ユーザー登録(無料)
ログイン

格安SIM

【徹底比較】UQモバイル vs Y!mobile 速度や料金の違いを解説!


投稿日:2019年8月11日 更新日:


格安SIMの中でも、
特に人気と高いシェアを誇るのが、

au系格安SIMの代表である「UQモバイル」

softbank系格安SIMの代表である「Y!mobile」です。


この2社は大手キャリアのサブブランドであるという共通点があり、
非常によく似たサービスを展開していると言われています。

この記事では、
UQモバイルとY!mobileの両者を、
両者の料金やサービスプラン、速度など、
様々な角度から徹底的に比較していきます。

目次

UQモバイル vs Y!mobile 
回線を比較

それでは、まず両社の成り立ちと使用する回線からご紹介していきましょう。

auグループのUQモバイル

UQモバイルを運営するUQコミュニケーションズ株式会社は、
KDDI株式会社が無線データ通信の事業化を目的として、
2007年にKDDI100%出資子会社として設立されました。
その後、翌2008年3月に社名を現在のUQコミュニケーションズ株式会社に変更。

社名の「UQ」は、普遍的と高品質=Universal Qualityの頭文字から名付けられたそうです。

さらに、
「U」には、ユビキタス=Ubiquitous、
「Q」には、大容量=Quantities、高速=Quicknessの意味が込められています。

回線はもちろん、auの回線を利用しています。

ソフトバンクが運営するワイモバイル

2014年、携帯電話サービスのイー・モバイル等を行っていたイー・アクセス株式会社が株式会社ウィルコムを吸収合併。
そして8月1日にイー・モバイルとウィルコムの両ブランドを統合して、「Y!mobile」ブランドが誕生したのです。

Y!mobileの「Y」と「!」はYahoo!のYだけでなく、
EnjoyのYやHappyのYなど、
Yを含む言葉の持つ力でユーザーに魔法をかけたい、
という意味がこめられているそうです。

2015年に法人としてのワイモバイルはソフトバンクに吸収合併され消滅。
ブランドとしてのY!mobileは引き続きソフトバンクが展開しているため、Y!mobileは「SoftBank」に次ぐソフトバンクのサブブランドとして併存しています。

Y!mobileは自社の通信回線(SoftBankの自社回線)を利用しています。

UQモバイル vs Y!mobile 
料金プランを比較

では次に、両社の料金プランを比較してみましょう。

料金プラン比較表

UQモバイルとワイモバイルの料金を単純に見比べると、UQモバイルの方が安いです。
しかし、通話やかけ放題、データ繰越などできることがそれぞれ異なります。

まずは、下記の料金表を見て下さい。
項目UQモバイルY!mobile
料金スマホプラン(S)
(3GB):1,980円/月

スマホプラン(R)
(9GB):2,980円/月

スマホプラン(S)
(3GB):2,680円/月

スマホプラン(M)
(10GB):3,680円/月

スマホプラン(R)
(14GB):4,680円/月
通話20円/30秒国内通話無料
(1回10分以内)
かけ放題国内通話かけ放題
:1,700円

国内通話10分かけ放題
:700円

最大60分/月の国内通話が定額
:500円
スーパー誰とでも定額
:1,000円
データ繰越余ったデータ量は
翌月に繰越可能
なし
店舗の有無ありあり(かなり多い)
最低
契約期間
なしなし

10分かけ放題の有無が料金差の要因

UQモバイルは通話をするたびに20円/30秒の通話料金が発生します。

一方、
Y!mobileは10分以内の国内通話が無料となっており、
10分を越えると20円/30秒の通話料金が発生します。

ちなみに、UQモバイルで10分かけ放題を利用する場合、
月700円の追加料金がかかります。

UQモバイルはY!mobileより月額料金が700円ほど安いようですが、
UQモバイルに10分かけ放題オプションをつけると、その料金さはほとんどなくなります。

つまり、
UQモバイルとY!mobileの料金さは10分かけ放題の有無が影響しているということで、
実質、2社の価格差はほとんどない、と見ることができるでしょう。

電話をしないならUQモバイル、
電話を多用するならはY!mobileが安い!

