Samsungから次期フラグシップモデル「Galaxy S22」シリーズが発表され、ハイエンドモデル市場で人気モデルの座を巡って鍔迫り合いを繰り広げているSONYからも次期フラグシップモデル「Xperia 1 IV」の発表がそろそろ噂になってもいいころ合いですが、docomoから意外な発表が行われました。
次期モデルの話でもなく、現行モデル「Xperia 1 III」の話でもなく、先代モデル「Xperia 1 II」をdocomoオンラインショップ限定で「再販売」することを決定したそうです。
しかも「オンラインショップ限定 機種購入割引」として「30,030円」の割引まで実施してしまう太っ腹ぶりです。(※回線契約を伴わない機種だけの購入も含む)
「Xperia 1 II」は「2020年6月」に発売されたモデルとなるため、約2年前のハイエンドモデルです。
それが今、再販となることに対する疑問はあるものの、この大幅な機種購入割引によって「Xperia 1 II」の販売価格は「60,170円」となります。
2年前の機種とは言え、SoCに「Snapdragon 865」を採用し、メモリは8GB、ストレージは128GBと今でもハイエンドクラスで十分活躍できる性能を持ったモデルです。
「Xperia 1」シリーズということでカメラまわりも「Xperia 1 III」につながるZEISSレンズを搭載するなど高い性能を持つ機種となっています。
それがミドルクラスそこそこの価格で購入できてしまうのはかなりお買い得なモデルと言えるでしょう。
再販決定したけど、早々に在庫なしになってしまう可能性も否定できないのではないでしょうか。
さらに2年後に端末返却を行うことを条件に残債を免除する「スマホおかえしプログラム」を適用することができ、2年後に端末返却を行った場合は実質価格が「40,118円」となります。
スマートフォンの性能向上は非常に早くハイエンドモデルであれば、通常の使い方であれば2年程度ではまだまだ現役で活躍できるため、2年後の端末返却には迷う部分も出てきてしまいます。
それが購入時点で2年前の機種となるため、2年後に端末返却を行うと、発売から4年後の機種変更となり、その頃に発売される機種との性能差も含めて考えると買い替えタイミングとしても頃合いとなり、端末返却を行って残債免除を受けるにはちょうどいいモデルになる可能性があります。
docomoオンラインショップの「オンラインショップ限定 機種購入割引」は「Galaxy S20」の「26,400円割引」、「arrows NX9」の「25,300円割引」という割引も実施していますが、「Xperia 1 II」の割引額、販売価格の魅力が強すぎて残り2機種はちょっとかすんでしまうように思えます。
「Galaxy S22」シリーズのグローバルでの発表を受けて3月~4月にかけておそらく発表されるであろう2022年春モデルに向けた買い替えを検討し始めていた方の中には迷ってしまう方が出てくるのではないでしょうか。(筆者自身もかなり揺れています。)
ハイエンドモデルの価格が高くなりすぎて機種変更の負担もかなり大きくなっている昨今ですが、こういう今でも現役で活躍できる良モデルを手ごろな価格で再販する取り組みは歓迎していきたいですね。
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