日本時間の「8月11日（水）23時」から開催されたSamsungのGalaxy新製品発表イベント「Galaxy Unpacked 2021」では、新フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold 3」「Galaxy Z Flip 3」と、新型スマートウォッチ「Galaxy Watch 4」シリーズが発表されました。
そしてもう1機種、スマートフォンとスマートウォッチの両方にとって親和性が高く、音楽プレイヤー機能やハンズフリー通話はもちろんですが、コロナ禍によって利用シーンが大幅に増えたZOOMなどのTV会議でも活躍する完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「Galaxy Buds 2」が発表されています。
スマートフォン、スマートウォッチ、完全ワイヤレスイヤホンはそれぞれがシームレスに連携する製品となるため、このイベントで発表された製品、スマートフォン2機種は利用用途やサイズ感の好みによってどちらか1機種を選択するとしても残るスマートウォッチ、 完全ワイヤレスイヤホンの両方とも購入すると一体いくらかかるんだというぐらい費用がかさんでしまいそうです。
この完全ワイヤレスイヤホンの新モデル 「Galaxy Buds 2」ですが、他の2種類の製品とは異なり、フラグシップモデルではなく、スタンダードモデルの位置づけとなるようです。
「Galaxy Buds＋」の後継モデルとみられており、今年の春に発表された「Galaxy Buds Pro」にとっては下位モデルの位置づけになるようです。
まぁ、春先に発表されたばかりのフラグシップモデルが半年も経たずにモデルチェンジというのはさすがに早すぎるので妥当なラインアップとは言えそうです。
しかし、スペックには関してはスタンダードモデルとしてはかなり攻めたスペックに仕上がっているようです。
元々リーク情報として報じられていた頃は、 「Galaxy Buds Pro」 との住み分けを考えると「アクティブノイズキャンセリング機能（ANC）」は搭載されないなど、抑えめのスペックになると見られていました。
しかし、 「Galaxy Buds 2」の 発表内容を見てみると、低音用のウーファーと高音用のツイーターとを組み合わせた2ウェイ構成のドライバーユニットを搭載し、 「アクティブノイズキャンセリング機能（ANC）」 や「アンビエントモード（外音取込み機能）」も搭載しており、主要機能を並べていくと 「Galaxy Buds Pro」 とそん色ないようなスペックに仕上がっています。
それでいて価格は149ドル（約16,600円）と 「Galaxy Buds Pro」より5,000円近く安くなっているというお買い得なモデルになりそうです。
しかもカラーリングが「オリーブ」「ラベンダー」「グラファイト」「ホワイト」の4色展開となっているため、カラーリングの選択肢が増えていたり、本体サイズとケースがそれぞれ小型軽量化も図られています。
新モデル「Galaxy Buds 2」は発売前であるため、実際に「Galaxy Buds Pro」と聞き比べたレビュ記事が出回っているわけではありませんが、スペック上の差異を細かく見ていくと、「Galaxy Buds Pro」は「360 Reality Audio」に対応していますが、「Galaxy Buds 2」は対応していないため、音質面では「Galaxy Buds Pro」が優位であると考えられます。
「アクティブノイズキャンセリング機能（ANC）」 も 「Galaxy Buds 2」 では外音を最大98%カットすると言われていますが、「Galaxy Buds Pro」では最大99%カットすることができると言われているため、両者の差異はかなり縮まっているものの、性能面でもフラグシップモデルは依然として「Galaxy Buds Pro」 と言えそうです。
後は価格面だったり、カラーリングを含めた好みで選択するのがいいでしょう。
日本国内での発売はまだ未定となっていますが、早い地域では「8月27日」から発売される「Galaxy Buds 2」、発売される地域では「Galaxy Z Fold 3」や「Galaxy Watch 4」などと合わせて購入するユーザーは表れるのでしょうね。
取り扱いの有無自体も発表されていない状況だと、正直なところかなりうらやましいと感じてしまいますね。
