中国の大手スマホメーカーの一社であるZTEは2019年5月に全世界に向けて同社の最新モデルのスマホであるZTE Blade A7の発売を開始しました(日本では未発売)。
ZTE Blade A7は高いスペックとベンチマークを誇りながら、販売価格は日本円でおよそ1万円と飛び抜けたコストパフォーマンスの高さが魅力的な機種となっています。
ZTE Blade A7の性能や特徴などを確認をしていきましょう。
目次
ZTE Blade A7を3行でまとめると
- コスパが最強クラス
- ハイスペックなカメラを搭載
- 顔認証システムも搭載
ZTE Blade A7のファーストインプレッション
ZTE Blade A7の基本情報:スペック
価格 | 599元~(約9,800円) |
OS | Android 9.0 |
SoC | MediaTek Helio P60/MT6771 |
RAM | 2GBor3GB |
ROM | 32GB or64GB |
Antutuスコア | 約138000 |
ディスプレイ | 6.088インチ/液晶(TFT)/画面占有率89% |
カメラ | アウト:16MP/1 イン:5MP/1 |
バッテリー | 3200mAh |
カラー | BLACK・Blue・Blue+BLACK |
サイズ | 154×72.8×7.9mm |
重量 | 146g |
対応バンド | 3G 1/2/5/8/34/39/BC0 4G 1/3/7/5/8/37/38/40/41 |
ZTE Blade A7のデザイン
ZTE Blade A7は価格が非常に安い点に大きな魅力があるわけですが、価格に対してデザインが良いところが人気の大きな要因となっています。サイズは154mm×72.8mm×7.9mmと、手に馴染みやすいサイズですし、片手での操作も可能です。
全面は高価格帯のスマホと同様にディスプレイの占有率が高いですし(約89%)、背面は高級感のある光沢仕上げとなっています。
背面のカラーはブラック、ブルー、ブラックとブルーのグラデーションデザインから選ぶことができ、オシャレ度も高いので、性別やシーンに関係なく利用できます。
ZTE Blade A7の性能
性能はミドルクラス
ZTE Blade A7の性能はミドルクラスのスマホ並です。SoCはミドルクラスのAndroidスマホでよく利用されているMediaTek Helio P60/MT6771 であり、Antutuスコアも およそ138,000とまずまずの数値を誇っています。
重たいゲームや動画の編集などの負荷がかかる作業は厳しいですが、ライトゲームや簡単なブラウジング、画像の加工などであれば特に問題なくできます。
これが3万円~4万円くらいの価格帯のスマホであれば特に驚きはありませんが、約1万円ということを考えると、 非常にコスパが良いと言えます。
HD+ディスプレイを搭載
ZTE Blade A7は安価な端末ではありますが、解像度はHD+なので、写真や動画を鮮やかに表示できますし、ノッチ付きディスプレイを搭載している上に占有率も89%としっかりトレンドを抑えています。安価な端末の多くがディスプレイの占有率が低いため、映像が見にくいのですが、ZTE Blade A7では映像に関してストレスを感じることはないでしょう。
7.9mmの極薄ボディー
安価な端末では本体が厚くなりがちですが、ZTE Blade A7は薄型ボディなので、ポケットに入れても邪魔になりません。背面は高級感のある光沢パネルを採用していますし、カメラレンズの出っ張りも抑えられているので、 おしゃれに拘りがある人でも満足できるデザインのボディーとなっています。
AI対応のインカメラ
ZTE Blade A7のメインカメラは1600画素と普段使いには十分な画素数となっている上に人工知能が自動的に画像の補正を行ってくれるAI対応に対応しています。さらにはメインカメラだけでなく、インカメラもAIに対応しているので(画素数は500万)、自撮り機能が充実したスマホを求める人にもおすすめできる機種です。
顔認証システムを搭載
ZTE Blade A7には指紋認証機能こそ備わっていませんが、ユーザーの顔をカメラが読み取ってロック解除に対応する「顔認証システム」が搭載されています。顔認証システムはインカメラの性能が悪い場合には、利用しにくいデメリットがありますが、 ZTE Blade A7のインカメラはAIにも対応しているので、別段ストレス無く顔認証システムが利用できると考えられます。
3200mAhのバッテリーを搭載
ZTE Blade A7に搭載されているバッテリーの容量は3200mAhと一般的な低価格帯のスマホよりも大容量となっています。バッテリー切れが心配という場合でも、安心して利用することができます。
まとめ:ZTE Blade A7は買いか否か
日本で販売されているミドルクラスのAndroidスマホと遜色ない性能を誇りながら、約1万円という破格の値段なので、買いです。しかしながら、日本では販売の予定がありませんし、ドコモやauの必須バンドには非対応であるため(ソフトバンク/ワイモバイルのバンドには対応しています)購入のハードルは高いと考えられます。
ZTEはソフトバンクとつながりが深いので、ソフトバンクやワイモバイルで正式に取り扱いが始まるのを待つのが良いでしょう。