国内通話に関して、
ワイモバイルでは、月1,000円で10分以上の国内通話も完全かけ放題になる
「スーパー誰とでも定額」が用意されています。

一方、UQモバイルの国内通話かけ放題は1,700円と高いです。
初期オプションにかけ放題が一切ないぶん、割高感もありますね。

まとめると、
電話をする頻度が低い方には、電話なしでの月額料金が安いUQモバイル、
電話をよくする方には、かけ放題オプションが安いY!mobile
がおすすめでしょう。

UQモバイル vs Y!mobile 
データ通信速度を比較

通信速度
それでは次に、気になるデータ通信速度から見てみましょう。

通信速度はどちらも十分に速い

格安SIMに乗り換える際、
やはり気になるのがデータ通信速度です。

一般的に「格安SIMは遅い!」といわれることもあるようですが、
ワイモバイルもUQモバイルも、大手キャリアの「サブブランド」。

ワイモバイルは自社(ソフトバンク)の回線、
UQモバイルはauの回線を優先的に使用しているため、

他の格安SIMよりも通信速度は断然高速です。

スピードテスト
と言ってもデータがないと不安でしょう。
実際に、通信速度を測定しました。 計測を行った時間帯は、以下の5つです。
  • 8時
  • 12時
  • 15時
  • 18時
  • 22時
ネットワークが混み合う時間帯「朝・昼・夕方・夜間」を選びました。 で、UQモバイルとY!mobileのどちらが速いのかというと、
実際にはあまり変わりません。

他のサイトの結果を見ても、
計測のタイミングや場所によってどちらかが速かったり、遅かったりという感じです。

ただ1つ言えることは、
両社とも他の格安スマホより、安定して速いということです。

通信速度
(全時間帯の
平均値)
アップロード
(上り)
ダウンロード
(下り)
1位UQmobile [32.0]楽天モバイル(MVNO) [14.2]
2位Y!mobile [24.4]楽天モバイル(MNO) [8.91]
3位楽天モバイル(MNO) [13.8]UQmobile [5.01]
4位楽天モバイル(MVNO) [9.86]Y!mobile [4.60]
さらに詳細な速度計測の結果は、以下の記事をご覧ください。

速度制限時の速度もどっこいどっこい

  UQモバイル Y!mobile
  プランS プランR S M, R
通信制限時
の通信速度(最大)
300kbps 1Mbps 128kbps 1Mbps
UQモバイル、ワイモバイルでは、
決められたデータ通信容量を超過すると、
他の格安SIM、キャリアと同様に、
速度が一定以下に制限されます。

この制限時の速度は、128kbpsが一般的です。

しかし、
UQモバイルとY!mobileの一部プランでは、
通信制限時の速度は最大1Mbpsであり、128kbpsよりも圧倒的に高速!

プランによって速度は異なりますが、
こちらについても、甲乙はつけられないようです。

UQモバイル vs Y!mobile 
取り扱いスマートフォンの充実度を比較

iPhoneはどちらも同じラインナップ

iPhoneに関しては、
UQモバイルとY!mobileは同じラインナップです。
どちらも現在、2機種のiPhoneを取り扱っています。
  • iPhone SE(第2世代)
  • iPhone 7

AndroidはY!mobileが豊富

Androidスマートフォンは、
種類の豊富さで言えば、Y!mobileは一歩上手です。

人気のOPPO Reno3 Aはもちろん、2種類のSONY Xperiaや、多様なニーズに応えるAndroid Oneなどがラインナップしています。

対してUQモバイルは販売している機種が8種類と、やや少なめ。
しかし、OPPO Reno3 AやAQUOSを取り扱っているという点では、一概に悪いラインナップとも言えません。 それぞれが扱うスマートフォンの詳細については、
それぞれ以下の記事をご覧ください。

UQモバイル vs Y!mobile 
主な割引を比較

Y!mobile
次はUQモバイル、ワイモバイルが打ち出している主な割引サービスを比較してみましょう。

どちらも家族割が使える

UQモバイルの家族割は、
2回線目以降が毎月500円割り引かれるサービスです。
最大9回線まで割引対象となるため、最大500円×8回線=4,000円までお得になるというわけです。
家族の人数が多い方には、とてもうれしいプランですね。
期間限定ではないため、解約するまでずっと適用されるメリットがあります。

