つい先日国内投入を果たしたばかりの、Xiaomiの新たなミドルレンジスホ、Redmi Note 9S。
発売も間も無く、価格.comの人気ランキングでは9位を獲得。
日本市場での知名度を考えると、快挙ではないでしょうか?
Redmi Note 9Sは、2万円台でSnapdragon720Gを搭載し、コストパフォーマンスに優れた一台となっています。
今回はそんなRedmi Note 9Sを、長所短所含めて約1ヶ月使ってみた感想をもとに、赤裸々にレビューしていきます。
※今回、私が購入したRedmi Note 9Sは海外版になります。
そのため、日本版と一部仕様が異なる可能性がございます。
目次
Redmi Note 9Sを3行でまとめると、、、
- ハイミドルSoCのSnapdragon720Gを搭載し、必要十分なスペックを実現
- パンチホールや4眼カメラ、さらにパンチホール型ノッチを採用
- 5020mAhという大容量なバッテリーを搭載
Redmi Note 9Sのスペック
Redmi Note 9Sのスペックは以下のページよりご覧いただけます。日本版↓
海外版↓
Redmi Note 9Sのパッケージと付属品
パッケージは縦長で、ずっしりと重みがあります。Xiaomi製品のパッケージは精錬されていて、シンプルで高級感がある様に思えます。
箱を開けると、白い小箱の下でRedmi Note 9Sとご対面です。
箱の中の同梱品は以下の様になっています。
- 保護フィルム(貼り付け済み)
- ソフトケース
- 22.5W充電アダプター
- USB Type-Cケーブル
- SIMピン
- ユーザーガイド、保証書
ソフトケースも同梱されているのは嬉しいのですが、ケースがちょっと汚れやすくて残念でした。
ケースは自前でご購入されることを強くお勧めします。
ちなみに筆者はこちらを利用しています。
※海外版のため、充電アダプターのプラグがヨーロッパで主に使用されるCタイプとなっていますが、日本版は日本で使用できるAタイプが付属しています。
Redmi Note 9Sのデザイン・外観をチェック
Redmi Note 9Sは、20:9の大きなディスプレイにパンチホール型ノッチを採用しています。1ヶ月程度使ってみて、画面が狭いと思ったことは一度もありませんでした。
背面にはスクエア型の4眼カメラユニットを搭載し、4800万画素での撮影が可能。
更に、付属のソフトケースをつけると見えなくなってしまいますが、背面パネルは非常に高級感のある鏡面仕様となっています。
上から画面上部、画面下部です。
上部は赤外線センサとマイクを搭載、下部には左からイヤホン端子、Type-C端子、スピーカーが搭載されています。
iPhoneはイヤホンジャックを廃止しましたが、Redmi Note 9Sには未だ健在です!
次に、上から右側面と左側面になります。
右側面には音量ボタンと、指紋センサーを備えた電源ボタンが搭載。
左側面にはSIMスロットのみが搭載されています。
横から見ると分かりやすいですが、結構カメラユニットが突出しているので、ガタつくのが嫌な方はケースをした方がいいかも。
Redmi Note 9Sをさっそく起動してみる!
