![](https://simtaro.com/wp-content/uploads/2020/04/news-Samsung-Galaxy-S20-Ultra-dxomark-01.png)
スマートフォンのカメラ性能を評価する第三者機関として有名な「DxOMark」がSamsungのフラグシップモデルである「Samsung Galaxy S20 Ultra」のスコアを公開しました。
総合スコアは122、写真スコアは132、ビデオスコアは102となっています。
![DxOMarkのランキング](https://simtaro.com/wp-content/uploads/2020/04/news-Samsung-Galaxy-S20-Ultra-dxomark-04.png)
しかし、ランキングを見てみると6番目で、半年前に発表されたHUAWEI Mate 30 Pro 5Gよりも低い評価となっています。
さらに、同じ108MPのカメラセンサーを搭載しているXiaomi Mi 10 Proの総合スコアは124点で、それよりも低い評価となっています。
![Samsung Galaxy S20 UltraのDxOMarkスコア](https://simtaro.com/wp-content/uploads/2020/04/news-Samsung-Galaxy-S20-Ultra-dxomark-02.png)
欠点として挙げられたのは以下の点でした。
- 暗い場所でピントを被写体に自動的に合わせる機能(オートフォーカス)が遅いこと
- 時々、撮影環境での光の色の影響を補正して、白色をより白く写すための機能(ホワイトバランス)が崩れること
- 望遠撮影時のノイズが多いこと
- 広角撮影時の物体の配置や影の明暗といった細部の表現が甘くノイズが多いこと
- 夜景モード時に被写体の暗い部分や風景の影となっている部分の階調が失われ、黒潰れを起こしていること
- 色の表現
- 表現できる画像の明るさの範囲(ダイナミックレンジ)が広いこと
- ノイズの制御
- 超広角撮影時の画像の明るさ(露出)と色の表現
- フラッシュ使用時の画像の明るさ(露出)と画像の精細さ
![](https://simtaro.com/wp-content/uploads/2020/04/news-Samsung-Galaxy-S20-Ultra-dxomark-03.png)
比べてみるとHUAWEI P40 Proはズーム時もノイズが少なくキレイに映っていますね。
一方のSamsung Galaxy S20 Ultraは、画像のノイズが多く入っていることが確認できます。
DxOMarkは最後に「Samsung Galaxy S20 Ultraは多くの撮影環境で非常に優れていますが、スマートフォンのカメラ品質でHUAWEI P40 Proを超える新しい基準を作ることはできませんでした。Samsungのスマホ愛好家は少しがっかりするかもしれません。」としています。
Samsung Galaxy S20 Ultraはこれまでに何回かカメラに関するアップデートを行っています。
今後のさらなるアップデートで、どこまで画質が改善されるか注目です!