読売新聞が報じたところによると、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの携帯電話大手3社はキャリアメールを他社へ持ち運べるサービスを開始する方針で固めたようです。
これまでは、契約中のキャリアを解約すると、これまで使用していたキャリアメールが使用できなくなるため、これが他社への乗り換えを阻害する要因の1つとされていました。
そして、総務省がモバイル市場の公正な競争環境の整備に向けてキャリアメールの持ち運びを業界に要請したことにより、大手3社は遂に改善に向けて動くようです。
読売新聞によると、大手3社は月内にも有料でのサービス提供を開始予定としており、近くにそれぞれ個別にサービス概要が発表されるとのことです。また、料金はいずれも月額300円程度となる見込み。
キャリアメールの持ち運びが提供された場合、ユーザーは乗り換え前のキャリアメールを乗り換え先のキャリアでも引き続き利用できるようになります。
例えば、ドコモからauに乗り換えた際、auで「@docomo.ne.jp」のキャリアメールが使用できます。
大手3社の他に、楽天モバイルやahamoやpovoなどの大手3社のオンライン専用プラン、そしてMVNOなどの対応は未定ですが、こちらの対応の可否にも注目です。（※楽天モバイルや大手3社のオンライン専用プランは現時点では、キャリアメールの提供は行なっておりません。）
