米国政府はXiaomiに課していた制裁を解除することが明らかになりました。
裁判所の提出書類によると、Xiaomiと米国政府は米国防総省が同社を中国軍の関連企業に指定し、投資禁止のブラックリストに追加していた件を無効にする裁判所の命令に「適切である」と同意した。と米ブルームバーグが伝えています。
これにより、Xiaomiに課されていた制裁は解除されることとなります。
この問題は2021年1月のトランプ政権下にてXiaomiを中国企業を「共産中国軍事企業」として、エンティティリストに指定し、米国の投資家が同社への投資を禁止したことに始まりました。
その後、Xiaomiが制裁解除を求めて提訴し、同年3月には米国コロンビア特別区地方裁判所は中国軍が同社を保有または支配しているという米国政府の主張を裏付ける証拠が欠けるとして制裁を一時的に停止する差し止め命令を出していました。
そして、今回この制裁が取り消され、米国の投資家によるXaiomiへの投資が再び許可されることとなりました。ただし、両当事者はまだ和解の条件について交渉中であり、5月20日までに共同提案を提出する予定とのことです。
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