カシオが誇るタフネス腕時計「G-SHOCK」の携帯電話バージョンと言える「G’zOne」シリーズが世に出てから20年、auからG’zOne20周年記念モデル「G’zOne TYPE-XX」を発売することが発表されました。
G’zOneは日常的に利用する携帯電話をアウトドアなどハードなシーンにも耐えることができるよう驚異的なタフネスさを実現した携帯電話でシリーズの終盤モデルではAndroidスマートフォンモデルも販売されていました。
残念ながらカシオとカシオから携帯電話事業を引き継いだNECがともに携帯電話事業から撤退していることで現在はG’zOneの後継モデルは販売されていません。
G’zOneの驚異的なタフネスさというコンセプトとアウトドアによく合う無骨なデザインのDNAは京セラのTORQUEシリーズが引き継いでいる状態と言えます。
今回の「G’zOne20周年記念モデル」は、「もし現在にG’zOneが存在するならどんな姿になっているか」という想い、「if」を形にした「特別企画商品」として開発されることになったそうです。
スマートフォンとしての販売ではなく、「フューチャーフォン」(ガラケー)としての開発となるため、スマートフォンの普及率を考えると「どこまで需要があるのだろうか」という疑問もありますが、その一方でかつてG’zOneモデルを利用していたユーザーにとっては懐かしく思わず手が伸びる方もいるかもしれません。
ガラケータイプの需要はビジネス用途ではまだまだ一定数存在するため、au携帯を会社で使用している方であれば会社携帯の買い替えで選べば個人的な趣味嗜好を満たすことができるかもしれませんね。
そういった購入の仕方は、若干趣味に走りすぎな気がしないでもありませんが、頑丈でバッテリー持ちのいいG’zOneのガラケータイプはビジネス用途で求められる長く利用できるという要素を満たしているとも言えそうです。
(スーツスタイルとG’zOneの無骨なデザインがマッチするかというとちょっと無理やり感はありますが…)
法人用で購入するという話は横に置くとして、スマートフォンがメインとなった現在、メイン機種に「G’zOne TYPE-XX」を選べるユーザーは限られてしまうでしょうが、かつてG’zOneを使っていたユーザーにとっては、キャンプなどのアウトドア用のサブ携帯など複数台利用する場合に購入する意味は十分にあるでしょう。
(京セラのTORQUEシリーズに乗り換えているユーザーの場合、どう使い分けるか等、相当な葛藤がありそうですが…)
気になる発売時期とスペックですが、予約は「8月3日(火)午前10時」から開始されますが、発売は「2021年11月以降」の予定となっていて、スペックについても今後順次明らかにしていくとなっていて、現時点では外観とカラーリングの情報のみが公開されている状態となっています。
懐かしさと新しさを「現在のG’zOne」としてどのように融合させてくれるのか、かつてG’zOneのデザインにあこがれを抱いたユーザーの1人として続報を待ちたいです。
source(1)(2)