Samsungは11月9日、次世代ハイエンドスマートフォン向けの16GB LPDDR5X モバイルDRAMを業界で初めて開発したと発表しました。
同社プレスリリースによると、（Samsung製の）LPDDR5Xは、従来のLPDDR5と比較して1.3倍以上早いデータ転送速度を提供し、消費電力は約20%削減されているとしています。
これまでの「LPDDR5」の最大データ転送速度が6,400Mbpsであったのに対し、「LPDDR5X」は8,533Mbpsにまで向上しています。
また、2世代前の「LPDDR4X」は4,266Mbpsだったので、ちょうど2倍のデータ転送速度となります。
ただし、スマートフォンに搭載されるSoCごとにサポートするメモリ規格が異なっており、Qualcommの現行最上位SoCの「Snapdragon 888」および「Snapdragon 888+」は「LPDDR5」までのサポートに留まっています。
そのため、Qualcommが11月30日に発表予定の次期ハイエンドSoC「Snapdragon 898」にて新規格「LPDDR5X」のサポートが実現されるとみられています。
具体的な搭載端末等は明言されていませんが、著名リーカーのIce universe氏は新規格の発表に伴い、「Xiaomi 12」および「Galaxy S22」にて「LPDDR5X」メモリが搭載されると述べています。
直近のリーク情報によると、「Xiaomi 12」は2021年12月、「Galaxy S22」シリーズは2022年2月に発表されると伝えられています。
