カウンターポイントリサーチの新しいレポートによると、SAMSUNGは世界のモバイルアプリケーションプロセッサ(AP)市場において2019年度、Appleを抜き世界3位のメーカーとなりました。
SAMSUNGは独自開発のSoCであるExynosに、多くの時間をかけ研究・開発や製造を行っており、当初は自社の製品であるGalaxy端末にのみ搭載していました。
しかし、近年ではMeizuやVivoのような大手スマートフォンメーカーにも自社のSoCを提供しており、その性能の高さが評価されつつあります。
また、2019年の同社は前年比2.2%の成長を達成し、市場シェア率は14.1%を獲得。
その一方でAppleは前年同期比より市場シェア率が0.5%減少し、13.1%のシェア率となり世界第4位へ転落しました。
上位2社はQualcommとMediaTekであり、それぞれの市場シェア率はQualcommが33.4%と市場の1/3のシェアを締め、MediaTekが24.6%でした。
レポートによると、SAMSUNGのExynosを搭載したスマートフォンが北米とインドで多くの支持を得ている事がシェア率の向上に繋がったとされています。
また、同社はAMDとのパートナーシップを結んでおり、AMDのRadeon GPUを採用したSoCを開発することでパフォーマンスの向上、およびシェア率の拡大が期待されます。
しかしながら、フラグシップ向けSoCに関してSAMSUNGは、Qualcommと比較して性能が劣っていることも確かであるため、この差をどのように埋めていくのか注目です。
source