクリーンに変更することで、操作感度の調整が可能となりました。

デュアルスクリーン側にプレイ画面を出力し、端末側をコントローラーとして使用しましたが、操作の遅延などなくプレイできました。
ただし、長時間プレイすると端末背面が徐々に熱を持ち始めます。
さらに、2画面を同時に出力しつつゲームを行っているため、電池の減りがとても速いです。
長時間ゲームをプレイしたい場合は充電しながら行うと良いでしょう。
しかし、2画面使用時のマグネット式充電端子は、外れやすいためゲーム熱中している間に外れていたり…

その他のデュアルスクリーンの活用方法

1つのアプリを大画面で

対応しているアプリなら、デュアルスクリーンと本体のスクリーンを使用して1つのアプリを表示することが可能です。
しかしながら、画面と画面の継ぎ目(ベゼル)が太いため表示するものによっては、使いにくい場合もあるのが残念ポイント。

寝転がって動画が観れる

サブスクリーンが360°回転するため、寝転がって動画を手間なく見れるのは良いですね!
他社のスマートフォンであれば、スマホスタンドなどでスマートフォンを支える手間があったり、寝転がって観るときにスマートフォンの立てかけた角度の調整が大変だったりしますよね。
それが、手間なくすぐにできる点はとても良いです。

LG G8X ThinQのカメラ性能をチェック

最後にカメラ性能をチェック!
近年ではスマートフォンで写真を撮影することが増えてきました。
「ロマンがあっていいなぁ…と、思っていたけどカメラスペックが低くて使えない」
なんてことが無いようにしっかり確認したいものですね。

カメラスペック

LG G8X ThinQのメインカメラは約1,200万画素で、超広角カメラは約1,300万画素のデュアルカメラです。
他社のスマートフォンでも超広角カメラを搭載している機種が増えてきている中、LG G8X ThinQでもしっかり対応している点は嬉しいです。

通常撮影

広角撮影と標準(1倍)撮影を比べると画角の広さが一目瞭然!!
背の高い建物や風景画・集合写真などを撮影するのに重宝します!
しかし、街灯が白飛びしている点や、タワーのイルミネーションが不自然に濃い色になっている点はマイナスポイントです。
肉眼で見た時のような自然な色合いではないですし、ノイズは多くも少なくも無く普通といった印象です。

夜景撮影

LG G8X ThinQには夜景モードというモードがあり、通常モードに比べ「より明るく・綺麗に撮る」ことができます。
しかしながら、弱点もあります。
それは「色が濃すぎる」ことです。
標準モードで撮影した場合と比べて明らかに色が濃くなっています。
しかし、全体的に明るさも少し上がっており、クッキリ・ハッキリした写真となっています。

まとめ

良かった点

  • 付属のケースを装着すると2画面操作が可能
  • Socはまだまだ現役!Qualcomm Snapdragon 855を搭載
  • 防水・防塵・おサイフケータイに対応
  • ゲームコントローラー機能がある

イマイチな点

  • 顔認証が非対応
  • 指紋認証精度と認証速度がイマイチ
  • 背面に指紋や汚れが付きやすく、落ちにくい
  • デュアルスクリーンケース使用時の重量が330gになり重たい
  • デュアルスクリーンケース使用時片手で気軽に使うことができない
  • カメラの盛り方が自然な感じではない

総合評価

LG G8X ThinQを星10個で評価すると…
★★★★★★★☆☆☆星7.0個です!!

では、LG G8X ThinQはどんな人におススメか?
LG G8X ThinQはQualcomm製のハイエンドSoc「Snapdragon 855」を搭載しており、ゲームパフォーマンスも非常に高いです!
しかし、ROMが64GBと少し心もとないのと、デュアルスクリーンケース使用時の重量が330gと重たく、メイン機として普段使いするのは厳しそうです。
ロマンだけを追求している人や、サブ機として欲しい人には良いのではないでしょうか。
価格は安く、性能は高い。ロマン溢れるスマートフォンであることは間違いないですが、実用性も考慮した結果★7.0と評価しました。

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