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格安SIMでも地震などの緊急速報は受信できる?注意点や対策について解説

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格安SIM 緊急速報

地震や豪雨などの自然災害が増えています。
そんな自然災害にいち早く対応するためにスマホに通知される緊急速報は命を守るためにも非常に重要です。
そんな緊急速報ですが、docomoなど大手事業者ではエリアメールなどの機能で通知されますが、格安SIMではどうなっているのでしょうか。
格安SIMで緊急速報を受信できるのか、整理してみます。

携帯電話への緊急速報受信を3行でまとめると、、、

  • 緊急地震速報は事業者を区別して送信しているわけではない
  • どのスマホでも可能というわけではなく、スマホ側の対応も必要
  • 代替手段としてYahoo!防災速報も有効

緊急速報とは

緊急速報とは、緊急地震速報に代表される自然災害の発生をいち早く通知し、避難準備や避難を行うために役立てるメールサービスを指します。
緊急地震速報に加えて、津波警報、豪雨などの自然災害に対する国や自治体からの特別警報、ミサイル発射やテロ事件発生を国が通知するJアラートがあります。

緊急地震速報

2004年にサービスが開始された地震への早期警戒システムで、地震による大きな揺れが到達する数十秒前に警報を発するシステムです。
地震発生時に初期微動と言われるP波が、主要動と言われる大きな揺れを引き起こすS波より先に感知されることを利用し、通知する仕組みになっています。
予測される深度が5弱以上の時に発表され、テレビ放送やスマホなどの携帯端末に通知されます。

東日本大震災や熊本地震、北海道胆振東部地震など被害の大きな地震が増えていること、今後発生する可能性があると言われている首都直下型地震や南海トラフ巨大地震への備えとして非常に重要なインフラとなっています。

大雨などの災害速報

近年、2017年の九州北部豪雨や2018年のに西日本豪雨など、地震以外にも避難や備えが必要な自然災害が増えており、国や自治体も「命を守る行動を最優先」するように発生時に「大雨特別警報」などの特別警報を出すようになっています。
2017年、2018年と台風や豪雨による被害の大きな災害が発生したことでテレビ放送でも大きく取り上げるようになっていますが、テレビをつけていない時にも受信できる携帯への通知は非常に重要と言えます。

Jアラート

自然災害以外でも弾道ミサイルによる攻撃やテロ事件の発生などの有事発生時に被害が発生、もしくは予想される地域の住民に正確な情報をいち早く伝達するためのシステムで消防庁が地方公共団体と連携して整備している「全国瞬時警報システム(Jアラート)」を整備しています。
北朝鮮による弾道ミサイル実験が日本国内に落下する可能性があるなど被害をもたらす可能性があると予想された際に、テレビなどの報道でもよく話題にされたために「Jアラート」という単語は聞いたことがある方も多いでしょう。

緊急速報の仕組み

緊急速報はいち早く多くの住民に一斉に通知を送る必要があるため、通常のメールでは通信量、速度的に実現が難しく通常のメールとは別のシステムで通知が実現されています。
LTEの標準規格で定められている規格の1つで「地震津波警報システム」を意味する「Earthquake and Tsunami Warning System」を略して「ETWS」という規格として定められています。

当初LTE規格では、ETWSのような仕組みは検討されていなかったとのことですが、地震などの自然災害が多くエリアメールなど独自機能により自然災害への備えを通知していたdocomoなどの働きかけにより、docomoなどの独自規格ではなく、標準規格として成立したという経緯があります。

格安SIMでは受信できない緊急速報

docomoなどの主要事業者の独自規格ではなく、LTEの標準規格であれば、格安SIMでも緊急速報の受信は可能と考えられそうですが、そこには少し特殊な事情があります。
ETWSによる緊急速報の通知では、ETWS信号の種別を表すのにメッセージIDという情報を持っています。
そのメッセージIDの種別のうち、地震と津波に関してはdocomoなどの緊急速報でも標準仕様を使用しているため、格安SIMでも問題なく受信することができます。
しかし、台風や大雨特別警報のような自然水害への通知やJアラートについては、docomoなどの事業者は標準規格ではなく、各社の独自規格でメッセージの送信を行っているため、格安SIMでは受信できないという事態が発生しています。

標準規格を使用せず、独自規格で公開もしていないため、格安SIM側も対応しようがないのが実情となっていました。

iPhoneの場合

iPhoneの場合、各事業者向けにも提供していること、一部の古い機種を除き、発売時期に関係なく最新のiOSを提供しているため、SIMフリーとして格安SIMで利用していても主要事業者と同じように各種緊急速報を受信することができます。
格安SIMを利用する上で、バージョンやスマホ本体側の対応状況を気にしなくていいのは大きなアドバンテージと言えるでしょう。
一部例外となっている機種がiPhone5C以前の機種となるため、古いiPhoneを利用している場合は注意が必要です。

Androidの場合

Androidの場合、各メーカーで独自のカスマイズを行っているため、Androidのバージョンや本体の対応状況によってバラバラとなってしまいます。
しかし、主要事業者が独自規格として運用していた自然水害等の緊急速報もdocomoなどの主要事業者がAndroid8.1向けに共通仕様を策定したため、今後は改善が見込まれるでしょう。
海外が主要な販路となっているメーカーなど、カスタマイズにより不要な機能と判断され、非対応になってしまう可能性も残るため、Androidのバージョンだけで判断することはできませんが、共通仕様が公開されたことで今後は対応する機種が増えていくことはユーザーとしては喜ばしいことです。

ただし、Android7などでバージョンアップが止まってしまっている機種を利用している格安SIMユーザーにとっては買い替えまでは受信が制限される緊急速報もあると考え、注意しておくべきと言えるでしょう。

データ通信専用SIMの場合

iPhoneやAndroidとは異なるSIMとして、データSIMの対応状況も紹介しておきます。
データ通信専用のSIMでは、対応が難しいようにも考えられそうですが、ETWSによる通信はSIMの種類を意識しているわけではなく、特定のエリアに無差別に通知行為を行うため、データ通信専用SIMでも緊急速報を受信することは可能です。
ただし、Androidと同様にこれまで独自規格で運用されていた自然災害、Jアラートの通知は難しいと考えておく方がいいでしょう。

緊急速報以外の通知方法

ETWSによる緊急速報で対象外となっている通知については、対応していないスマホの利用者はあきらめるしかないのでしょうか?
答えは「いいえ」で、もう1つ手段が残っています。
Yahoo!防災情報などのプッシュ型通知を行っているアプリを利用する方法が解決する手段となります。
専用アプリにより、プッシュ型通知を受け取るため、アプリ対応機種(相当古い機種でなければ大体は問題ないでしょう)であれば、緊急速報対応機種でなくても、受信することができます。
防災アプリについては、アプリならではのGPS連携や地図上の予測範囲などの追加情報も豊富に扱えるため、対応機種を利用している方でも追加で入れておくことをおすすめします。

まとめ:格安SIMでは緊急速報の対応状況を確認しておこう

緊急速報は通信方法の性格上、格安SIMでも問題なく受信できる場合が大半であることを紹介しました。
とはいえ、一部の緊急速報は対応していない可能性も残るため、まずは自身が利用している機種の対応状況をメーカーサイトで確認することから始めるのがいいでしょう。
その後、対応の有無に関係なく防災アプリとの合わせ技で、より万全な状態で災害への備えを行うことをおすすめします。

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