MIUIでは、AndroidやiPhoneから簡単にデータ(アプリや連絡先、写真等)の移行を行えます。指示に従って、スムーズに移行することができました。
デフォルトアプリをアンインストールしたい方はこちらをご参照ください。
Redmi Note 9Sのパフォーマンスをチェック
ベンチマークでパフォーマンスを測定
Antutu v8
総合スコアは「279,130」
CPUスコアは「100,382」
GPUスコアは「72,270」
2年ほど前の筆者が持っているハイエンドスマホが350,000点ですので、現行のミドルレンジにしてはそこそこな点数なのではないでしょうか。
GPU性能は100,000点を切っており、重めな3Dゲームなどは難しいかなという印象です。
※Geekbench 5及びPC Mark for Androidはなぜがベンチマークが動作しませんでした。
もし良ければコメントでご教示くださると嬉しいです。
SoCにはSnapdragon 720Gを採用
ハードなゲームなどをしない限り普段使いで困ることはないと思います。
ベンチマークスコアでみると、最近発売されたばかりのUMIDIGI S5 Proや旧モデルにあたるRedmi Note 8 Proが搭載している、MediaTek製のHelio G90Tとほぼ同等のスペックとなっています。
やはり、前モデルからのパフォーマンスの向上はありません。
MediaTek製Helio G90TからQualcomm製Snapdragon 720Gへの変更ですが、安心と実績のQualcommなので良しとしましょう。
5020mAhの大容量バッテリー
そして5020mAhもあれば、約2日間程耐えられます。
実際、筆者はよく充電を忘れるのですが、5020mAhのバッテリーのおかげで結構助かっています。(何度か充電を忘れてしまった…)
※付属の充電アダプターは22.5Wですが、Redmi Note 9Sは18W(9V/2A)の充電速度となります。
実際にゲームをプレイしてみた
今回は、Antutu以外のベンチマークが正常に動作しなかったこととミドルレンジスマホであることを考慮し、二つのFPSでテストしてみました。PUBG Mobile
まずは、比較的スペックを必要とする、PUBG Mobileをプレイ。筆者は比較的苦手なのですが、レビューのためにと再び戦場に降り立ちました。
排熱は特に問題なく、背面が熱を持ったりはしませんでした。
ベンチマーク上ではスコアが同じHelio G90Tですが、Snapdragon 720Gの方が発熱が抑えられているかも。
COD Mobile
次に、スマホFPSの中でも比較的要求スペックの低い、COD Mobileをプレイ。当然熱を持ったりカクついたりすることもなく、いい意味で期待を裏切られました。
Redmi Note 9Sのカメラ性能をチェック
カメラ構成はメインの4800万画素、広角の800万画素、マクロの500万画素、深度カメラの200万画素となっています。
比較してみる
(※画像をクリックすると拡大できます。)
Redmi Note 9Sの方が色をしっかり捉えて、美味しそうに見えますよね。
更に4800万画素という高画素なカメラで、より精微に美しく撮れています。
逆にHUAWEI P30 liteでは、中途半端に全体的に明るくなっています。
左が通常モード、右がマクロモードで撮影した時の写真ですが、左は近すぎて焦点が合わずボケています。
その点、右は雛菊の細部までしっかりと捉えられています。
至近距離で何かを撮影したい時にはうってつけですね。
MIUIの編集機能がすごい!
XiaomiのカスタムOSであるMIUI 11には、撮影した写真を編集する機能があるのですが、その中でも景色を変えてしまう機能にすごい驚かされたので、最後にご紹介します。この機能にどんな実用性があるかはさておき、バエるに決まってるだろ!
今後のMIUIの進化にも物凄い期待を抱いてしまいます。
Redmi Note 9Sは出荷時点ではMIUI 11ですが、MIUI 12へのアップデートも決まっています。
まとめ:Redmi Note 9Sはどんな人におすすめ?
Redmi Note 9Sは、Snapdragon720G搭載、RAMは4〜6GB、バッテリーに5020mAhと2万円台とは思えない必要十分なスペックで、コストパフォーマンスにものすごく優れています。スマホデビューしたい方や機種変更で迷っている方など、様々な方にお勧めできます。
また、カメラ性能やOSの完成度、チューニングの観点からも、iPhoneをお使いになられている方にも是非試していただきたい1台となっています。
逆に、ガッツリとFPSなどの重量級3Dゲームをプレイしたい方には処理能力不足でお勧めできません。
ですが、大半の方には十分すぎるスペックなのではないでしょうか。
今夏のミドルレンジ帯の主力を握るのは、Redmi Note 9Sだな〜と予想しています。
日本版Redmi Note 9Sの販売ページ
販売サイト | 価格(6/12更新) |
Amazon | 約22,800円~ |
楽天市場 (メモリ6GB版のみ) | 29,800円~ |
楽天モバイル (楽天UN-LIMITと同時契約) | 23,800円~ |
OCNモバイルONE (通話SIMと同時契約) | 4,900円~ |
海外版Redmi Note 9Sの販売ページ
販売サイト | 価格(6/12更新) |
AliExpress | 約23,000円~ |
Gearbest | 約23,300円~ |