
Samsungは5月4日、UFS(Universal Flash Storage)の次世代規格「UFS 4.0」を開発し、半導体技術の標準化を行うための業界団体 JEDECの承認を得たことを発表しました。
規格が最新になるほど、転送速度と電力効率が高まり、Androidスマートフォンの最新フラグシップ機の多くで「UFS 3.1」が採用されています。
そして、2020年に「UFS 3.1」が発表されてから約2年後、遂に次世代規格の「UFS 4.0」が発表されました。
Samsungによると、UFS 4.0の1レーンあたりの帯域幅は、現行のUFS 3.1の約2倍となる最大23.2Gbpsの速度を提供します。(※UFS 3.1は最大11.6Gbps)
これは、「大量のデータ処理を必要とする5Gスマートフォンに最適」としています。

さらに、電力効率も改善。UFS 4.0は1mAあたり最大6MB/sのシーケンシャルリードを実現し、前規格と比較して電力効率は46%向上しています。
最新規格「UFS 4.0」は最大1TBのストレージ容量をサポートします。
同社は、2022年第3四半期に量産を開始すると述べており、UFS 4.0を搭載するスマートフォンは早ければ2022年第4四半期にも登場するのではないかと予想されます。
当然、Samsungの次期フラグシップ機「Galaxy S23」シリーズは、UFS 4.0ストレージを搭載することとなるでしょう。