今回はSONY Xperia 1IIの目玉機能のひとつであるPhoto Proについて実際に使ってみました。
Photo Proとは
一言でいえばXperia 1IIのカメラ性能を最大限に引き上げるカメラアプリというべきでしょうか。SONYらしいプロダクトとなっているものになっています。
また、秒間20コマの連写性能や動物にも対応した瞳AFといったものは
このPhoto Proでしか利用できないものになっています。
操作スタイル
操作パネルは同社のカメラである「αシリーズ」をかなり意識したものになっており、直観的ながらも非常にマニア心をくすぐるものになっています。 左側に画角の切り替え、右側にシャッタースピード表記があります。画面の露出度などはミラーレス一眼同様に即応してくれます。
モードダイヤルは「フルオート」「プログラムオート」
「シャッタースピード優先」「マニュアル」の4つが利用可能
プログラムオートは露出度(明るさ)を手動で調整ができます。
特別な知識などを必要としないので扱いやすいモードです。
UIを細かく見ていくと水平儀やヒストグラム表示も可能な本格仕様となっています。
また、AF設定や測光モードの変更も可能。
UIや仕様だけならもう同社のカメラとなんら変わらないといえるだろう。
三脚と組み合わせれば星空の撮影も可能だと思います。
Xperia 1 IIのPhoto Proを実際に使ってみた
今回はPhoto Proの特性を生かすため、全てマニュアル設定にて撮影しました。正直ここまでスマホとかけ離れたUIや仕様をもつカメラアプリは存在しなかっただろうと思われます。
スマホカメラの代名詞でもあった「誰でも直観的に使えてきれいに撮れるカメラ」というものを捨て、カメラそのものを突き詰めたものになっているからですね。
そのため、このアプリはカメラとしての使いこなしがどうしても求められる点は否めないところがあります。
「パパッと撮ってはい綺麗に撮れました!」というカメラではありません。
そのようなカメラアプリ、スマホを求めるなら正直Xpreia 1IIはオススメできないといえるだろう。
恐らく、求めるものが真逆ですので。
こだわりを持ちたいあなたにXperia 1 II
昨今のスマホカメラの絵の特徴は「ビビッドにシャープに」といった印象を感じるところがあります。AIなどのソフトウェアがほぼ前提となり、撮れた写真が目で見た色に近いかどうかといった点では疑問を感じることも少なくないです。
少なからずそのような「濃い絵作り」が苦手というユーザーもいらっしゃいます。
そんな中、このPhoto Proは「マニュアルでの撮影」に特化したアプリだと筆者は感じます。
自分の撮りたい絵を、創り上げたい作品を撮れる。
人と違うこだわりを持って写真を撮りたい方には最高のアプリともいえる。
現にSONYではこのXpreia 1IIを「αシリーズの一端」に位置付けている。
スマートフォンでありながらカメラの一面が非常に強い一台になっています。
まさに、クリエイティビティを刺激された。そんなカメラアプリでした。
このPhoto ProのためだけにXpreia 1IIを購入候補に入れても良いかと思います。
こんなマニュアル撮影が半ば前提のカメラ特化スマホなんか使っていてとっても楽しいものですので。
筆者的にはXpreia 1やXperia 5にもアップデートで来てくれると嬉しいのですが…
それでは