スマホは普段カバンに入れて持ち運んでいるという人は最近では非常に多く、カバンに入れていると着信があっても気づかないことはよくあります。
そんなときでも留守電機能を使えば重要なメッセージを聞き逃してしまう危険性は回避できるので、特に仕事などで使っているスマホには留守電は欠かすことができません。
スマホを安く利用できる格安SIMに興味はあるものの、もしも留守電が使えなかったら困ると言う人は多いでしょうが、果たして格安SIMで留守電は使えるのでしょうか。
詳細や、もしも留守電が利用できない場合の代替案を紹介していきます。
格安SIMで留守電は使える?
まず結論から申し上げますと、主要な格安SIM会社では留守電が利用できます。留守電は有料オプションとして提供されていることが多く、別途月額300円程度のオプション料を払うことで格安SIMでも問題なく留守電が利用できます。
留守電の取り扱いがある主な格安SIMですが、以下のようになっています。
- mineo
- LINEモバイル
- BIGLOBEモバイル
- UQ mobile
- IIJmio
- 楽天モバイル
- OCNモバイルONE
- Y!mobile
- イオンモバイル
なお気になるオプション料ですが、Y!mobileは無料もしくは300円+税、UQ mobileは380円+税、それ以外の格安SIMでは月額300円+税で利用が可能です。
Y!mobileは無料で留守電が利用できますし、基本使用料の中に「1回あたり10分以内の通話がかけ放題」の無料通話分が含まれているので、他社よりもお得感が目立ちます。
よく音声通話をする人の場合、Y!mobileを選んでおくと安心できますね。
留守電が使えない格安SIMではどうすれば良い?
主要な格安SIMでは留守電は利用できますが、すべての格安SIMで留守電が利用できるわけではありません。自分が利用したいと思って格安SIMで留守電オプションがない場合にはどうすれば良いのか、その代替案を紹介していきます。
伝言メモ・簡易留守録を使う
無料で利用でき、最も手軽な方法としておすすめなのが、伝言メモ・簡易留守録の利用です。伝言メモや簡易留守録はスマホ端末に元々備わっている機能で、録音時間こそやや短いですが、本体のストレージに空きがあればいくらでもメッセージが保存できる点や、利用も音声の再生も無料でできる点にメリットがあります。
残念ながらiPhoneに伝言メモ・簡易留守録機能はありませんが、国産メーカーのSIMフリー端末などには基本的に備わっているので、これらの機能を使いたい場合には国産メーカーのスマホを選ぶことをおすすめします。
IP電話アプリを利用する
050から始まる電話番号で発着信ができるIP電話アプリを利用するのも有効な方法の一つです。人気のIP電話アプリでは無料で留守電が利用できますし、通話料も格安である上に050から始まる電話番号も新しく取得できるなどのメリットもあります。
IP電話アプリの電話番号をメインの番号として使っても良いですし、090や080、070から始まる電話番号に転送設定をして、転送先をIP電話アプリにしておくことで格安の留守電を作ることができます。
なお人気が高く、留守電が利用できる主なIP電話アプリは以下のものが挙げられます。
- 050plus(月額300円+税~)
- LaLa Call(月額100円+税~)
- Fusion IP Phone SMART(月額無料~)
特にFusion IP Phone SMARTは無料~で利用できるので、安く留守電を利用したい場合、気軽にIP電話アプリを利用していたい場合などにおすすめです。
留守電アプリを利用する
アプリストアでは有料もしくは無料で利用できる留守電アプリが多数存在しているのでその中から自分に合ったサービスを利用するのも有効です。代表的な留守電アプリですが、メッセージをテキスト化してロック画面に表示できる「スマート留守電」などが人気です。
「スマート留守電」を利用するためには月額310円の利用料が必要ですが、自動転送でメッセージ内容をLINEやFacebook Messengerなどに送ることもできるので、重要な着信を逃す危険性をとことん軽減できます。
まとめ
主要な格安SIMでは別途オプションに加入することで留守電が利用できます。格安SIMへ乗り換えたいけれど留守電が利用できるか心配、という場合には主要な格安SIMを選んでおけば間違いありませんし、伝言メモや簡易留守録機能が搭載されている端末を利用すれば無料で留守電を使うこともできます。
また伝言メモや簡易留守録が利用できず、留守電の取り扱いがない格安SIMを契約した場合でもIP電話アプリや留守電アプリの活用など様々な代替方法があるため、留守電の心配をする必要はほぼないと言って差し支えないでしょう。