皆さんもご存知の通り、「P40シリーズ」や「Mate30シリーズ」で有名なHUAWEIはアメリカによる禁輸措置によりGoogle Play StoreをはじめとするGoogle Mobile Service(以後GMS)に非対応なスマートフォンのみを発売するようになっています。
もちろん「P40シリーズ」や「Mate30」シリーズなどのGMS非対応の端末にも自力でGMSを導入することは不可能ではないです。しかし通知が正常に来なかったり、HUAWEIのアップデートを実行すると導入したGMSが使用不可になってしまったりとまだ不完全な方法となっています。(GMS導入方法[自己責任])
ところで、今回ご紹介する「HUAWEI P Smart 2020」はハードウェアのみを「Huawei P Smart 2019」(前作)よりアップデートし、ソフトウェアはそのままな1台となっています。
「新しいデザインを取り入れた古い端末」と言えるでしょう。「HUAWEI P Smart 2020」は、GMSを使用可能とのことです。
HUAWEIは今月、同様のパターンとして2018年に発売した「Honor 8X」を焼き直した「Honor 9X Lite」を正式発表しています。
モデル名や一部仕様は変わっていますが、モデルチェンジ版ということでGoogleとのライセンスが継続して認められています。
それでは「HUAWEI P Smart 2020」がリーク情報により詳細が明らかになりましたのでご紹介します。
HUAWEI P Smart 2020のリーク内容
それでは、本題のリーク内容に移ります。今回のリークは大きく分けて4点あります。
- ディスプレイ
- SoCの詳細,RAM/ROMの容量
- カメラ
- バッテリーやOS,通信関係
- 値段,色
水滴ノッチを備えた1080×2340ピクセルのFullHD+に対応したIPS液晶ディスプレイを搭載しています。アスペクト比は19.5:9となっています。
また、本体のリーク画像からもわかるように背面に指紋認証センサがあります。
2.SoCの詳細,RAM/ROMの容量
SoCはKrin710Fを搭載。
RAM/ROMは「HUAWEI P Smart 2019」(前作)が3GB/64GBであったのに比べ、「HUAWEI P Smart 2020」では4GB/128GBと増加しています。
また、追加ストレージ用のMicroSDスロットも搭載しています。
3.カメラ
背面カメラはf値2.0の13メガピクセルのメインレンズ、2メガピクセルの深度センサーのデュアルカメラを搭載しています。前面には8メガピクセルのシングルカメラを搭載しています。
4.バッテリーやOS
急速充電非対応の3400mAhバッテリーを搭載し、Android 9.0ベースのEMUI9.1とGMSはプリインストールされています。
デュアルSIM対応やWi-Fi 802.11ac、Bluetooth 4.2、NFC、3.5mmオーディオジャックなどの対応が確認されています。
5.値段,色
価格は200〜220ユーロと予想されています。(日本円で約24000円)
Aurora(青)、Green(緑)、Black(黒)の3色展開となっています。
発売時期についてのリークはまだありませんが、現地では来月にでも発売されるのではないかと言われているようです。
まとめ
今回の内容はまだリーク段階での話ですが、私の感想としてSoCは旧世代のKirin710、RAMは4GB、急速充電非対応、また値段も約2万円とHUAWEIらしからぬスペック、コスパの低さを少し残念に感じました。しかし、残念に感じると同時にこのタイミングでのGMS対応するHUAWEI端末のリークにはフラッグシップ機でもGMS対応するスマートフォンが登場してくるのではないかというある種の期待も感じました。
アメリカによる禁輸措置によってHUAWEIはGMSを使用できない端末のみを発売しています。皆さんの中にもGMSを使えず利便性が悪くなったHUAWEI端末の購入を見送った方もいるかと思います。
「HUAWEI P Smart 2020」がHUAWEI端末でGMSを使える突破口となり、今後GMSが使えるフラッグシップ機が登場して欲しいと思います。
皆さんがそれぞれ使いたいと思えるHUAWEI端末の登場を共に待ちましょう。