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格安SIM

楽天モバイルは中華スマホ(対応機種以外)でも使えるのか実機で検証


投稿日:

Rakuten UN-LIMIT

2020年4月8日に大手通信キャリアとしてサービスを開始した楽天モバイル。
大手キャリアなのに、格安SIMのような低価格でプラン提供しており、自社回線エリアならデータも使い放題と魅力的なサービスです。
しかし、「楽天モバイルの端末は、楽天が出している対応機種しか使えないのか?」「自分が持ってる中華端末を使いたい!」という方も見えるでしょう。

そこでSIM太郎編集部では、実際に手元にある中華端末4台を使って「Rakuten UN-LIMITが問題なく使えるのか?」「Rakuten LinkのSMS認証を問題なく通過し、通話までできるのか?」を検証していきたいと思います。

楽天モバイルのキャリアサービス

楽天モバイルのキャリアサービス
楽天モバイルは大手通信キャリアとなり、docomo・au・Softbankと同じ立ち位置になりました。
2019年10月からのテスト運用期間を経て、2020年4月8日より300万名限定で1年間のプラン料金を無料にしてサービスの提供を開始!

しかし、キャリアサービスの利用は楽天モバイルから販売されている対象端末での利用が前提となっています。
そのため、対応機種以外での使用に関しては、楽天モバイルは動作保証をしていません

Rakuten Linkのアクティベーションとは?

Rakuten Linkのアクティベーションとは?
楽天モバイルではSIMカードを挿してAPN設定をすれば良いと言うわけではありません。
楽天モバイルで、かけ放題を適用する場合にはRakuten Linkというアプリが必要になり、このアプリを使用できる状態にするにはSMS認証が必要となるのです。
しかし、使用する端末が対応機種でない場合、SMSの認証番号を受け取れない場合があり、結果的に通話がかけ放題にならない場合があります

また、SMS認証を通過してアプリが使用できる状態になっても、通話の発着信ができなかったり、途中で通話が終了してしまう事があり、電話機能を正常に使うことができないこともあります

そうならないためにも、中華端末で楽天モバイルが正常に使える端末をまとめていきたいと思います。

Rakuten UN-LIMITの検証端末を紹介

検証端末を紹介
今回、動作検証をする端末は全部で4台です。

この4台の端末で共通していることは以下の2つです。
  • 中華(中国メーカー)端末であること
  • 技適の無い海外版のモデルであること
検証に使用する端末は以下の通りです。
  • Xiaomi Mi8(グローバル版)
  • Redmi K20 Pro(グローバル版)
  • Lenovo Z5 Pro GT(グローバル版)
  • HUAWEI P30 Pro(中国版)
それでは早速検証を行っていきます!

各端末のRakuten UN-LIMIT動作検証結果

Xiaomi Mi8(グローバル版)

Xiaomi Mi8(グローバル版)
Androidバージョンビルド番号SMS認証通話発着信データ通信
Android 1011.0.4.0(QEAMIXM)

Androidバージョンとビルド番号

Androidバージョンとビルド番号
Xiaomi Mi8の検証は以下の状態で行いました。
  • Androidバージョン:Android 10
  • Androidセキュリティパッチ:2020年4月1日
  • UI:MIUI 11
  • ビルド番号:11.0.4.0(QEAMIXM)

Rakuten LinkのSMS認証

Rakuten LinkのSMS認証
Xiaomi Mi8にRakuten Linkのアプリをインストールした後、SMS認証画面まで設定を進めると自動的に電話番号が入力され、認証の部分をタップすると「validating mobile number」(携帯電話番号の認証)の表示が出た後に、ログインできました。

Rakuten Linkでの通話の発着信

Rakuten Linkでの通話の発着信
Xiaomi Mi8からRakuten Linkを使用して通話の発信テストを行った場合、問題なく発信を行うことが可能でした。
もちろん通話も可能です!

次にXiaomi Mi8で通話の受信ができるのかをテストしました。
結果として問題なく受信と通話を行うことができました

データ通信(インターネット接続)

データ通信(インターネット接続)
最後にインターネット接続ができているかを検証しました。

chromeブラウザからSIM太郎にアクセスすると、トップページに問題なくアクセスすることができました。
インターネット接続も問題なく利用可能なようです。

Xiaomi Mi8では全ての機能を問題なく使用することができるようです

Redmi K20 Pro(グローバル版)

Redmi K20 Pro(グローバル版)
Androidバージョンビルド番号SMS認証通話発着信データ通信
Android 1011.0.4.0(QFKMIXM)

Androidバージョンとビルド番号

Androidバージョンとビルド番号
Redmi K20 Proの検証は以下の状態で行いました。
  • Androidバージョン:Android 10
  • Androidセキュリティパッチ:2020年4月1日
  • UI:MIUI 11
  • ビルド番号:11.0.4.0(QFKMIXM)

APN設定を行うも…

Redmi K20 Proに楽天モバイルのSIMを入れAPN設定を行いましたが、電波を掴むことはありませんでした。
実はこの端末はRedmi K20 ProにMi 9T ProのグローバルROMを焼いたもので、その影響なのか電波を掴みませんでした。

Lenovo Z5 Pro GT(グローバル版)

Lenovo Z5 Pro GT(グローバル版)
Androidバージョンビルド番号SMS認証通話発着信データ通信
Android 9.011.0.084 ST

Androidバージョンとビルド番号

Androidバージョンとビルド番号
Lenovo Z5 Proの検証は以下の状態で行いました。
  • Androidバージョン:Android 9
  • Androidセキュリティパッチ:2019年5月1日
  • UI:
  • ビルド番号:11.0.084 ST

Rakuten LinkのSMS認証

Rakuten LinkのSMS認証
Lenovo Z5 ProにRakuten Linkのアプリをインストールした後、SMS認証画面まで設定を進めると自動的に電話番号が入力され、認証の部分をタップすると「validating mobile number」(携帯電話番号の認証)の表示が出た後に、ログインできました。

Rakuten Linkでの通話の発着信

Rakuten Linkでの通話の発着信
Lenovo Z5 ProからRakuten Linkを使用して通話の発信テストを行った場合、問題なく発信を行うことが可能でした。
もちろん通話も可能です!

