こんにちは!SIM太郎(@mar_uni15)です!
今回は、タフネススマホを主力に、ロシアなどで人気な新興中華メーカーのBlackviewから、激重・頑丈なタフネススマホ、BV9100をレビューしていきます。
このスマホ、色々ヤバイ、トンデモ仕様になっています。。。
詳しいことは下にスクロール!では、見ていきましょう!
目次
Blackview BV9100をかんたんに説明すると…
- もはや『電話機能付きモバイルバッテリー 』超大容量バッテリー搭載。
- ディスプレイはFHD+の液晶。
- 防水・防塵・落下耐久の三本柱。ドハマりすること間違いなし。
- フラグシップ級の30W充電に対応。更に30W充電器+ケーブルが同封!
OS | Android 9 |
SoC | MediaTek Helio P35 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB (MicroSDカード128GBまで拡張可能) |
ディスプレイ | 6.3インチ FHD+ /2340×1080/JDI製IPS液晶 |
カメラ | アウト: 1600万画素+300万画素 (SONY製IMX298+GC0310) イン:サムスン製1600万画素カメラ |
バッテリー | 13000mAh (同封充電器とコード使用で30Wで充電可能) |
Wi-fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | v5.0 |
カラー | パールホワイト/パールブルー |
重量 | 約182g |
防水防塵 | 対応 |
接続端子 | USB Type-C |
オーディオ | イヤホンジャック有り・モノラルスピーカー・Dolby Atmos対応 |
生体認証 | 白色光学式画面内指紋認証/2D顔認証(併用可) |
対応バンド | 2G: GSM 850/900/1800/1900 MHz 3G: WCDMA Band1/2/4/5/8 4G: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/40/66 |
NFC/おサイフケータイ | 有り/おサイフケータイには非対応 |
対応バンドについてはこちら
充電規格についてはこちら
開封の儀
まんじゅうが出てきそうな平たい正方形の外箱です。写真では見にくいのですが模様が入っています。 箱を開けると本体と付属品がお出迎え。
箱の半分を付属品が占めており、付属品の充実度が高いことがわかります。
充実度高めの付属品
漁ってみると本体に隠れていた付属品が続々と出てきました。下にまとめてみると…
- 取扱説明書
- 画面保護フィルム2つ(一つは貼り付け済み)
- type-Cマイク付きイヤホン
- 30W超高速充電器
- 30W充電対応ケーブル
- Type-C to Type-Cアダプタ
- 取り出し用ピック
結構薄っぺらく、キズがつかないようにする程度のものです。
落としたらきっと画面が割れるものなのであくまでもおまけ程度で考えたほうが良いでしょう。
イヤホンはType-C端子で接続するイヤホンでした。
どことなくAppleのアレに似ていますがここは中華クオリティー。
多めに見てあげましょう。
音質は特別悪いわけではありませんが、いいわけでもない、いわゆる普通の音質です。
重低音は出ていたので、通常使い程度ならいいのではと思います。
この充電器、なんと30Wの超高速充電に対応しためちゃめちゃいいヤツです。
更に、30W充電に対応したケーブルが付属していました!
有名フラグシップモデルでさえも付属していなかったりするので、
そこまで有名でない中華メーカが、ここまで頑張っているとは驚きです。
ん? Type-C to Type-C ???
訳ありPoint:スマホの端子がちょっと特殊
防水効果を維持するためのキャップが邪魔をし、通常のType-Cケーブルでは刺さらないようになっています。
左から順に、充電コード・Type-Cアダプタ・一般的なコードを比較してみると…
ご購入された際にはこのアダプタをなくされぬよう、十分お気をつけ下さい。
本体デザインをチェック!
最初からはられていたフィルムには気泡が。中華クオリティーを感じる一枚に、、、
真ん中にはカーボン調の素材が、その周りにはさわり心地の良いプラスチックの素材になっています。
カメラ付近は
カメラ部分が凹むように、周りの金属部分が浮いているようです。
下部には若干太めのノッチが。しかしディスプレイ自体は発色も良く、問題なし!
本体側面のデザインをチェック!
特に、電源ボタンには加工がされており、高級感があります。
押す回数や、長さによって様々な動作が可能です。
なお、Googleアシスタントの起動は不可能でした。
type-C端子には端子カバーがついていました!
スイッチ、ON!
ピュアAndroidですので言語設定では日本語に標準対応。安心してお使いいただけます!
色々面白そうなものがいっぱいあるので、今回は詳しく紹介します!
プリインストールアプリ探検!
翻訳、やることリスト、ゲームモードなど色々あって面白いですが、ところどころ怪しい日本語だったり、意味不明な部分がありました。
では、行きましょう。
”メインメニュー”と言う名の子ども向けモード
結構便利ですが、タフネススマホを持つ子供っているのかなと思ったり。
需要はほとんど無さそうです。
ツールボックス
本体のマイクを用いて測定が可能で、下にはどのような状態かが分かるようになっています。
なお、日本語翻訳はメチャクチャで、
『神経細胞は破壊されます』『急いで出発することをお勧めします』などと言って笑わせて来ます。
端末の角度と共に、カメラで確認もできますので、結構使えるかもしれません。
メモリ容量の開放や通知を非表示にするきのが備わっています。
しかしこのBV9100に搭載されているゲームモードには謎の仕様があります。
ここでOKと押すと、なんと規定のランチャーとしてゲームモードが設定されるのです。
正直、意味がわかりませんでした。いくらホームボタンを押してもゲームモードの画面のままになってしまうのです。
どうか、この点にはお気をつけください。
それなりの完成度ですが、ここは渋々目をつぶりましょう。。。
設定画面をチェック!
