Samsung、Huawei、Oppoといった有力なスマホメーカーに続き、Honorから初めてのフォルダブルスマートフォンが間もなく登場するようです。
Honorは、同社初の折りたたみスマート「Honor Magic V」を1月10日12時30分(日本時間)より開催される新製品発表会にて発表することを正式にアナウンスしました。
Weiboでは、「Honor Magic V」のティーザー動画も公開されています 。
Samsung、Huawei、Oppoの各社が採用しているものと同様に外側にカバーディスプレイと内側にフォルダブルディスプレイを搭載した外開き式となることがティザームービーからわかります。
折り畳み部分のディスプレイ強度を考えるとやむを得ない事情もあるのでしょうが、初めてフォルダブルスマートフォンを商用化したRoyoleの「FlexPai」、Huaweiの「Huawei Mate X」以降、内開きスマートフォンが続かないのは少し寂しくもあります。
外側のカバーディスプレイは6.5インチでベゼルレスに近いディスプレイにパンチホール式のフロントカメラを採用しているようです。
メインとなる内側のフォルダブルディスプレイは8インチの大画面を持ち、SoCに「Snapdragon 8 Gen 1」を採用、トリプルカメラを搭載し、メインカメラは5000万画素になると見らえます。
また、バッテリー容量は4,500mAhで66Wの急速充電にも対応するという情報もあり、フラグシップモデルとしてのフォルダブルスマートフォンとなるようです。
性能面だけでなく、フォルダブルスマートフォンのキーパーツとなる折り畳み部分もティザームービーでは、隙間がないように見えます。
このティザームービーの折り畳み部分の映像を信じるならば、Oppoのように数多くの試作機を作った結果の積み上げかもしれませんが、既に商用モデルとして3代目モデルも発売済みのSamsungでも折り畳み部分に隙間を残している状況でここまで精度の高い折り畳み構造を初代モデルから実現しているのは驚きと言えます。
あるいは元親会社のHuaweiから「Huawei Mate X2」の開発メンバーが開発に参画するなど、Huaweiで得られた開発時の知見を取り入れることに成功しているのかもしれませんね。
そのため、「Honor Magic V」をSnapdragon 8 Gen 1を搭載する最初の折りたたみスマートフォンとなります。
日本国内での取り扱い予定については一切情報がない状態であり、現時点では難しいと推測されますが、日本国内のフォルダブルスマートフォン市場を盛り上げていくためにもOppoの「Find N」も含めてSamsung以外のフォルダブルスマートフォンが登場することが望まれますね。
1月10日に開催される新製品発表会は中国市場向けのものであるため、GMS(Google関連サービス)について言及されることはありませんが、同社はグローバル市場向けの製品ではGMSをサポートすることを明言しています。
そのため、GMSを搭載した「Honor Magic V」のグローバル展開は大いに期待できるしょう。