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Apple、韓国国内400ヶ所以上のLG直営店で8月よりiPhoneの販売を開始


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LG Bestshop

Appleは、LGとパートナーシップを締結し、8月より韓国国内に400カ所以上あるLG直営店 LGベストショップにてiPhone、iPad、Apple Watchの販売を行うことが明らかになりました。


AppleおよびLGの公式発表は未だありませんが、韓国メディアHeraldEconomic Dailyは、LGベストショップでiPhoneを販売する案は事実上確定しており計画通りに進められていると報じています。

この案は6月末より議論が重ねられており、韓国国内の流通協会からの反発もありましたが、LGはiPhoneの販売を行うことを最終的に決定したようです。なお、HeraldEconomic DailyによるとApple側からLGに提案を行ったとのことです。

LGはスマートフォン事業からの撤退を2021年4月に発表し、既に生産していた在庫を処理するために同年7月末まで同社製スマートフォンの販売を継続することを明らかにしておりましたが、8月で同社は完全にスマートフォン事業から撤退することとなります。(※ソフトウェアサポートは継続

つまり、8月以降は同社直営店LGベストショップのスマートフォン売り場が空くこととなります。このスペースにAppleの販売スタッフを配置し、iPhone、iPad、Apple Watch、その他アクセサリーの販売を行う模様です

ただし、LGベストショップではGenius BarなどのAppleのアフターサービスは提供されず販売のみが行われるとのこと。また、LGは「LG gram」と言ったノードパソコンの販売を行っているためAppleとの競合を避けるためにiMacやMacBookの取り扱いはありません。


LG側として、スマートフォン事業撤退で生じた空きスペースの活用および、同社ディスプレイ部門がiPhoneの有機EL(OLED)ディスプレイパネルを供給しており、Appleとの関係強化が狙いだと考えられます。(iPhone 12シリーズよりLG DisplayのOLEDパネルの供給数がSamsung Displayを上回っています。)

Apple側としては、韓国国内のオフライン販売店舗を増やし、LGユーザーにiPhoneへの乗り換えを促すことで、韓国Samsungや中国Xiaomiのシェア拡大を防ぎ、韓国市場でのiPhoneのシェア拡大が狙いだと考えられます。

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