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OPPO、「格納式カメラ」を披露!大型センサー搭載でも筐体を薄く。防水、落下検知にも対応


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OPPOは毎年恒例の技術披露展「OPPO INNO DAY 2021」を開催し、6nmプロセスにて製造された独自イメージングNPU「MariSiliconX」を発表しましたが、同イベントでは事前に告知のあった「格納式カメラ」を搭載したスマートフォンも披露されました。

OPPOが披露した「格納式カメラ」を備えたスマートフォン(デモ機)は、センサーサイズ 1/1.56型、焦点距離50mm、F値 2.4のSONY製イメージセンサー「IMX 766」を搭載します。

「Xperia Pro-I」や「AQUOS R6」が搭載する1インチセンサーにこそ及ばないものの、IMX 766の1 /1.56インチセンサーは比較的大きなセンサーサイズとなります。
センサーサイズが大きくなるにつれて、スマートフォン本体が厚くなったり、背面カメラモジュールの厚みや存在感が増したりしますが、OPPOはカメラを格納することにより、デモ機の厚さを僅か8.26mmに抑えることを実現しました。

同社によると、格納式カメラの利点は筐体を薄くするだけでなく、様々な恩恵を享受できるとしています。

撮影時に格納式カメラを伸張することにより、レンズをイメージセンサーから遠ざけることができ、2倍光学ズーム(52mm相当の焦点距離)での撮影が可能となります。
つまり、一つのセンサーで二役を兼ねることができます。ちなみに、光学式手ぶれ補正(OIS)とオートフォーカス(AF)をサポートしています。


仕組みは異なりますが、SONYの「Xperia 1 III」も世界初の可変式望遠レンズを採用し、内部でレンズが動き焦点距離を切り替えることで望遠レンズが1つのレンズで焦点距離70mm相当と105mm相当の両方をサポートする機構となっています。

また、OPPOの格納式カメラは格納時にカメラの出っ張りはなくなり、カメラモジュールと同じ高さになります。

格納機構があると落下時の故障が懸念されますが、落下を検知した場合に僅か0.6秒で自動でカメラが格納されるようです。

以前、ディスプレイのフルスクリーンを実現すべく、ノッチやパンチホールではなく昇降式(ポップアップ)インカメラを搭載する機種がありましたが、昇降式の機構により防水には非対応となっていました。

しかし、OPPOが今回発表した格納式カメラは防水にも対応する模様です。

筐体の薄さを維持したままカメラ性能を向上させ、防水にも対応となるとスマートフォンのカメラにとって一種のブレークスルーとなるかもしれません。
ただし、OPPOの技術披露展「OPPO INNO DAY 2021」を同社の最新技術を披露するのが目的であり、格納式カメラを搭載したスマートフォンがすぐに発表される可能性は低いでしょう。

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