
vivoのゲーミングブランド iQOOは8月17日、中国にてフラグシップスマートフォン「iQOO 8」および「iQOO 8 Pro」を正式発表しました。
iQOO 8

2021年1月に発表された前モデル「iQOO 7」と同様のSoC、リフレッシュレート、急速充電が採用されており、「iQOO 8」はマイナーチェンジに留まっています。
ただし、後述する独立したディスプレイチップを搭載するなど僅かにパワーアップしています。

リフレッシュレートは120Hzに対応します。

「Pixelworks X5 Pro」は、「iQOO Neo5」にてvivoが初採用し、「iQOO 8 / 8 Pro」で同社3機種目となる採用例となっています。
この独立したディスプレイチップを搭載することで、ゲームの描画などに際して HDR(ハイダイナミックレンジ)の適用やMEMC(動き補正機能)にてフレームレート高めることが可能なようです。
また、色精度の向上、スムーズな輝度調整にも対応します。
もっとも、この「Pixelworks X5 Pro」搭載を大々的に表記するのがiQOOというだけであり、OnePlusのハイエンド機「OnePlus 9 Pro」でも搭載されている他、OPPOやASUS、LenovoやTCLなどの多くのハイエンド機では PixelWorks社の画像処理技術が採用されています。

メーカー公表では、0%から約18分で満充電できるとのことです。

また、メインカメラには手ブレを抑えるジンバル(マイクロPTZ)が搭載されています。

このオレンジカラーは、通常はホワイトですが日に当たるとオレンジに変化するようです。
価格は以下のとおりです。
・8GB+128GB:3,799元(約64,000円)
・12GB+256GB:4,199元(約71,000円)
iQOO 8 Pro

メモリは8/12GB(LPDDR5)、ストレージは256/512GB(UFS 3.1)を採用。
Snapdragon 888+を搭載するハイエンド機は「Mi MIX 4」「Honor Magic 3 Pro/ 3 Pro+」「ROG Phone 5s Pro」に次いで5機種目となります。

リフレッシュレートは120Hz、そしてHDR10+に対応します。 また、独立したディスプレイチップ「Pixelworks X5 Pro」 も搭載されています。
上位モデル「iQOO 8 Pro」では下位モデル「iQOO 8」と比較してディスプレイサイズが大きくなり、フラットから曲面に、リフレッシュレートは1Hzから120Hzでコンテンツに応じて自動で切り替わるLTPOディスプレイが採用されています。
また、世界初となるSamsung E5 AMOLEDディスプレイを採用。Samsungの前世代 E4 AMOLEDと比較して消費電力が25%減になるとのことです。

認証速度も早くなり、セキュリティも強化されている他、認証面積は11倍広く、2本指での認証もサポートしています。

「IMX 766」はOPPOのフラグシップ機「OPPO Find X3 Pro」や「OPPO Reno5 Pro+」にも採用されていたSONYとOPPOが共同開発したセンサーであり、これをさらにvivoがカスタムし強化したのが「IMX 766V」となります。
また、下位モデル同様にメインカメラには手ブレを抑えるジンバル(マイクロPTZ)が搭載されており、ポートレートカメラにはOIS(光学式手振れ補正)が追加されています。なお、ポートレートカメラは光学2.5倍、デジタル30倍のズームに対応しています。

「iQOO 8 Pro」のバッテリー容量は5,000mAhで最大120Wの急速充電に対応。
また、上位モデルのアップグレードポイントして、50Wのワイヤレス充電と10Wの逆充電(リバースチャージ)にも対応します。
50Wワイヤレス充電では、約42分で満充電することが可能です。

価格は以下のとおりです。
・8GB+256GB:4,999元(約84,000円)
・12GB+256GB:5,499元(約93,000円)
・12GB+512GB:5,999元(約101,000円)
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