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Xiaomi スマートフォン

「Xiaomi 12 Pro」発表!Snapdragon 8 Gen 1、独自チップ「Surge P1」、トリプル50MP搭載、約8.5万円


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Xiaomi 12 Pro

Xiaomiは12月28日、中国にて新製品発表会を開催し、同社フラグシップ機「Xiaomi 12」「Xiaomi 12 Pro」「Xiaomi 12X」の3機種を正式発表しました。

本記事ではその内「Xiaomi 12 Pro」のスペックをお伝えします。

今回発表されたXiaomi 12シリーズで上位モデルとなるXiaomi 12 Proですが、デザインはXiaomi 12と変わらず。
また、搭載するSoCは同じですが、ディスプレイ、カメラ、バッテリーのスペック面がグレードアップされています。

Xiaomi 史上最高のディスプレイと謳うXiaomi 12 Proの画面は、6.73インチ、2K解像度のSamsung E5 AMOLEDディスプレイを搭載します。
最大輝度は1500nit、12bitの色表示、LTPOによる1~120Hzの可変リフレッシュレート、480Hzのタッチサンプリングレートに対応します。

ディスプレイの性能を評価する第三者機関 DisplayMateによる格付けでは最高評価のA+を獲得しています。

前モデルの「Mi 11 Pro」では4辺が側面に向かって湾曲したディスプレイが採用されていましたが、Xiaomi 12 Proでは側面のみ湾曲したディスプレイとなっております。他にも、パンチホールの位置が左端から中央に変更されています。

Xiaomi 12 ProのSoCは、Xiaomi 12と同じく4nmプロセスにて製造されたQualcommの最新チップ「Snapdragon 8 Gen 1」を搭載。
前世代比でCPU性能は20%、GPU性能は52%、AIエンジンは400%、電力効率は25%向上しているとのことです。

発表会で明かされたメーカー公表のAntutuスコア(v9)は、驚異の107万点

発熱が懸念されますが、冷却性能を高めるためにXiaomi 12よりも大きな2900平方ミリメートルのベイパーチャンバーを採用。これに加えて、3枚の大型グラファイトシートにより放熱を行います。

また、通常使用向けの「バランスモード」とゲーム向けの「レギュラー(パフォーマンス)モード」、高負荷ゲーム向けの「エクストリームモード」が用意されており、ソフトウェアにより性能を制御することで発熱を抑えようとしています。

Xiaomiによる公表データでは、SNSや動画視聴などの際のバランスモードでは端末温度が約30℃。
レギュラー(パフォーマンス)モードで王者栄耀(Honor of Kings)を30分プレイした場合、平均フレームレートは119.9fps、端末温度は最高で43.5℃。
エクストリームモードで原神を30分プレイした場合、平均フレームレートが57fps、温度が48度とのこと。

この3つのモードが使わけることにより、バッテリー持ちを延ばし、端末温度を適切に保つことができます。

過去にはOnePlusが発熱やバッテリー持ちを改善するためにユーザーに告知なしで一部のアプリでパフォーマンス制限を行なっていたことが指摘され、「OxygenOS 12」にて修正される事態がありました。

Xiaomi 12 Proの3つのモードもパフォーマンス制限に該当しますが、ユーザーが任意にモードを選択できるのは嬉しいですね。

Xiaomi 12 Proのバッテリー容量は4600mAhで、120Wの急速充電に対応します。
高速モードでは18分、発熱を抑えるモードでは24分で満充電することが可能としています。

一般的に急速充電に対応する機種は2つのバッテリーを搭載するデュアルセル方式が採用されていますが、この方式では搭載できるバッテリー容量がシングルセルと比較して減ってしまう欠点があります。

Xiaomiはこれを解決すべく、充電制御用の独自チップ「Surge P1」を開発
充電制御用に独立したチップを搭載することにより、従来の制御方式と比較して複雑な電流制御や温度制御が可能となり、Xiaomiは世界初のシングルセル方式の120W急速充電を実現させました。


ちなみに、Xiaomi P1は同社3つ目の独自チップ
初の独自チップは2017年に発表された「Mi 5c」に搭載されSoCのSurge S1、2番目は「Mi MIX Fold」に搭載されたカメラ画像処理チップのSurge C1でした。

OPPOも6nmプロセス製造の独自イメージングNPU「MariSiliconX」を発表し、「OPPO Find X4」にて搭載予定としており、半導体レベルでの差別化がフラグシップ機での勝負の鍵となっているように感じます。

その他、バッテリー性能では50Wのワイヤレス充電、10Wのワイヤレス給電に対応します。
50W無線では42分で満充電が可能です。


また、「OnePlus 8 Pro」や「Galaxy S21 Ultra」など2K解像度に加え120Hz駆動に対応するフラグシップ機はバッテリー持ちが課題として挙げられますが、Xiaomi公表のデータでは2K/120Hzディスプレイ搭載機の中で最もバッテリー持ちが良いとしています。

Xiaomi 12 Proはトリプルカメラを搭載
カメラ構成は、5000万画素メイン(IMX 707 / OIS)、5000万画素超広角、500万画素ポートレート
3眼全てが50MPセンサーと言う選択な構成となっています。

メインカメラに採用されるSONY IMX 707は、Xiaomi 12に搭載されるIMX 766よりも大きな1/1.28インチで、ピクセルビニングにより2.44umの大型ピクセルサイズを実現
また、光を取り込む量も49%増加しているとのことです。

ソフトウェア面では、Xiaomiが独自に開発した高速オートフォーカス技術「CyberFocus」を搭載し、、被写体の顔をロックし続けながら撮影できます。

その他、Harman/Kardon社監修のステレオスピーカーを搭載し、生体認証は顔認証とディスプレイ指紋認証に対応
筐体サイズは163.6 × 74.6 × 8.16(レザー8.66) mm、重さは 205g(レザー204g) ソフトウェアは最新のMIUI 13をプリインストールします。

筐体カラーは、ブラック、ブルー、パープル、グリーン(レザー)の4色を用意

価格と対応バンドは以下の通りです。

  • 8GB+128GB:4,699元(約84,700円)
  • 8GB+256GB:4,999元(約90,000円)
  • 12GB+256GB:5,399元(約97,300円)
  • 5G:n1 / n3 / n5 / n8 / n28a / n38 / n40 / n41 / n77 / n78 / n79
  • 4G:FDD-LTE B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B17 / B18 / B19 / B26
      TDD-LTE B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42
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