シャープはSIMフリースマートフォン「AQUOS zero SH-M10」を4月9日より発売することを発表しました。
ソフトバンクで先行発売されたいたモデルのSIMフリー版となります。AQUOSとして初めての有機ELディスプレイ搭載や、AQUOS史上最大容量のRAMとROMなど高い完成度を誇ります。
また、6インチを超える端末の中では飛び抜けて軽い146gというコンパクトさも特徴の一つです。
目次
AQUOS zero を3行でまとめると、、、
- AQUOSシリーズ初に有機ELディスプレイ搭載
- AQUOS史上最大容量のRAMとROM
- カメラ性能は低い
AQUOS zero のファーストインプレッション
AQUOS zero の基本情報:スペック
スペックの見方、判断基準についてはこちらAQUOS zero の付属品
- イヤホン
- USBケーブル
- 充電アダプター
- ユーザーガイド
AQUOS zero のデザイン
今までの国産スマホはデザインがダサい、、という印象が少なからずありました。しかし、「AQUOS zero」はデザインの完成度も高く個人的には高評価です。アラミド繊維背面パネルとマグネシウム合金フレームを背面に備え、軽量化と耐久性を強化しています。 さらに、ディスプレイパネル自体が緩やかなカーブを描くように設計されており、指での自然なタッチ操作を可能としています。
146gの軽量さに加え、端末の持ち心地を追求するために窪みを作りホールド性のある形状となっています。
AQUOS zero の性能
6.2インチの有機ELディスプレイを搭載
AQUOS zeroはAQUOSシリーズ初となる有機ELディスプレイを搭載液晶テレビAQUOSで培った技術をスマホに採用し、自然光のOLEDは色のムラがなく、高いコントラスト比で高画質表現が可能です。
また、有機ELは最新のTVやiPhoneでも用いられる液晶方式でバックライトを必要とせず、ドット自体が点灯・消灯するため色の鮮やかさ、特に黒色の表現力に優れています。
AQUOS史上最高のスペック
AQUOS zeroはプロセッサーにSnapdragon 845を搭載AQUOSの従来機種で搭載されていたCPU(MSM8998)と比較するとCPU性能・GPU性能が30%向上しています。
Snapdragon 845は、海外メーカーのゲーミングスマホやハイスペックスマホでも搭載されているCPUであり、Snapdragon 855には劣るものの2019年4月現在において比較的パワフルなパフォーマンスを発揮します。 そして、メモリ仕様もAQUOS史上最大容量のRAM6GB・ROM128GBの構成となっています。
RAM6GB以上あればメモリ不足で困ることはほとんどなく、複数のアプリを同時に立ち上げていても処理落ちしません。
これほどのスペックがあれば、普段使いでは勿論のことPUBGなどの重量級の3Dゲームもプレイできます。
3130mAhのバッテリー容量に放熱設計
AQUOS zeroは3130mAhのバッテリーを搭載高画質な有機ELディスプレイとハイスペックなSoCの消費電力を考えると、やや心配な容量ですが、iPhone XSは2658mAhなので比較的大容量と言えます。
3Dゲームを長時間プレイしない限り、1日は充電が持つでしょう。
また、ハイスペックスマホで心配になるのが、発熱によるCPU性能のパフォーマンス低下です。
AQUOS zeroでは初のパラレル充電を搭載し、2つに充電ICで発熱源を分散できるので端末の発熱を抑えることができます。
カメラ性能はイマイチ
AQUOS zeroのメインカメラは2260万画素の単眼カメラとなっています。ディアルレンズが主流で、ハイエンド端末ではトリプルカメラを搭載したモデルも販売され始めているのに「なぜ、今さら、、、」という感じです。
レンズ自体の性能は良いのですが、やはり単眼の限界を感じてしまうクオリティーの撮影になってしまいそうです。 インカメラは800万画素の仕様になっています。
こちらも、メインカメラと同様に画素数の低さを感じます。
2019年4月現在では、インカメラ2500万画素がTOP水準となっているので3分の1ほどのカメラ性能と考えて良いでしょう。
カメラ性能は微妙なので、期待しない方が良いでしょう。
格安SIMでの取り扱い
まとめ:AQUOS zero は買いか否か
ズバリ、買いではありません。国産メーカーを応援したい気持ちはありますが、中華スマホと比べるとコスパではどうしても勝てません。同じようなスペックが半額に近い価格で購入できてしまうので、、、。(Pocophone F1など)
ただ、国内端末で購入もしやすくスマホにあまり詳しくない方でもスペックの高いスマホを選択できるようになるのは大きいでしょう。