SIMフリー版Xperiaのリリースが決まりました。
長年これを待っていたなんて方も多いでしょう。
リリース内容につきましてはこちらをご確認ください。 ということで実際にXperia 1 IIを使う筆者が思うSIMフリー版のXpreia 1 IIを買いだ!と思ったところを書いてみました。
Xperia 1 IIってどんなスマホ?という方はこちらをご覧ください。
1.メモリ12GB ストレージ256GBの国内向けハイエンド仕様だから
これは予想外の展開でした。まさか日本版とも呼ばれる仕様がこのようなハイエンド仕様となったからです。
ドコモなどの携帯キャリア版のメモリ8GB ストレージ128GB仕様
グローバル版のメモリ8GB ストレージ256GB仕様とも違います。
この12GB/256GBの仕様は完全な日本向けオープンマーケット向けのモデルと言えます。
現時点において市場に出てるスマホでも、トップレベルのスペックを持つ仕様となります。
その上で日本では多くの需要があるFeliCaにも対応しており、Suicaなどの交通系ICも利用可能となっています。
2.DSDVに5G対応のSIMフリーモデルだから
実はハイエンドモデルでこのSIMフリーとも言える仕様は数少なく、Huawei P40 Proくらいしか国内では販売されていません。それに、日本の5Gバンドにもある程度最適化された上に、待望の物理デュアルSIMモデルとなっています。
いわゆるDSDV(Dual Sim Dual VoLTE)に対応しています。
そのため、5Gのデータプランと4G通話SIMのデュアルと言った使い方も可能なモデルと言えます。
さらには5Gバンドのn77にも対応しており、国内キャリアのほとんどで使えるのも魅力です。
かつてはデュアルSIM対応Xperiaを買うには海外通販等で輸入することが常で、もちろんこれらの機種には技適はありませんでした。
また、モデルによっては対応バンドが少なかったりと必ずしも使いやすい機種とは言えませんでした。
今回の登場によって、わざわざ輸入しなくてもデュアルSIMモデルのXperiaが買えるのは非常に大きい点と言えます。
3.SONYストアで24回分割購入が可能だから
このようなSIMフリーのハイエンドモデルはコストが高く、なかなか一括購入が難しいのも普及しにくい点でありました。 このXperia 1IIはSONYストアでの購入は分割手数料無しの24回分割での購入が可能になっており、SIMフリーのハイエンドモデルでありながら従来のキャリアモデルのような買い方のできるモデルとなっています。メーカー直営ストアでこの買い方ができるというのが大きな利点です。
4.月額500円で修理回数制限なしのXperiaケアプランが使えるから
こちらは対象機種がどんな故障においても上限5000円にて修理してくれるサービスとなります。
画面割れやバッテリー劣化にも使えて、非常に長く使える安心できるものだなと感心します。
実は年額だと5,000円にて加入できるので、お得となります。
その反面、アウトドアで水濡れしやすい環境で使う夏の期間だけ加入するなんてことも可能です。
5.SIMフリー限定カラーの「フロストブラック」があること
今回このオープンマーケット仕様向けにキャリアモデルでも購入できないフロストブラックというカラーの存在が挙げられます。こちらは磨りガラス仕様のものとなり、iPhone 11 Proなどの背面ガラスを想像して頂けると何となく肌触りとかか分かるかと思います。
特徴としてはさらさらとしていて指紋が目立ちにくいです。
Xperiaでこのような磨りガラス採用は、2015年発売のXperia Z5以来の採用となります。
最後に
多くの人が待ち望んでいたオープンマーケット向けXperiaがついに現実のものになった形と言えるでしょう。日本向け機能をほとんど殺さずに、通信キャリアに縛られない販売チャネルで購入ができる点からも非常に好感の持てる端末となっています。
特に自社直販という選択があるのが非常にうれしい点だと思います。
注意点としましてはフルセグ機能が省かれていること、5G対応SIMを2枚入れて2枚とも5Gでの同時使用はできない仕様だということです。
惜しいのは発売日でしょうか。
Xperia 1IIのSIMフリー版の発売日は10月30日とやや遅いのです。
このころにはキャリアさんの秋冬モデルが出そろうので、ライバルとも取れるスマホが多く出てる状態でのリリースとなります。
Xperia 1IIのオープンマーケット仕様のお値段は124,000円(税抜き)となっており、キャリア版との差も性能分のスペック差分だと思えば納得できる値段です。
そして、Xperia 1 Professional Editionのようなべらぼうな値段ではない点に筆者としては好感が持てる形となっています。
この他にもXperia 5とXperia 1もそれぞれオープンマーケット仕様で発売されることとなりました。 Xperia 5はグローバル版Dual準拠のスペックにFeliCaを搭載。
Xperia 1はグローバル版Dual準拠の仕様となっています。
どちらもデュアルSIM仕様となっています。
それでも全部乗せと言われるような仕様で出してきており、FeliCa搭載でかつ物理デュアルSIM仕様のハイエンド機というカテゴリーでは現時点でXpreia 1IIしか存在しないものになっています。
物理デュアルSIMの香港版iPhoneを求めるユーザーがいるように、一定数このような需要もあるのではないかと筆者は感じます。
そんなスマホがXperiaの日本発売10年の節目に出るわけです。
XperiaをXperia X10から10年間追ってきた筆者にはうれしい限りです。
Huaweiを始めとした中国メーカーが米国制裁のなかで苦戦を強いられる中、日本におけるプレミアムラインをオープンマーケット仕様にしてリリースしたSONYのこの戦略は吉と出るか凶と出るか今後が楽しみですね。
それでは