docomoが2021年夏商戦向けの新機種を11機種を発表しました。
内訳は5Gスマートフォンが7機種、4Gスマートフォンが2機種、5Gルーターが2機種と4Gスマートフォンの新モデル投入はあるものの、5Gへの切り替えをこれまで以上に鮮明に打ち出したモデル構成になっていると言えます。
また、新機種11機種と言っても、グローバルでは発表済みであったり、国内向けでも別口でdocomoで取り扱うことがニュースになっているモデルも多く、純粋に今回の新モデル発表会でお披露目となったのは5Gスマートフォンの限定派生モデル1機種と、4Gスマートフォン2機種、5Gルーター2機種となっています。
各機種の細かな紹介はそれぞれの機種の記事を見ていただくとして、どんな機種がdocomoの夏モデルとしてそろえられたのかをざっと紹介していきましょう。
まずは5Gスマートフォン7機種、そのうちのハイエンドクラス5機種を見てみましょう。
5Gスマートフォン、そしてハイエンドクラスということで文字通り主力商品となる機種たちとなるわけですが、その5機種は下記の通りとなります。
機種名 | メーカー | 発売予定時期 |
Galaxy S21 5G | Samsung | 4月22日発売済 |
Galaxy S21 Ultra 5G | Samsung | 4月22日発売済 |
Galaxy S21 5G Olympic Games Edition | Samsung | 6月上旬以降 docomoオンラインショップ限定 |
Xperia 1 III | SONY | 7月以降 |
AQUOS R6 | SHARP | 6月中旬以降 |
Samsung、SONY、SHARPと力のあるメーカーがしのぎを削っていくことになりますね。
以前はこの中にHuaweiも入っていたことを考えると、国内で存在感をすっかり消してしまった今の状況は少し寂しくはあります。
ハイエンドの定番と言ってもいい「Galaxy S」シリーズの3機種ですが、この中ではSシリーズとしては初めて「Sペン」に対応した「Galaxy S21 Ultra」が最注目機種と言えそうです。
また、docomoオンラインショップ限定モデルとなるようですが、昨年は新型コロナによって東京オリンピックが延期となったことで「幻の機種」となった「Olympic Games Edition」が「Galaxy S21」に衣替えをして登場することも注目と言えるでしょう。
今回の「Galaxy S21」シリーズは全機種、外部メモリ非対応となったことで、ゲームや音楽、動画などスマートフォンをヘビーに使い倒す層のユーザーにとっては容量に不安を感じる方もいるかもしれません。
そんな中でどこまで売れ筋をキープできるか注目です。
SONYの「Xperia」シリーズのフラグシップモデル「Xperia 1 III」もXperiaファンの方たちにとってかなり注目の機種と言えます。
初めてペリスコープ型のカメラを搭載し、可変式の望遠レンズによってどのようなカメラ撮影体験を楽しませてくれるのか、Galaxyシリーズの独走は許さないというところでしょう。
グローバルで「Xperia 1 III」と一緒に発表されていたハイエンドのコンパクトモデル「Xperia 5 III」の姿がなかったのが少し残念とも言えます。
今回の発表とは少し話がそれてしまいますが、「Xperia 5 III」の国内での登場はいつ頃、どの事業者からになるのでしょうね。
カメラ機能という意味では、単独で新商品発表を行ったばかりのSHARPの「AQUOS R6」もSONY、Samsungに対して真正面から戦いを仕掛けてきた機種と言えます。
Leicaとの協業、スマートフォン初の1型センサーを採用したことでシングルカメラながら別次元のカメラ撮影能力が期待される注目機種と言えます。
ハイエンドクラスほどの派手さはありませんが、堅実なところではミドルクラス向けの5Gスマートフォンが以下の2機種、登場することになります。
機種名 | メーカー | 発売予定時期 |
Galaxy A52 5G | Samsung | 6月上旬以降 |
Xperia 10 III | SONY | 6月中旬以降 |
5GミドルクラスではSONYとSamsungの「一騎討ち」と言えそうですね。
ハイエンドクラスまでの性能は求めないけど、5G通信には興味があるし、そこそこゲーム、音楽、カメラとスマートフォンの機能は満喫したい。
そんなミドルクラスのターゲット層の方たちに支持されるのはSONYとSamsung、どちらになるのでしょうか。
4Gスマートフォンはエントリー向けに2機種が登場します。
2機種とも今回の発表会が初お目見えと言える機種になっています。
機種名 | メーカー | 発売予定時期 |
arrows Be4 Plus | FCNT | 5月28日 |
Xperia Ace II | SONY | 5月28日 |
コロナ時代にぴったりともいえる「arrows Be4 Plus」は肌身離さず利用するスマートフォンをできるだけ清潔に保ちたいと考えたときに気になる機種と言えます。
SONYの「Xperia Ace II」は大画面ばかり増えるスマートフォンの中でコンパクトモデルを好んで探している人たちにはうれしい選択肢と言えそうです。
最後に5GルーターがSHARPから2機種登場予定となっています。
機種名 | メーカー | 発売予定時期 |
Wi-Fi Station SH-52B | SHARP | 8月下旬以降 |
home 5G HR01 | SHARP | 8月下旬以降 |
どんどん拡充速度を上げているとはいえ、やっぱりまだまだかなり狭い5Gエリア、それに対応する5Gルーターはまだ時期尚早な気もしますが、生活圏が対応エリアとなったときに威力を発揮するポテンシャルがあるのも事実。
卵が先か、鶏が先かなんて話になってしまうかもしれませんが、先々の通信環境を考え、投資的な要素で選ぶ玄人好みな機種になっているようにも感じます。
さて、気になる機種、購入に積極的に動こうと感じた機種はあったでしょうか。
やはり最注目はSONY・Samsung・SHARPが投入するハイエンドクラスの3機種になるのでしょうね。
1歩抜け出すのはどの機種か、今から楽しみで仕方ありません。
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