Y!mobileも同様に家族割があります。
家族割は2回線目以降が毎月500円割り引かれ、
最大5回線までが対象となっています。
さらに、Y!mobileの家族割の定義は緩く、
1人で2回線契約した場合も家族割が適用できます。

期間限定の学割キャンペーンもあり

Y!mobileもUQモバイルも、
18歳以下の人を対象にお得になる学割キャンペーンを毎年実施しています。
(期間限定のため、現在は取り扱いなし)

光回線割があるのはY!mobileのみ

Y!mobileは、
光回線とのセット割引である「おうち割光セット」が適用可能となっています。

「おうち割光セット」とは、
Y!mobileのスマホを契約している方が家のネット回線を「ソフトバンク光」にすると、月々のスマホ料金が500円割引になるというサービスです。
この割引は契約者1人あたりの割引額。
家族でY!mobileユーザーが3人いれば最大1,500円/月の割引になります。

Y!mobileユーザーならこの「おうち割」はとてもお得です。

UQモバイルには光回線とのセット割引がありません。

UQモバイル vs Y!mobile 
その他の項目についても比較

今まで通信速度、料金プラン、通話料金、割引サービスを比較してきましたが、以降では、それ以外の細かな点も比較していきます。

この差異については、以下の表をご覧ください。

  UQモバイル Y!mobile
データ繰り越し ×
通信速度切り替え ×
バースト転送機能 ×
独自のメールアドレス ○(有料) ○(無料)
LINEの年齢認証 ×
店舗数 約200 1000以上

両社ともキャリアメールが使える、Y!mobileのみ無料

キャリアメールとは、大手キャリアが提供しているメールアドレスのこと。
@ezweb.ne.jp、@docomo.ne.jp、@softbank.ne.jpというアドレスがキャリアメールにあたります。

格安スマホでは
UQモバイルとY!mobileの2社だけが、
それぞれ@uqmobile.jp、@ymobile.ne.jp
というアドレスを使うことができます。

ただし、
Y!mobileが無料なのに対して、
UQモバイルは月額料金200円がかかります。

この点は少し残念ですが、
現在はGmailなどのフリーメールを使う方が多く、
利用する方は限られそうです。

データ繰り越しはUQモバイルのみ

Y!mobileとUQモバイルで大きく異なる点のひとつは、
データ繰り越しの有無です。

UQモバイルは余ったデータ容量を翌月に繰り越せるサービスを用意。
データが翌月に繰り越された場合、
優先的に繰越たデータ容量から先に消費されます。
そのため、
さらに翌月にも繰り越ししやすくなっていて、
とても良心的なサービスと言えます。

一方、
Y!mobileにはデータ容量の繰り越しサービスはありません。
現在ほとんどの格安スマホで余ったデータを繰り越せますが、繰り越しがないのは少し残念ですね。

UQモバイルは通信速度切り替えが可能でデータ容量の節約ができる

UQモバイルのアプリ
UQモバイルには、
「節約モード」という、とてもお得なサービスがあります。

データ通信を節約モードに切り替えると、通信速度が低速になるかわりに、高速データ通信容量を消費しなくなるサービスです。
例えばメールやSNSを閲覧しているときは「節約モード」に切り替えてデータ消費を節約し、動画を見る際などは高速通信に切り替えて快適に楽しむ、といったことができます。

節約モードにしているときでも300Kbpsの通信速度を確保しています。
他社の格安スマホで、通信制限されたときは、おおむね128Kbpsなので、それよりは、かなり高速といえます。

TwitterやFacebook、LINEなどのSNSやメールであればストレスなく利用できるでしょう。
また、音楽ストリーミングにもほとんど問題ないといえます。
節約モードはUQモバイルの専用のポータルアプリからワンタッチで切り替えることができます。

こまめに切り替えることで使い方にあった通信速度が選べ、容量の節約ができるのは非常に嬉しいですね。
この機能もY!mobileにはありません。
ほとんどの格安SIMで提供されているので、無いのは残念ですね。

