昨年12月6日に発表されたSHARPの最廉価モデル「AQUOS with」を「1月14日」にauとUQモバイルから発売開始すると発表されました。
ハイエンドクラスの「AQUOS R」シリーズ、スタンダードモデルの「AQUOS sense」シリーズとは違った「シンプルで飾らないスマホ」をコンセプトにしたという「AQUOS with」ですが、スペックをシンプルに徹したことでAQUOSシリーズでは珍しいシングルカメラモデルとなっています。
防水防塵に耐衝撃性能を加え、おサイフケータイ、生体認証といった日常的な使い勝手につながる機能を省かなかったことは英断と言えますが、同クラスとなる「arrows We」でもデュアルカメラになっていることを考えると、シングルカメラモデルであることは商品競争力にどういった影響を与えるのかが気になるところです。
「AQUOS wish」ならではの特徴としては、本体に使用している素材には、再生プラスチックを35%使用し、商品パッケージにも紙の使用量を削減した薄型パッケージを採用することで「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)にも配慮」したモデルになっていることでしょう。
「SDGsへの取り組み」を意識している方で、スマートフォンの機能にはそれほどこだわりはない方であれば選択肢としてありかもしれません。
価格は、総額が「26,180円」で分割払いの場合、月額「956円」の23回払いと24回目に「4,179円」を支払うことになります。
24回目の「4,179円」は購入2年後に端末返却を行う「スマホトクするプログラム」を適用した場合、免除されます。
その場合、端末返却が条件になりますが、実質負担額は「22,001円」となります。
発表時の想定価格を端末返却を行う場合の実質負担額でようやく満たせたというのは少し残念ですが、本体の支払価格が月額1,000円を切ってくるのは魅力の1つと言えるでしょう。
ハイエンドモデルのように最終24回目の支払額が一括で支払う金額としては大きな金額になるわけではないため、2年使ってみて、まだ使いたいかどうかで24回目の「4,179円」を支払うのか、端末を返却して免除してもらうのかを決めればいいでしょう。
価格面での比較では、同じAQUOSシリーズのスタンダードモデル「AQUOS sense6」が分割時、月額「1,410円」と「AQUOS wish」と500円程度の差異でスペックが大きく違うことをどう捉えるかでしょうか。
ただし、月額500円といっても総額に直すと「40,470円」となるため、「AQUOS wish」の「26,180円」から小さくない差異となります。
もう1つ、ライバル機種としてFCNT製の「arrows We」が「AQUOS wish」と同価格での販売になっている点が「AQUOS wish」を購入する際の最大の壁になるのでしょうね。
最新モデルとして見るには価格だけじゃなくスペックも大きく抑えられた「AQUOS wish」は、購入を決定する前に同じAQUOSシリーズの「AQUOS sense6」と価格が同じエントリーモデル「arrows We」と比較して、価格と機能のバランスに十分納得してから購入した方が満足いく決定ができるでしょう。
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