今回は、Snapdragon 888搭載のXiaomiの最新フラグシップ機「Xiaomi Mi 11」を手に入れましたので、実機レビューを書いていこうと思います。
今回は日本在住の筆者でもかなり早く入手することができました。
今回筆者が手に入れたのはXiaomi Mi11 雷軍限定版です。
Mi 11の中でも市場流通数が極めて少なく、おそらく日本国内で出回っているのは記事執筆時点でこの1台だけとなっています。
ちなみに雷軍氏はXiaomiのCEOを務める人物となります。
まぁ、iPhoneにApple CEOのティム・クック氏のサインが入ってるのと同じようなものと考えてもらえれば分かりやすいかと思います。
スペックとかは以下を参照にどうぞ
今回は雷軍限定版のため、メモリは12GBストレージは256GBの仕様となります。
箱は通常のXiaomi Mi11より大きく高級感のある限定の箱となっています。
なお、付属品類は通常モデルと変わりません。
今作では雷軍限定版を含めましてACアダプタ類の同梱がされていませんので、必要な方は別途購入が必要になります。
ちなみに、通常版「Mi 11」のパッケージはこちら
雷軍限定版のパッケージと比較すると非常にシンプルです。
Xiaomi Mi 11の筐体
本体は6.81インチの大画面となっています。大画面ながらも2K+の解像度に120Hzのハイフレームレートに対応しており、最新のトレンドもしっかり抑えてると言えるでしょう。
フロントカメラのパンチホールはかなり小ぶりになりました。 Xiaomi Mi 11のスピーカーはステレオ構成となります。
今作はharman/kardonチューニングのものになっており、ハイエンドスマホの本体スピーカーでもトップクラスで音が良いです。
今回レビューの雷軍限定版は背面がウェーブを描くような形状になっているのが特徴で、ほかのスマホにはないグラデーションを見せるものになっています。
この雷軍のサインが入ってるところが個人的には好きですね。
通常のガラスモデルはもちろん、背面レザーのモデルも存在します。
サイズで近いスマートフォンはOPPO Find X2 ProやASUS Zenfone 7が近いサイズと言えます。
Xiaomi Mi 11のスペック
SoCはQualcomm Snapdragon 888を搭載しており、現時点でリリースされているスマートフォンとしてはトップクラスのスペックを誇ります。 Antutuベンチマークの実測値は711,464点とかなり高いスコアをマークしました。スコアの高さももちろんですが、何より動作中の温度が41度と低いのもポイントです。 もちろんここまでスコアも高いので、多くのコンテンツは快適に動きます。
動作が重たいと感じることも今の時点ではありませんでした。
細かいところではLPDDR5規格のメモリは動作クロックが上がっていたり、ストレージもUFS3.1規格の高速なものをしっかり採用しています。
今期のトップバッターとしての名には恥じないハイエンドスペックと言えます。
Xiaomi Mi 11のカメラ性能
Mi11は1億画素のメインカメラをはじめ、1300万画素の超広角カメラと500万画素のマクロカメラを持つリア3眼構成となっています。特徴は1億画素を生かしたロスレスズーム、最大30倍ズームと専用レンズによるマクロ撮影性能の高さといえるでしょう。
作例を見ても非常に綺麗に撮れており、今季のハイエンド機のトップバッターとして立つだけの性能はあるように感じます。
特に今作ではマクロ性能が大きく強化され、撮影の幅が広がりました。
マクロモードの作例はこんなところ
正直、マクロ性能だけなら今まで使ったどのスマホよりもきれいに寄って撮る事は出来ます。
今までのスマホではある意味撮るのが難しい作例となります。
Xiaomi Mi 11を実際に使ってみて
さすがにSnapdragon 888を積んでいるだけあって性能面で困ることはありません。カメラも作例を見る通り、撮れる写真のクオリティも上々でマクロ性能は度肝を抜かれるような感じです。
画面は4辺カーブとなっており、スペック以上にベゼルは小さく感じます。
2K解像度、HDR10、120Hz高フレームレート対応と非常に良いハードウェアを積んでいるだけあって、非常にきれいです。
タッチサンプリングレートは480Hzとゲーミングスマホ並みのスペックとなっていることからも、タッチ感度の求められる場面でも活躍しそうです。
また、重量が200gを切っているので、大きさの割には軽量に感じます。
バッテリー持ちはお世辞にもいいとは言えず、個人的にはSnapdragon 765Gを積んだ機種よりは持たないかなと感じます。
特に3Dゲームやベンチマーク時といった高負荷時の減りが激しい印象を感じましたが、通常使用ではSnapdragon 865世代のモデルより消費は少ないように感じました。
発熱についても多少はあるので、高負荷時は気になる方もいるかと思います。
また、5GバンドはNSRでしたらスペック上は日本国内のものに対応してますが、使えるかどうかは別問題となりそうです。
筆者検証ではdocomoではピクト表記は5Gになったものの実際の通信はできてないような状態でした。
また、付属品や純正ケースを付けてもカメラ部がカバーより出っ張るのでテーブル等におくとがたつく点が惜しいなと感じました。
最後に
今作のXiaomi Mi11ですが、まだまだファーストインプレッションと言うところでじっくり隅の隅までは触りきれてはいません。ただ、少し触っても分かるくらい完成度はかなり高いスマホと言える印象です。 どちらかと言うとこのXiaomi Mi11は「何かに特化したスマホ」ではなく無難に選べるハイエンド機かなと思います。
直接的なライバルで言えばSAMSUNG Galaxy S21+辺りになりますかね。
こちらに比べるとXiaomi Mi11のほうが画面解像度やメモリ搭載量などで優位に立てることからも、ハイエンド機を選ぶのが悩ましいものとなりそうです。
現時点では市場流通は中国版のみとなっていますが、グローバル版が登場すればより大衆向けにも使いやすい1台となる事でしょう。
ちなみに、Mi 11通常版に加えて、Mi 11雷軍限定版もAliExpressにて購入することができます。