Samsungは1月18日、同社ハイエンドSoCの「Exynos 2200」を正式発表しました。
AMDのRDNA 2アーキテクチャを採用したGPU「Xclipse」を内蔵しており、スマートフォンとして初となるレイトレーシングに対応するなど期待が高まるチップとなっています。
そして、早くもExynos 2200のベンチマークスコアに関するリーク情報が伝えられています。
リーカーのIshan Agarwal氏は、海外メディアmysmartpriceを通じて、Exynos 2200を搭載する「Galaxy S22 Ultra」の各種ベンチマーク結果を明らかにしました。
まず、GeekBench 5では、シングルコアが1108、マルチコアが3516
これは、前世代のハイエンドSoC Exynos 2100とほぼ同じスコアとなります。
続いてAntutu(ver9)では、965,874ポイントを獲得
これは、Exynos 2100と比較して約46%も大幅にスコアが上昇しています。
一方、Snapdragon 8 Gen 1を搭載する「moto egde X30」のAntutuスコアは1,061,361点とモトローラが公表しており、こちらと比較すると約10万点ほど低いスコアとなっています。
最後に、グラフィック性能を計測するGFXBench Aztec Ruins(Normal)のテストでは、109fpsという結果に。
この結果はSnapdragon 8 Gen 1搭載の「Xiaomi 12」どころか前モデルのSnapdragon 888と同水準のスコアとなっています。
上記3つのベンチマーク結果だけを見ると、大きな期待とは裏腹にExynos 2200 の性能は期待外れとも言えるかもしれません。
ただし、これらのベンチマーク結果の測定環境も不明であり、開発段階の試作機でのスコアである可能性があります。
特に、 GeekBench 5のスコアの低さが不自然にも感じます。(※Exynos 2200のCPUの構成は、Armv9採用のQualcomm「 Snapdragon 8 Gen 1」とMediaTek「Dimensity 9000」と全く同じであるため。)
あくまでも、ひとつのリーク情報として見るのが良いでしょう。
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