Y!mobileはLINEの年齢認証が可能

LINEのID検索
Y!mobileとLINEモバイルは、
格安SIMで数少ない、LINEの年齢認証が可能となっています。

そのため、LINEのID検索が可能です(ID検索が可能なのは18歳以上)。
一方、UQモバイルではLINEの年齢認証はできません。

店舗数が多いY!mobile

Y!mobileもUQモバイルも、実店舗があるのが格安SIMの中では強みです。
ただし、その数は大きく異なっています。

Y!mobileはソフトバンクショップでも取り扱いを始めたことにより、全国に約1000店舗ほどあります。
しかし、UQモバイルの店舗数は現在200ほどしかありません。
近くに店舗があるか、という点で選ぶ際には大きな違いになるかもしれません。

しかし、
両社ともネット申し込みの割引やキャッシュバックキャンペーンなどを実施しているため、
実店舗よりもネット申し込みのほうがお得であるといえます。

おまけ:UQモバイル、Y!mobile共通のメリット

メリット

どちらも無料WiFiが用意されている

無料WiFi
Y!mobileもUQモバイルも、街中の公衆無線LAN(WiFi)を無料で使用できる特典が付いています。

Y!mobileは「ソフトバンクWiFiスポット」、「BBモバイルポイント」の2つ、
UQモバイルも全国にある「Wi2 300」というWiFiスポットが無料で使えます。

どちらも高速のデータ通信を無料で使えるのがありがたいですね。

両社ともキャリア決済が可能

キャリア決済
「キャリア決済」とはネット上で発生する料金をスマホの料金とまとめて支払うことのできるサービスのことです。
例えばスマホゲームや、アーティストのファンクラブ(モバイル会員)の会費を支払う場合などに利用するもので、このような料金には、キャリア決済でしか支払いができないものがあります。

Y!mobileはキャリア決済のひとつである「ワイモバイルまとめて支払い」が利用可能です。

一方、UQモバイルはこれまでキャリア決済の機能がなかったのですが、先日「auかんたん決済」が利用可能になりました。

どちらも口座振替で支払い可能

通帳の画像
Y!mobileもUQモバイルも、どちらも口座振替による支払いができます。
格安SIMでは支払い方法がクレジットカードのみの会社も多いのですが、Y!mobileとUQモバイル、両社ともには口座振替可能です。

サービスエリアはどちらも広い

Rakuten UN-LIMIT
Y!mobileもUQモバイルも、エリアはどちらも広く、あまり心配しなくてよいでしょう。
Y!mobileは独自回線を使用してサービスを展開していますが、人口カバー率は99%を超えています。

一方のUQモバイルはau(KDDI)の回線を借りて運営していますが、こちらもエリアは99%を超えており両社とも広範囲です。
ただし、地方や山間部などは若干電波の状況に違いがあるため、下記サイトをご覧になってみてください。

またUQモバイルは「Try UQ mobile」というスマホの無料貸出しサービスを実施しています。あらかじめ電波のチェックをしたいという方にはありがたいサービスですね。

UQモバイルのサービスエリア

ワイモバイルのサービスエリア

UQモバイル vs Y!mobile 
まとめ

いかがでしたか?
Y!mobileとUQモバイルの両方を解説してきましたが、
それでも、どちらと契約するか迷うという方も多いでしょう。

最後に、
どのようなタイプの方がどちらのサービスを利用したほうが良いか、
まとめてみます。

UQモバイルがおすすめな方は?

UQモバイル
  • 通話をあまり利用しない方
  • 家族が多い方
  • 自分に合った通話オプションを探している方
家族が多い方は、
UQモバイルの家族割が期間の制限なく適用になるのでお勧めです。

また、通話オプションが3種類あり、
自分に合った通話オプションを選べるのは魅力的です!

ワイモバイルがおすすめな方は?

Y!mobile
  • 家のネット(光回線)をソフトバンク光にできる人
  • 10分以内の通話をよくする人
  • 一人で2回線契約したい人
家のネットをソフトバンク光(またはソフトバンクエアー)にできる方は、
スマホ料金が割引になりますので、ワイモバイルにするのがお得だといえます。

また、スマホプランでは10分以内の通話が無料になるので、
よく通話をする方におすすめできます。
さらに、月額1000円となりますが24時間完全かけ放題にできるのも魅力です!


スポンサーリンク