スキャンコードという項目があるのですが、押して見ると…
思わずツッコんでしまいます。
読み取り以外にも、QRコードの生成機能があるなど、意外に高機能です。
何故ホームに配置しなかったのか気になるところ。
BV9100の対応バンド・キャリアをチェック!
Blackview BV9100の対応バンドは次の通りです。2G: GSM 850/900/1800/1900 MHz
3G: WCDMA Band1/2/4/5/8
4G: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/40/66
といってもパッとしませんよね。
今回もしっかり対応キャリアを調べておきました!
au系・UQmobileは◎
4GLTE通信に使われる主力バンドのBand18、Band26に対応しており、
快適に通信することが可能です。
auに対応している中華スマホはあまり多くはありません。
BV9100、この点では大変優れています。
ドコモ・ドコモ系MVMOも◎
地下や郊外に張られているプラチナバンドであるBand19に対応しています!
これなら、郊外、山間部にお住まいの方や、地下でも利用することができます。
Softbank系・Y!モバイルは◎
(格安SIMではなく) ソフトバンクからAndroid用のSIMカードで契約されている場合、
SIMフリースマホでは利用できない仕様になっています。 そのため、マルチUSIMへの変更・交換が必要です。
なお、iPhone用のSIMカードでは運用が可能です。
ソフトバンクユーザの方はお気をつけください。
DSDV対応のSIMトレイ!SDカードはSIMカードと兼用
しかし、メモリー拡張用のSDカードを使用する際は、SIMカードは一枚のみ装着する形になります。ご注意ください。
BV9100のスペックをチェック!
次はBV9100のスペックを数値化していきます。Antutu V8
・総合スコア107176
・CPU 46075
・GPU 5891
・MEM 30202
・UX 25008
正直に申し上げると、このBV9100に搭載されているSoC、 MediaTek Helio P35 では、日常で電話、LINEなどのSNS、SMS(ショートメッセージサービス)やミニゲームをするのが限界だと思われます。
PUPGモバイルなどのSoCに高負荷な3Dゲームはあまり快適にできないかもしれません。
カメラ性能は微妙。
明るい場所(屋外・屋内)
屋外での撮影ですが、全体的に白っぽく撮影されています。
また、2枚目に写っている観葉植物は比較的に表現できていますが、全体的に白っぽく見えるのがわかりますでしょうか。 あまりきれいだとは思いません。
やはり、左の木が黒色に撮影されています。
一方、下にあるガラス張りの建物は、目が潰れることなく、しっかり表現しています。
屋外の夜景
通常撮影 夜景モードON 通常撮影 夜景モードON 通常撮影 夜景モードON
最初の段ではとある交差点を撮影していますが、通常撮影では、ノイズや白飛びが大変ひどく、全くキレイに撮影できません。
一方、夜景モードを有効にすると交差点の標識が見えるようになっています。
しかし、写真を明るさを上げているだけなのでしょうか。
よりノイズがひどくなっている印象です。
左は通常撮影しているもの、右は夜景モードを有効にして撮影したものです。
こちらは比較的、きれいに撮影できています。
しかし、2段目の写真は特にピントが合っていないのがwわかるでしょうか。
オートフォーカスはあまり性能が良くないようです。
ボケ味撮影(ポートレート撮影)はいかに。
ここは中華クオリティー。東京タワーが完全にボケていません。
しかし、石にはきちんとピントが合っていることがわかります。
相当接近していたので、高品質なマクロ撮影が期待できます。
Blackview BV9100-フォトスタジオ-
クレイジーな耐久性能!
以下の動画はBlackview公式チャンネルが配信しているBV9100のオフィシャル紹介ビデオです。なんともクレイジーなお話です。
このBV9100が超頑丈なタフネススマホだということを見ていきましょう!
衝撃の落下耐久性能!
階段からの落下。多くのスマートフォンは画面割れ、もしくは背面に傷が付くことでしょう。
しかし、BV9100は違います。起動するどころか画面さえ割れていないのです。
超強力な落下耐久性能を持っています。カタログ値では1.5mの高さからの衝撃に耐久できるとのことです。
火の中に投入。
私達には理解のできない行為ですが、、、
何事もなかったかのように画面を点灯させています。
思わず、筆者も『すごい』と唸ってしまうほどです。
SIM太郎ラボ:水に突っ込もう。
ものすごい勢いでBV9100を水中に投下してしまいます。
普通のスマホなら、故障は確実な状態ですが….
そうなんです!BV9100は強固な防水性能 IP69Kを持っています。
ちなみにこのモードでは、音量ボタンを用いた水中での撮影が可能になるモードです。
もとに戻る際は、電源ボタンを押すと、自動的に終了します。
他にも、こちらのスマホは強固な防塵防塵性能も持っています。
まさに『タフネススマホ』!これが醍醐味ですよね!
バッテリーはモバイルバッテリー級!
使えるモバイルバッテリーにもなる!
私の手持ちのモバイルバッテリーは10000mAhですので、それよりも容量が上ということです。驚き。
バッテリーの持ちは異常。なんと60日!
しかし、13000mAhというずば抜けた容量を有しているBV9100。バッテリー切れで悩まされることはもう二度とありません。すごすぎる。
総評:カメラ・スペックは微妙だけど防水防塵・落下耐久・バッテリーのロマンあり
SoCも貧弱ですし、カメラも微妙なこのBV9100。しかしながら、対応バンド数の多さ、強固な防水防塵性能、超大容量バッテリーにはロマンさえ感じます。
ある程度のスペック・性能を求めている方、カメラの性能を求めている方にはあまりおすすめできません。
逆に、タフネススマホをいじってみたい!、ロマンを感じる!という玄人さんにはオススメです。
ぜひ、タフネススマホの沼にハマってみるのはいかがでしょうか?
販売サイト | 価格(2/3更新) |
AliExpress | 約22,700円 |