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初心者入門 格安SIM

格安SIMで機種変更する方法と注意点を解説!


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docomo・au・ソフトバンクといった大手以外のいわゆる格安SIM事業者もずいぶん増えています。
TVCMをするなど、広告にもお金をかけているため、目にする機会や利用を検討したり、実際に利用し始めている方も増えつつあります。
そんな格安SIM事業者と契約後、使っている機種が古くなってくるなど機種変更を考え始めた場合、どういう手続きで購入するのか、気を付けておくポイントを解説していきます。

格安SIMで機種変更する際の注意点を3行でまとめると、、、

  • 事業者・端末メーカー・量販店という3種類の購入方法がある
  • 個別購入の場合はSIMカードのサイズ、通信規格が適用している確認が必要
  • 中古ショップやオークションで中古スマホを購入する方法も有効

格安SIMでスマホ購入する場合の基本的な方法と注意点

格安SIM事業者にて機種変更として端末を購入する

格安スマホといってもdocomoなどの大手事業者と同様に格安SIMの通信事業者と契約しているため、契約中の通信事業者から機種変更として新しい端末を購入する方法がもっとも簡単な方法です。
あとで挙げる個別に購入する場合に確認する必要があるポイントも通信事業者から購入する場合は、通信事業者側で確認、解決してもらえることがほとんどでしょう。

購入の仕方も大手事業者とほとんど変わりません。
格安SIMならではの事情として、大手事業者のように端末購入サポートという割引がなく、端末価格が高くなる特殊事情がありましたが、端末購入サポートは廃止されたため、端末価格に対する不利はかなり解消されたと言えるでしょう。

ただし、格安SIM事業者の中には、SIMカードと端末のセット販売、いわゆる新規契約でしか端末販売を行っておらず、機種変更で端末だけを購入することができない事業者もあります。
そういった事業者と契約している場合、通信事業者から機種変更で端末を購入することはできなくなります。
SIMカードとセットで購入すれば、一応できますが「機種変更」ではないため、除外します。

格安SIMを使う場合、あまり頻繁に機種変更をすることは少ないでしょうが、通信事業者から購入する場合、機種変更の販売がある事業者かどうか、契約前に確認しておいた方がいいでしょう。

端末メーカーの公式サイトからSIMフリー端末を購入する

次に通信事業者から購入しない場合の方法ですが、端末メーカーの公式サイトからSIMフリー端末を購入する方法があります。
通信事業者が用意している機種に気に入った機種がない場合など、自分が気に入った端末メーカーの機種を購入できるというメリットがあります。
代表的なところでは、APPLEやHUAWEI、ASUSなどが挙げられるでしょう。

デメリットとしては、ネット販売となるため、購入から利用できるようになるまで配達というタイムラグが発生してしまいます。
ネット通販が発達したことと、宅配業者の努力によりネット注文から配達までのタイムラグはかなり短くなっていますが、店舗購入ではない以上、配達時間によるタイムラグ避けることができない要素と言えます。

家電量販店等の販売店からSIMフリー端末を購入する

大手家電量販店にいけば大手事業者や格安SIM事業者の販売と同様に、SIMフリー端末の販売も行っています。
また、量販店のネットショップやAmazonなどのネットショップでも同様にSIMフリー端末の販売はあるため、気に入った機種があれば、販売店から直接購入する方法になります。

メリットは端末メーカーの公式サイトから購入する場合と同様に、通信事業者が用意している端末以外にも選択肢が発生するところです。
また、実店舗の場合、通信事業者から購入のと同様に購入からすぐに利用できるというメリットもあります。
ネットショップから購入する場合は、量販店の独自ポイントは得られますが、端末メーカーの公式サイトから購入するのと同様に配達時間がタイムラグとなります。

格安SIMスマホを中古で購入する方法

なにも機種変更は新品の端末に限った話ではないため、中古スマホ販売店やオークションサイトなどから中古スマホを購入するという方法もあります。
スマホの性能が飛躍的に向上した結果、2年前のスマートフォンであったとしてもハイエンドモデルであれば、新しく発売されたミドルレンジのモデルと性能的にはあまり変わらない場合もあります。

あくまで中古であるため、汚れ、傷などの使用感には程度が発生してしまい、見極めが必要となりますが、新品のスマホを購入することに比べて、費用をかなり安く抑えることができるという点が最大のメリットとなります。

