中国メーカのHUAWEIは、ヨーロッパで5G通信に対応した「HUAWEI P40 lite 5G」を正式発表しました。
同モデルは中国で既に発表されているHUAWEI nova 7 SEとほぼ同じスペックとなっています。
目次
HUAWEI P40 lite 5Gを3行でまとめると、、、
- HUAWEI nova 7 SEとほぼ同じ性能のモデル
- 40W急速充電に対応しているが、ワイヤレス充電は非対応
- GMS(Google Mobile Service)は使えないため、HMS(HUAWEI Mobile Service)を使用することになる。
HUAWEI P40 lite 5Gのファーストインプレッション
HUAWEI P40 lite 5Gの基本情報:スペック
HUAWEI P40 lite 5Gの付属品
- 充電器
- USB Type-Cケーブル
- USB Type-Cイヤホン
- SIMピン
- クイックガイド
- 保証書
HUAWEI P40 lite 5Gのデザイン
HUAWEI P40 lite 5Gは、6.5インチFHD+(2400×1080)のOLEDディスプレイを搭載したスマートフォンです。ディスプレイは6.5インチと大きく、左上にパンチホールインカメラを採用しています。
下部のベゼルはやや太いものの、画面独占率は90.3%と高いです。
また、ディスプレイのアスペクト比は20:9の縦長で、生体認証は側面指紋認証と、顔認証の2つに対応しています。
背面左上には、縦1列に並んだ長方形のカメラモジュールがあり、64MPを含むクアッドカメラを搭載。
接続端子はUSB Type-Cとなっており、3.5mmイヤホン端子は搭載していません。
OSはAndroid 10を搭載しており、HUAWEI独自のUIでは、2020年3月26日に発表されたEMUI 10.1を採用しています。
カラーはスペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラックの3色があります。
HUAWEI P40 liteは異なる3つのモデルがある。
今回発表されたHUAWEI P40 lite 5Gの他にも、2020年3月に発表された「P40 lite E」や「P40 lite」など、同じモデル名の端末が存在しています。これらの端末は全てヨーロッパで発表されており、P40 lite EはP40 liteのヨーロッパ向け廉価モデルとして発表されたと考えられます。
またP40 liteは、中国で発表されたnova 6 SE(マレーシアではnova 7i)のグローバルモデルです。
そして、今回のP 40 lite 5Gは、中国で発表されたnova 7 SEのグローバルモデルであると考えられます。
HUAWEIは前モデルでも、中国で発売されたnova 4eをP30 liteとして発表しています。
どうやら、中国で発表されるnovaシリーズの廉価モデルは、Pシリーズのliteモデルとして発表されているようですね
HUAWEI P40 lite 5Gの性能
Kirin 820搭載
このKirin 820を搭載している端末は他にも「HUAWEI nova 7 SE」や「HONOR 30S」などがあり、Antutuベンチマークスコアも約375,230点と高く3Dゲームなどもデフォルト設定で問題なくプレイ可能です。
Web検索やSNSなどの普段使いで困ることも無いでしょう。
Kirin 820と同じくらいの性能を持つSoCは「Snapdragon 768」や「MediaTek Dimensity 800」があり、それぞれ「Redmi K30 5G Extreme Edition」や「OPPO A92s」に搭載されています。
また、5G通信にも対応しており、2枚のSIMカードを5Gと4Gで同時待ち受けにも対応しています。(国内の5G通信が正常に行えるかは不明)
同じSoCを搭載しているHONOR 30SやHUAWEI nova 7 SEでは、8GB+128GB/256GBのモデルが準備されていましたが、今回はRAM容量を6GBへ変更し、256GBのストレージモデルは準備されていません。
64MPを含むクアッドカメラ搭載
このカメラ構成はHUAWEI nova 7 SEと全く同じものです。
クアッドカメラ
「一歩後ろに下がって撮影したいけど、これ以上後ろに下がれない」という場面や、風景画像を撮る際には超広角カメラが活躍することでしょう。
インカメラ
そのため、夜間に写真を撮ってもノイズの少ないハッキリとした写真が撮影可能です。
動画撮影
また、背面の2つのカメラを使って、同時に異なる倍率での動画撮影が可能。ズームは最大6倍まで行うことができます。
4000mAhのバッテリーを搭載し40W急速充電に対応
HUAWEI端末は電池持ちが良いと一定の評価があり、4000mAhのバッテリーを搭載しているため、ゲームなどをプレイしなければ、ほとんどの方が1日使用することができるでしょう。
40Wの急速充電では、30分で0%から70%まで充電できます。
しかし、ワイヤレス充電には非対応です。
まとめ:HUAWEI P40 lite 5Gはどんな人にオススメか?
HUAWEI P40 lite 5GはHUAWEI nova 7 SEとほぼ同じスペックですが、RAMとROMの容量に違いがあります。
RAMはnova 7 SEの8GBから6GBへ変更され、ROMは128GBのみ。
3.5mmイヤホンジャックも廃止されています。
またnova 7 SEでは液晶ディスプレイを搭載していましたが、P40 lite 5Gでは発色の良いOLEDディスプレイを搭載しています。
その他のスペックに違いはありません。
同モデルはGoogleサービスに対応しておらず、HMS(HUAWEI Mobile Service)を使用することになります。
アプリストアもHUAWEIが提供する「AppGallery」というものを使用することになりますが、まだまだ日本で使えるものは少ない状態です。
さらにHUAWEI nova 7 SEの価格は8GB+128GBが37,000円(2399元)、8GB+256GBが43,000円(2799元)であるため、6GB+128GBで46,000円(399ユーロ)はやや高いでしょう。
どちらのモデルでもGoogleサービスが使えない点は同じです。
HMSが気になる(使ってみたい)方は購入しても良いかもしれません。