日本市場に進出し、ディスプレイ指紋認証やスライド式カメラといった日本初の機能を搭載するスマホを販売し、着実に注目度を高めている中国メーカー、OPPO
そんな、OPPOから2018年夏に発売したスライド式カメラを搭載する「OPPO Find X」を今回レビューしていきます。
2019年になった今でも強い人気を持つ理由はどこにあるのでしょうか?
目次
OPPO Find X を3行でまとめると、、、
- 世界初のオートリフト式カメラを搭載
- Snapdragon 845 + RAM8GB を搭載するTOPレベルのハイスペック
- 画面占有率93.8%の6.42インチ大画面ディスプレイの完成度が高い
OPPO Find X のファーストインプレッション
OPPO Find Xの基本情報
価格 | 約120,000円 |
OS | ColorOS 5.1(based on Android 8.1) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 845 |
RAM | 8GB |
ROM | 128GB/256GB |
Antutuスコア | 287400 |
ディスプレイ | 6.4インチ 有機EL 19.5:9 2340×1080 FHD+ |
カメラ | アウト:20MP(f/2.0)+16MP(f/2.0) イン:25MP(f/2.0) |
バッテリー | 3400mAh |
カラー | ワインレッド/サンライトブルー |
重量 | 186g |
対応バンド | GSM:850/900/1800/1900 WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19 LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/32/66 TD-LTE:B34/38/39/40/41(2496-2690MHz) |
OPPO Find X の付属品
- ACアダブター
- イヤフォン
- USB Type-C
- Type-C to 3.5mm 音声変換ケーブル
- SIM カードツール
- 重要情報ガイド
- クイックガイド
- スマホケース
- 保護フィルム(貼付済み)
OPPO Find X のデザイン
OPPO Find Xは近未来スマホのようなデザインで前面・背面・側面ともにカメラや指紋認証センサーがありません。(理由は後述します。)また、グラデーションカラーを採用し光沢のある質感になっているため非常に高級感を感じる設計になっています。
リフト式のカメラユニットを搭載することで、前面はカメラ部分のノッチがなく「真のフルスクリーン」を実現しています。背面もカメラの凹凸がないのでスッキリとしていて、ケースの自由度も高くなりそうです。
OPPO Find X の性能
画面占有率93.8%の有機EL採用のディスプレイ
OPPO Find X はカメラ性能に注目しがちですが実はディスプレイもめちゃくちゃクオリティーが高くなっています。まず、インカメラ部分のノッチがないことで極限までベゼルを薄くし、驚異の画面占有率93.8%を実現しています。
iPhone Xシリーズから採用された有機ELを採用しており発色や黒色のキレイさが従来のスマホに比べずば抜けています。
また、6.42インチという大画面ディスプレイなのですが、「大きすぎない?」と感じるでしょう。しかし、19.5:9の縦長のディスプレイにすることで横幅74.2mmのコンパクトさ。 比較するためにiPhoneを例に出します。
インチ数 | 横幅 | 画面占有率 | |
OPPO Find X | 6.42 | 74.2mm | 93.8% |
iPhone 8 plus | 5.5 | 78.1mm | 約67.5% |
iPhone XS Max | 6.5 | 77.4mm | 約85% |
世界初のスライド式カメラを搭載
OPPO Find Xのカッコいいデザインやディスプレイのクオリティーを上げることができたのは、このスライド式カメラを搭載しているためです。カメラが端末上部に格納されており、撮影時のみオートリフト式のカメラが出現します。 アウトカメラは20MP+16MPのAIディアルカメラを搭載しており、800ものシーンを認識して高精細な撮影が可能です。
また、光学手ブレ補正も搭載しているので、スマホでの写真撮影でも手ブレをしっかりとサポートしてくれます。 インカメラは25MPで3Dスキャン機能とAIを駆使してスマホで撮影したとは思えない自撮りが撮影できます。
インカメラはAIが3Dカメラで認識した目や鼻を分析することで3D照明技術が作動し驚くほどキレイな写真の仕上がります。
顔認証に対応、指紋認証には非対応
OPPO Find X は、センサーを利用して顔の凹凸を3Dスキャンするセキュリティが高い顔認証に対応しています。オートリフト式カメラであるため顔認証時にカメラが持ち上がるため、他の顔認証スマホと比べワンテンポ遅れるものの、実用可能な範囲のスピード感で解除ができます。
ただ、近未来的なデザインを優先したためか指紋認証に対応していません。
使い勝手の良く、暗所でもロック可能な指紋認証ユニットがないと、マスクをしている時や、暗所ではパスコードを打ち込む必要があり実質、不便になるシーンも存在します。
同じくOPPOの「R17 Neo」はディスプレイ指紋認証を搭載しています。Find X でも、デザインを損なわないディスプレイ指紋認証を搭載して欲しかったところです。
Snapdragon 845 + RAM8GB の最高峰のスペック
OPPO Find X は発売から半年以上経った2019年3月でも世界最高レベルのスペックを誇ります。搭載されているSnapdragon 845は現在トップクラスの性能を持ち、Qualcomm製ハイエンドSoCと呼ばれています。Snapdragon 845は「Samsung Galaxy S9 / S9+」や「Google Pixel 3 / 3 XL」などの多くのハイエンドスマホに用いられていることでも有名です。
また、メモリも8GBの超大容量でメモリ不足で動作の足を引っ張るなんてことはないでしょう。
これほどのスペックを要しているため、PUBGなどの重量級の3Dゲームでもスムーズにプレイすることができます。
しかし、ゲーム向けで購入する場合は要注意です。
あくまでもOPPO Find X はオートリフト式のカメラが目玉で、そこにコストがかかっています。もちろん、Antutuスコアは約29万点と非常に高いのですが、12万円を切る価格でこれ以上のAntutuスコアを持つスマホもあります。 例えば、「Huawei honor V20」はAntutuスコア約31万点で約7万円で購入することができます。このように、Antutuスコアでのコスパを考えるとOPPO Find Xは決して高くはないのです。
格安SIMでの取り扱い
格安SIM | 本体価格(税別) | 購入ページ |
IIJmio | 98,000円 | [affi id=5] |
楽天モバイル | 99,880円 | [affi id=16] |
まとめ:OPPO Find X は買いか否か
ズバリ、デザインが気に入った人は買いです!OPPO Find X はもちろん、スペック、カメラ性能、ディスプレイ、デザイン全てに置いてTOPレベルの端末であることは間違いないでしょう。
ただ、オークリフト式のカメラでの近未来的なデザインに注力し過ぎたせいか、価格が高くなっています。
ですので、このデザインやカメラが気に入った人は「買い」になるでしょう。デザインにそこまで拘りがない方は他の高コスパ端末を選ぶのが吉です。
同じような性能と価格のスマホを比較したい方は、「HUAWEI Mate 20」も検討すると良いでしょう。
「スライド式カメラが欲しいけど12万円なんて高いよ、、、」という方は「Xiaomi Mi Mix 3」があります!なんと半額の5万台でスライド式カメラを搭載したハイスペックスマホになります。