韓国 LG Electronicsは9月14日、ソウルにて5G対応のミドルレンジスマートフォン「LG WING」を正式発表しました。
目次
LG WINGを3行でまとめると、、、
- 6.8インチと3.9インチディスプレイを備える回転式2画面スマホ
- ポップアップ式インカメラを採用したフルスクリーンディスプレイ
- Snapdragon 765Gを搭載する5G対応のミドルレンジ端末
LG WINGのスペック
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LG WINGの性能
6.8インチ回転式2画面ディスプレイ
LG WINGの最大の特徴とも言える回転式の機構を搭載した2画面ディスプレイメインディスプレイは6.8インチFHD+ (2460×1080)のOLED、サブディスプレイは3.9インチFHD+ 1240×1080のOLEDを採用
画面のアスペクト比は、メインが20.5:9、サブが1.15:1となっており、昨今のXperiaの21:9には及ばないものの縦長のディスプレイを楽しみながら、サブで1.15:1のほぼ正方形のディスプレイも楽しめます。
使い方は無限大!WG WINGの活用例を紹介
LG WINGを車のダッシュボードに取り付けメインで地図アプリ、サブで音楽アプリを同時に表示し、地図を確認しながらメディアコントロールも。また、サブで通話に出ることも可能で地図アプリの表示を妨げることもありません。
スマートフォンを持って動画を視聴している際に画面に指が当たって再生が止まったり、別のシーンに飛ばされた経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
昨今のスマートフォンは湾曲ディスプレイを採用したり、狭額縁化が進んでいるので尚更です。
しかし、LG WINGならサブディスプレイにメディアコントロールを割り当てることで解消できます。
Android 10 (Q OS)
2画面スマホ、横持ちにした際のUIを考慮して設計されたオペレーションシステムを独自に搭載しています。
また同社によると、LG WINGをサポートするアプリが増えるようにAPIを公開し、パートナーと協力していくと述べています。
20万回のテストに合格した耐久性
あの時代の特殊な機構は壊れやすかったですよね。。。
ただし、LG WINGは回転時に、力を均一に分配し衝撃を吸収する内部構造を備えており約20万回の回転テストに合格しています。
これは毎日100回ほど回転させても5年以上は耐える計算となります。
また、メインディスプレイの回転時にサブディスプレイを傷付けてしまうのではないか?と懸念事項も。
これについて同社は、サブディスプレイにはポリオキシメチレン(POM)コーティングが施されており傷が付きにくくなっていると説明しています。
3200万画素のポップアップ式インカメラ
これにより、フルスクリーンディスプレイを実現しています。
画素数は3200万画素
6400万画素を含むトリプルカメラ
ジンバルカメラとしての使い方も
同端末にはソフトウェアと連携して動画の手ブレを防ぐ6つのモーションセンサーが搭載されています。
このモードでは、撮影中の映像をメインディスプレイに映し、サブディスプレイでジョイスティックや追従ボタンなどを利用できます。
Snapdragon 765Gを搭載
メモリは8GB、ストレージは128/256GB(MicroSD対応 最大2TB)
バッテリー容量は4,000mAhでワイヤレス充電にも対応
接続端子はUSB Type-C、3.5mmイヤホンジャックは非搭載となっています。
まとめ:LG WINGの総評
LG WINGは2020年10月に韓国にて発売され、アメリカやヨーロッパでも順次発売されます。今までにない新しいスマートフォンだけに多くの魅力を感じますが、現時点では発売価格は未発表です。
価格が分からないため何とも言えないですが、仮に10万円を大きく下回る価格ならば折りたたみスマートフォンに対抗する新たなソリューションの出現となるかも。。。