SONYは6月9日、新型完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」 を正式発表しました。
発売日は6月25日、価格は3万3000円前後になる見込み。
WF-1000XM4は、2019年に発売した 「WF-1000XM3」 の後継モデル。最新モデルでは前モデルから小型化かつ高音質化およびバッテリー持ちの改善が図られています。
「WF-1000XM4」 は前モデル 「WF-1000XM3」 と比較して10%の小型化を実現。これにより、耳への負担を軽減。一方、ケースも40%の小型化がされています。
小型化したのにも関わらずバッテリー持ちは向上していることが大きな特徴
「WF-1000XM4」の連続使用時間は最大8時間(ノイズキャンセリング機能をオフで最大12時間)、前モデルが最大6時間(ノイズキャンセリング機能をオフで最大8時間)だったので、大きくバッテリー持ちが向上しています。
小型化したケースは、本体を2回充電することが可能。つまり、8時間を3回で合計24時間の連続使用ができます。
また、急速充電に対応しており、5分の充電で60分の使用が可能。さらに、USB-Cケーブルの充電だけでなく、Qiワイヤレス充電にも対応しています。
さらに、IPX4等級の防水性能を備えており、雨の中で使用することも可能となりました。前モデルでは防水には非対応だったので嬉しい点です。
音質面では、SONYの独自技術「LDAC」に対応し、Bluetoothイヤホンでありながらハイレゾ音源で音楽を再生することが可能に。
(LDACは、最大990kbpsの転送に対応し、通常のBluetoothオーディオと比較して最大3倍のデータ量を伝送することができます。)
また、新開発の”Sony V1”チップを搭載し、より強化されたアクティブノイズキャンセリング機能に対応しています。前モデルと比較して、約40%のノイズを軽減するとのこと。
イヤーチップには、遮音性を高めるポリウレタン素材が採用されています。
一方、アンビエントサウンドモード(外音取り込み機能) にも対応しており、外の音をマイクで取り込むことも可能です。
WF-1000XM4は、ユーザーが会話をし始めたら、自動的に音楽を一時停止し、アンビエントサウンドを有効にすることも可能。同社はこの機能を「Speak-to-Chat」と説明しています。
音声通話に際しても、ビームフォーミング マイクと骨伝導センサーにより周囲のノイズを軽減し、ユーザーの声のみをクリアに拾うことが可能に。
操作面では、左イヤホンをタップでノイズキャンセリング機能とアンビエントサウンドモード(外音取り込み機能)を切り替えることが可能。右イヤホンのタップすると再生と一時停止、ダブルタップで次のトラック、トリプルタップで前のトラック
イヤホンを外したり付けると、自動的に音楽を一時停止、再生する赤外線センサーも搭載しています。
「WF-1000XM4」 のカラーはブラックとプラチナシルバーの2色、発売日は6月25日、価格は3万3000円前後になる見込み。