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Samsung、プロ向けカメラアプリ「Expert RAW」をリリース!望遠でもプロモードに対応、Adobeと連携


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Samsungは11月24日、プロ向けの純正カメラアプリ「Expert RAW」をGalaxy Storeにてリリースしました。

Samsung純正のカメラアプリは豊富な機能を備えており、その中の1つに撮影設定を細かくカスタマイズし、自分好みの写真を撮影することができるモードとして「プロモード」が用意されています。

プロモードでは、ISOやシャッタースピード、色調など6項目を自由に設定することができますが、このプロモードは全てのカメラに対応しているわけではありません。

例えば、同社最新フラグシップ機の「Galaxy S21 Ultra」は、メインカメラと超広角カメラでのみプロモードに対応しており、望遠カメラでは非対応となっています。

しかし、Samsungは望遠カメラでもプロモードをサポートするようにカメラアプリをアップデートすることを計画しているようです。

11月24日、同社アプリストアのGalaxy Storeにて「Expert RAW」と呼ばれるカメラアプリのベータ版がSamsung公式よりリリースされました。

この新しいカメラアプリ「Expert RAW」を使用すると、Galaxy S21 Ultraの望遠カメラでもプロモードが利用可能となります。Galaxy S21 Ultraは光学3倍と光学10倍の2つの望遠カメラが搭載されていますが、どちらもサポートされています。

「Expert RAW」の対象端末は、One UI 4.0へアップデート済みのGalaxy S21 Ultraのみとなっています。(※執筆時、日本地域に設定したGalaxy Storeでのリリースは確認されていません。ただし、Galaxy S21 Ultraユーザーの場合、こちらよりAPKファイルをダウンロードすることができます。)

「Expert RAW」は純正アプリのプロモード同様の撮影が望遠カメラでも利用できるようになった他、元の画像の画質をまったく損なわない可逆圧縮を行う方式のJPEG-LS (Lossless JPEG/ロスレスJPEG)や16bitリニアRAW形式の保存にも対応します。

さらに、「Expert RAW」のビューアから写真を開き、下部に表示されるLightroomアイコンをタップすると、撮影した写真をすぐにLightroomで編集することができます。

Lightroom ClassicのカメラプロファイルとしてGalaxy専用のExpert RAWプロファイルも用意されています。(※ Expert RAWプロファイルはこちらからダウンロードすることができます。Chromeブラウザの使用推奨。)

また、12月にリリース予定のAdobe LightRoom Classic 11.1以降より、 Expert RAWプロファイルは自動的にサポートされる予定とのことです。


上記のサンプル写真は、「Expert RAW」で撮影したRAW画像(DNGファイル)をAdobe LightRoomで編集したものです。

「Expert RAW」を利用できるのはOne UI 4.0へアップデート済みの「Galaxy S21 Ultra」の1機種のみとなりますが、当該端末をお持ちのユーザーにとっては待望の新機能と言えるでしょう。
現在点では、ベータ版となるため、いくつかの不具合が発生する可能性がありますが、Samsungはフィードバックを収集後すぐに安定版をリリースする予定としています。

Galaxy S21 Ultra以外のGalaxy端末への対応も期待したいですが、こちらについては言及されていません。

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