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MediaTekが低価格スマホ向け5Gモデム、Dimensity 800を発表


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Dimensity 800

台湾に本社を構えるMediaTekは、アメリカ・ラスベガスにて開催中のCES 2020で5G対応のSoC、Dimensity 800を発表しました。
先日発表されたOPPO Reno 3に搭載している5G対応SoC、Dimensity 1000Lに引き続き、Dimensityシリーズでは3番目のSoCになります。
Dimensity 800は、 7nmプロセスで構成されており、 最大2GHzで動作するArm Cortex-A76を4つ、最大2GHzで動作するArm Cortex-A55を4つを組み合わせたものになっています。
前者のA76ではパワフルさを、後者のA55では電力効率を求めた、バランスの良い仕上がりになっています。

GPUについては、Mali-G77MC4が搭載されています。なお、このGPUは、同社のゲーミングテクノロジーである「HyperEngine」によりフラグシップレベルの性能を実現しているとのこと。

また、Dimensity 800ではカメラAI補正機能がより強化され、AIによるオートフォーカス、自動露出、自動ホワイトバランス、ノイズリダクション、高ダイナミックレンジ(AI HDR)、専用の顔検出装置の搭載など、様々な改善が施されています。

さらに、世界初のマルチフレーム( ズーム撮影、ワイド撮影を同時に行う)4K HDR撮影機能が新たに搭載されました。


スペックなどから、米QualcommのSoC、Snapdragon765シリーズのライバルモデルになりそうな Dimensity 800。
Reno 3(Dimensity 1000L)はReno 3 Pro(Snapdragon 765G)よりもAntutuスコアが高い」というように、着々とMediaTekが力を伸ばしていることがわかります。今後の製品にも期待ができますね。

なお最初のDimensity 800搭載スマートフォンは、2020年前半までに登場する予定です。


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