次にLenovo Z5 Proで通話の受信ができるのかをテストしました。
結果として問題なく受信と通話を行うことができました

データ通信(インターネット接続)

データ通信(インターネット接続)
最後にインターネット接続ができているかを検証しました。 chromeブラウザからSIM太郎にアクセスすると、トップページに問題なくアクセスすることができました。
インターネット接続も問題なく利用可能なようです。

Lenovo Z5 Proでは全ての機能を問題なく使用することができるようです

HUAWEI P30 Pro(中国版)

HUAWEI P30 Pro(中国版)
Androidバージョンビルド番号SMS認証通話発着信データ通信
Android 1010.0.0.195(C00E85R1P8)GPU Turbo

Androidバージョンとビルド番号

Androidバージョンとビルド番号
HUAWEI P30 Proの検証は以下の状態で行いました。
  • Androidバージョン:Android 10
  • Androidセキュリティパッチ:2020年3月1日
  • UI:EMUI 10.0.0
  • ビルド番号:10.0.0.195(C00E85R1P8)GPU Turbo

Rakuten LinkのSMS認証

Rakuten LinkのSMS認証
HUAWEI P30 ProにRakuten Linkのアプリをインストールした後、SMS認証画面まで設定を進めると自動的に電話番号が入力されました。

Rakuten LinkのSMS認証2
その後、認証の部分をタップすると「validating mobile number」(携帯電話番号の認証)と表示され、認証が開始されたものの画面がそこから先へ進まなくなってしまいました。
そのため、一度ホーム画面に戻りアプリを再度立ち上げてみることに。

Rakuten LinkのSMS認証3
アプリを立ち上げると、「ようこそRakuten Linkへ」の画面が最初に表示され、下部の送信ボタンを押すと何事も無く、ログインに成功!

Rakuten Linkでの通話の発着信

Rakuten Linkでの通話の発着信
HUAWEI P30 ProからRakuten Linkを使用して通話の発信テストを行った場合、問題なく発信を行うことが可能でした。
もちろん通話も可能です!

次にHUAWEI P30 Proで通話の受信ができるのかをテストしました。
結果として、Rakuten Linkのアプリを開いているときは着信しますが、アプリを閉じていたり、スリープモードにしていたりすると一切通知が来ませんでした
この場合、発信者側は留守番電話に接続されてしまいました

データ通信(インターネット接続)

データ通信(インターネット接続)
最後にインターネット接続ができているかを検証しました。

chromeブラウザからSIM太郎にアクセスすると、トップページに問題なくアクセスすることができました。
インターネット接続は問題なく利用可能なようです。

HUAWEI P30 Proでは、通話の着信を正常に受け取ることができないため、使用はオススメできません
LINE電話やなどのインターネット接続しか行わない通信に使用する場合のであれば使用することができますが、せっかくの国内かけ放題ですからそのような使い方はもったいないような気がします。

OSやシステムのバージョンは最新であるか?

OSやシステムのバージョンは最新であるか?
試してみても使えなかったという方は、一度OSのアップデートを確認してみると良いでしょう。
端末メーカー側が、アップデートをすることで楽天モバイル回線に対応するようにしている場合があります
例えば、ZenFone 6は2020年1月に「楽天モバイルのVoLTEに対応」という内容のシステムアップデートを配信していたようです。
アップデートをしても使えなかった場合は、再度APN設定をし直したり、端末を一度再起動しましょう。

Rakuten UN-LIMITのAPN設定の方法

APN設定の方法は楽天モバイルの公式サイトに案内があります。

中には端末にSIMカードを挿すだけで、通信ができるようになるものもありますが、基本的にこの設定をする必要があります

以下に楽天モバイルのAPN情報を記載します。
APN名楽天(rakuten.jp)
APNrakuten.jp
MCC440
MNC11
APNタイプdefault,supl
APNプロトコルIPv4/IPv6
APNローミングプロトコルIPv4/IPv6
PDPタイプIPv4/IPv6

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)が使える中華端末まとめ

楽天モバイルが使える中華端末まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまでRakuten UN-LIMITで中華端末を使うことができるのか動作検証をしてきました。

結果として、普通に使えてしまう端末から、電波さえ掴まなかったモデル上手く通話の受信ができない機種と4台の検証だけでこれだけの結果が出てきました。
技適の無い中華端末では、OSアップデートで楽天モバイルの回線に対応するとは考えられませんが、モバイル通信に関するバグで使えなくなっていた場合などは、アップデートで使えるようになるかもしれません。

確実に楽天モバイルを使いたい場合は、楽天モバイルで対応しているスマホを購入するのが一番良いですが、家に2台・3台と端末があるから試してみたいという方でも、今なら300万名限定で、1年間プラン料金が0円で使えるので試してみても良いかもしれません。

公式サイトには下記のリンクよりアクセスすることができます。
rakuten-mobile
公式サイトはこちら >
 

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