格安SIMスマホを中古で購入する場合の注意点

型落ちによる性能が問題ないか確認し、しっかり状態を見極めれば、いいことづくめの中古スマホですが、外見から判断できない要素が2点あります。

1つ目はバッテリーの劣化は見ただけではわからない点です。
スマホのバッテリーは性能の向上とあわせて大容量化しつつありますが、スマホの性能が向上しているということは消費電力量も増えているため、2年前の機種など古い機種になってくるとバッテリーが劣化することで、電池持ちがよくない状態になっている可能性があります。
発売から時間経過が進めば進むほど、その傾向は大きくなるため、外見の状態やカタログスペックに問題がなくても、古い機種を購入する場合はバッテリーに注意が必要ということは覚えておいてください。

2つ目は確率は高くないものの、当たってしまうとどうしようもなくなってしまう問題ですが、購入した中古スマホがネットワーク制限をかけられている場合があるということです。
docomoなどの大手事業者で販売されていた端末の場合、購入者が端末を分割払いしていた場合で残債の支払いが滞った場合にネットワーク制限をかける場合があります。
盗品の場合にも同じようなことあるため、オークションサイトで妙に安すぎる等、怪しい出品者から購入する場合の注意点にもなります。
このネットワーク制限がかけれらてしまうとまともにネットにつながらなくなるため、なんのために購入したのかという困った事態になってしまいます。

ネットワーク利用制限について詳しくはこちら

個別購入(端末メーカー・量販店・中古)で端末を購入する場合の注意点

次に中古スマホの特別な注意点ではなく、通信事業者以外から個別購入した場合の共通的な注意点を紹介します。
まず、購入しようと考えている機種が契約中の格安SIM通信事業者のネットワーク規格に対応しているかどうかという点です。
端末には対応可能な通信方式が決まっているため、契約中の通信事業者のネットワーク規格に購入した端末が適用していないと購入しても利用できない事態が発生してしまいます。
通信事業者の公式サイトや端末メーカーの機種情報に対応しているネットワーク規格は記載されている場合がほとんどであるため、確認することで避けられる事態と言えます。

次に、スマートフォンの機種変更ではSIMカードの交換によって機種変更を実施しますが、SIMカードはスマホの発売時期によってサイズが異なる場合があります。
最近の機種では、nanoSIMカードという規格でそろっていますが、少し前の機種であればもう少し大きいmicroSIM、さらにその前はminiSIMとSIMカードのサイズがそれぞれ異なります。
互換性がないわけではありませんが、サイズの大きいもの(miniSIMやmicroSIM)をより小さいSIM(nanoSIM)に入れることは物理的にできないため、古い機種から機種変更を行う場合は注意が必要です。

ネットワーク規格について詳しくはこちら

格安SIMスマホ購入後に行う作業にはなにがある

通信事業者のお店で機種変更を行う場合は、大手事業者でも格安SIM事業者でもそれほど変わりはなく、迷うことはありませんが、端末メーカーや量販店、中古ショップなどから個別購入した場合は自分で機種変更作業を行う必要があります。

「自分で機種変更作業を行う必要がある」というと、少々おおげさですが実際にはSIMカードを今まで使っていた機種から新しく購入した機種に移すことで8割がた作業は完了となります。

もう1つ、大手事業者との契約ではまず実施しない作業として、APN設定の確認と設定作業というものがあります。
APN設定とは、インターネット接続を行うために必要な設定で、格安SIMの場合は自社のネットワークではなく、大手事業者のネットワークをレンタルしているため、APN設定を行わないとインターネットに接続できなくなります。
設定作業や確認方法は契約している格安SIM通信事業者の公式サイトに記載されているため、手順に沿って行えば簡単に作業は終了します。
全部が全部、作業が必要かというと既に設定済みになっている場合もあるため、まず確認し、必要であれば通信事業者の公式サイトを見ながら作業を実施するようにしましょう。

まとめ:格安SIMでも機種変更は可能、方法や機種の選択肢もさまざま

大手通信事業者でもそうですが、格安SIMの通信事業者では、特に新規契約に向けたアピールが強く、機種変更という単語があまり聞かれない場合も少なくありません。

しかし、通信事業者で機種変更をすることができる場合がほとんどですし、SIMフリーである利点を活かせば、自分で調べることは増えますが、端末メーカーや量販店など、通信事業者が提供していない選択肢から選ぶこともできるため、可能性はかなり広くなっていると言えます。

格安SIMを利用するようになっている時点で、ある意味でスマホや通信についてこだわりをもっていると考えることもできるため、機種変更でも積極的に自分の使いたい端末を探してみてください。


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